配信初日1位獲得!日本版「私の夫と結婚して」はリメイクじゃない?韓国版との違いを徹底比較

19時40分ドラマ
日本版・韓国版「私の夫と結婚して」Prime Videoで独占配信中

27日よりAmazon Prime Videoで世界配信が始まった、小芝風花×佐藤健W主演のドラマ「私の夫と結婚して」。配信開始からわずか1日で日本のTOP10で1位に輝いた。



一見、韓国版のリメイクに見えるが、実は日本オリジナルのアプローチで制作されたこの作品。その違いや見どころを、あらすじやキャラクター、演出などから徹底比較する(一部ネタバレあり)。


原作は同じも、制作背景は別ルート


「私の夫と結婚して」は、夫と親友の裏切りによって命を落とした女性が10年前にタイムリープし、復讐を誓うWEB小説が原作。

韓国版(パク・ミニョン&ナ・イヌ主演)では2024年、スタジオドラゴン制作・tvNで放送され、歴代月火ドラマ平均視聴率1位、NMEが選ぶ「2024年最高の韓国ドラマ」3位に選ばれるなど大ヒット。プライムビデオでもグローバルデイリーランキング1位を獲得した。

一方、日本版はCJ ENM Japanとスタジオドラゴンが共同企画、松竹撮影所が制作。。【制作発表会】ではソン・ザヨンプロデューサーが「日本版は韓国放送前に企画された」と語っており、単なるリメイクではなく、原作に基づいた別作品として描かれている。


第1・2話のあらすじ紹介(ネタバレ注意)


■第1話「二度目の2015年」
私の夫と結婚して© 2025. CJ ENM Japan / STUDIO DRAGON all rights reserved病気で入院中の美紗(小芝風花)は、親友・麗奈と夫・友也(横山裕)の不倫現場を目撃し、二人の手によって命まで奪われる。しかし目を覚ますとそこは10年前の2015年にタイムリープしていた。裏切った夫と親友に復讐を誓い、2度目の人生を歩み始める美紗。10年前に回帰した美紗は、二人への復讐を誓う。

物語は、入院中の美紗のもとを見舞う麗奈や、不倫現場を目撃したことで揉み合いになる美紗と友也、そしてキーパーソンとなる男・亘(佐藤健)との出会いの場面などが描かれる。
※韓国版⇒【第1話あらすじと見どころ】

■第2話「二人の初恋」
私の夫と結婚して© 2025. CJ ENM Japan / STUDIO DRAGON all rights reserved初恋の美紗を遠くから見守るだけだった亘。突然彼女と関わるようになる中で、胸の高鳴りを感じ始める。一方、美紗も亘と関わる中で「1度目の人生で起こったことは2度目も変えられない」という“運命のルール”が、「災難に遭う相手を変えることができる」と気づく。そして亘に背中を押されて、1度目の人生では悪夢のような出来事が起きた、同窓会へと向かう。同窓会で麗奈のいじめの本性が明かされ、美紗は自分の未来を変えるために麗奈と後に夫となる友也への復讐計画を立てる。

亘が美紗に傘を差し出す場面や、同窓会でのドキドキ・ハラハラするやり取り、友也が麗奈にカレーをぶちまけられる場面、学生時代の美紗と亘の眼鏡姿などが登場する。
※韓国版⇒【第2話あらすじと見どころ】



キャラクター設定の違い


韓国版の主人公カン・ジウォン(パク・ミニョン)は、内気で病弱。パク・ミニョンは役作りのため体重を37㎏まで落とし、感情を抑えた演技が話題に。

対して日本版の神戸美紗(小芝風花)は、明るさの裏に葛藤を抱える設定。外見の変化は控えめだが、繊細な心理描写でリアリティある成長を見せる。

男性主人公も異なる描かれ方をする。韓国版のジヒョク(ナ・イヌ)は当初は地味で無口。ジウォンのアドバイスでイメージチェンジする。日本版の亘(佐藤健)は、登場時からスマートで魅力的な存在として描かれている。


演出・ストーリー構成の違い


韓国版は16話構成でスピード感があり、緊迫感重視の演出が特徴。第5話でようやく初恋の設定が明かされる。

日本版は全10話。心理描写と感情の揺れを丁寧に追い、初週で初恋エピソードを提示。テンポは緩やかだが、共感度の高い演出が魅力。


脚色・文化的アレンジの工夫


象徴的な“赤いハイヒール”は両作に共通するが、殺害方法、兵役→留学、猫→亀、落書き紙幣→折り紙など、細部で文化に合ったアレンジが多数見られる。

日本版は復讐一辺倒の韓国版に比べ、悪役にも「寂しさ」や「承認欲求」などの動機を描き、より人間味あるドラマへと昇華している。


視聴体験の違いと見どころ


韓国版は悪役への怒りを爆発させる“スカッと系”。日本版は人間関係の機微に重きを置き、感情移入型のヒューマンドラマとして展開。

どちらもPrime Videoで視聴可能。比較しながら観ることで、同じ原作がどう違う作品へと進化したか、その過程を楽しめる。


まとめ:似て非なる2つの「夫婚」ドラマ


韓国版が直球の復讐劇なら、日本版は“もしも”の世界で再び人生を歩む人々の感情に寄り添った作品。それぞれの良さが光るからこそ、どちらも観て損はない。ぜひ見比べて楽しんでみてほしい。【「私の夫と結婚して」を2倍楽しむ】では韓国版の全話あらすじと見どころ、キャスト紹介、韓国での評判などをまとめている。

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