キム・ヨングァン、銃の次は麻薬─「ウンスのいい日」第2弾ティザーポスターでみせる二面性

08月01日10時03分ドラマ
画像出典:KBS DRAMA「은수 좋은 날」より

俳優キム・ヨングァンが、そのミステリアスな存在感で再び注目を集めている。

銃器をテーマにしたNetfilixシリーズ「トリガー」(트리거)で謎多き男を演じて話題となったキム・ヨングァンが、最新作「ウンスのいい日」(은수 좋은 날)でも二面性を持つキャラクターを披露する。SNSを通じて公開されたティザーポスターが話題になっている。台本リーディング動画も公開中だ。



「ウンスのいい日」は、家庭を守りたい主婦ウンスが偶然入手した麻薬入りバッグをめぐり、二重人格の教師イ・ギョンが絡む危険な共謀を描くヒューマン犯罪スリラー。

本作でキム・ヨングァンが演じるのは、昼は中学校で女子生徒から人気を集める優秀な美術講師イ・ギョン、夜はクラブのMDとして裏社会で暗躍するもうひとつの顔を持つ男だ。

物語は、カン・ウンス(イ・ヨンエ)と共に偶然手に入れた麻薬入りバッグをめぐり、危険な“共同経営”へと巻き込まれていくサスペンスとなっている。

公開されたティザーポスターには、暖かな日差しが差し込む空間のイーゼルの前に座るキム・ヨングァンの清潔感ある姿が映されている。だが彼の視線はキャンバスではなく、無造作に置かれたボストンバッグを見つめ、不思議な緊張感を醸し出している。穏やかな表情と対照的な鋭い目つきは、キャンバスの向こうに隠されたイ・ギョンの本当の顔への興味を一層高める。

「世の中で良いことだけして金持ちになる人もいるの?」という意味深長な問いは、イ・ギョンが直面した厳しい現実と複雑な内面をそのまま表している。

今や韓国ドラマ界で「謎めいた男」を体現する俳優の一人となったキム・ヨングァンは、「トリガー」に続き、「ウンスのいい日」でも観る者の予想を裏切る繊細な演技を見せる。制作陣によれば、「美術講師としての穏やかな顔と、ミステリアスな視線が交錯するティザーポスターは、彼の二面性を象徴的に表現している」とのこと。劇中では自分を偽りながら善悪の間で揺れる姿が、物語に大きな緊張感を与える。

キム・ヨングァン自身も、台本リーディング時に「キャラクターそれぞれが欲望を抱え、予想のつかない展開が続く」と新作への期待を語っている。また、主演のイ・ヨンエやパク・ヨンウといった演技派が集結し、心理戦やサスペンス要素に彩られた作品となりそうだ。

なお、キム・ヨングァンのKBSドラマ出演は、「こんにちは?私だよ!」以来4年ぶり。主演のイ・ヨンエは「招待」以来26年ぶりの出演となる。

演出はディテール職人と認められたソン・ヒョヌク監督。脚本は密度が高く、リアルで繊細な執筆力を誇るのチョン・ヨンシン作家。

「ウンスのいい日」は9月20日よりKBS 2TVで放送予定。日本での放送、配信の予定は8月1日現在まだない。銃器犯罪の闇を描いた「トリガー」とは異なり、今作では麻薬犯罪の世界へと舞台を変え、キム・ヨングァンの新たなる“ミステリアスな男”像に注目が集まっている。

[은수 좋은 날] | KBS 방송(台本リーディング動画)

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