テレ東「朝鮮心医ユ・セプン」第15話~第18話:虐待に苦しむ少年ソクチョルを救え!涙と覚悟の救出劇

テレビ東京にて地上波初放送中の韓国時代劇「朝鮮心医ユ・セプン」(原題:조선 정신과 의사 유세풍)は、心の病を治す“精神科医”が活躍するヒューマン医療ドラマ。予告動画はYouTubeで公開。
2025年8月2日(土)より放送される第15話~第18話では、虐待を受ける庶子・ソクチョルを巡る感動的なエピソードが展開される。医術に励むセプンや、ケス医院の仲間たちの熱意と信念が、ひとりの少年の運命を変えていく――。(※以下、ネタバレを含みます)
心を癒す“新しい医師”の物語
「朝鮮心医ユ・セプン」は、2022年に韓国tvNで放送されたヒューマンドラマ。今回、テレビ東京ではシーズン1(全12話)とシーズン2(全10話)のシリーズ全話22話を全62話に編集して放送する。今回紹介する第15話~第18話はオリジナル全22話版の5話の後半から6話の中盤まで。⇒【第12話(S1最終回)ネタバレ】、【第22話(S2最終回)ネタバレ】
この回では、ウネのセプンへの想いも膨らむ。また徹夜で医書を読んだり、鍼治療のために手を血だらけにして肉に鍼を打ったりと、医術に向けても励む。その一方で、マンボクを通してセプンが神鍼と呼ばれた名医だと聞く。
また、可愛そうな庶子(側室が産んだ子)ソクチョルを通じて、チャングンとジハンの胸が温まる出会いと、チャングムがオコゲのおやつに執着する理由も明かになる。
キャスト
ユ・セプン役/本名ユ・セヨプ:キム・ミンジェソ・ウヌ役:キム・ヒャンギ
ケ・ジハン役:キム・サンギョン
マンボク役:アン・チャンファン
ばあちゃん役:チョン・グクヒャン
ナメさん役:ヨン・ボラ
イップン役:キム・スアン
チャングン役:ハン・チャンミン
ほか
原題:조선 정신과 의사 유세풍(朝鮮精神科医ユ・セプン)
■第15話
意識が戻ったソクチョルは水を欲し、その様子からセプン(セヨプ)は脱水症を疑う。セプンはチャングン一緒にソクチョルをチョ大監の屋敷に送り届けるが、大監が正室の息子たちを「ソクチョルより劣っている」と激怒して硯を投げつける異様な光景を目にする。一方、ナム宅は市場で、チュ大監の奥方が近頃ケチになったという噂を聞きつける。その夜にソクチョルが裸足のままケス医院にやって来る。喉が渇いたとうわごとのように訴え、何も聞こえないという。側室がやって来て、チュ大監と奥方が虐待していると匂わせる。
ウネは御史シヌを訪ねてソクチョルを助けてほしいと話す。同じような境遇だったシヌはウネのおかげで左議政チョ・テハクの養子になれたが、ウネの父はシヌのウヘへの恋情に気づきながらも、卑しい家で出だという理由で、ウネを急いで他家へ嫁がせた。
一方、チャングンは自分と同じような年齢で虐待の痕のあるソクチョルに親切にしてやるが、ソクチョルはチャングンが差し出す塩を見て怯える。
ソクチョルの現状を探るために、ウネはお茶会で内情を探り、セプンはソクチョルを送っていく。治療を終えて帰ろうとしたセプンは、ソクチョルが正室の息子たちに殴られているのを目撃する。連れ帰ろうとするが、どうせ行くところもないとソクチョルは屋敷にとどまる。
■第16話
刺鍼ができないセプンは、自分の代わりにウヌにやってもらおうと、鍼筒を託す。その時、養父である左議政からセプンを殺せと命じられていたシヌが忍び寄り、嫉妬をたぎらせる。翌日、ウヌはセプンが見守るそばでチョ大監の奥方に刺鍼をする。セプンは奥方を脈診をして深い悩みがあると見抜く。どうやら占いに凝って巫女頼りの大監や、側室に苦しめられているようだ。
この日も、正室の息子たちは大監から、庶子より出来が悪いと罰を受けていた。そしてその腹いせでソクチョルをイジメる。セプンはこのままあの屋敷にソクチョルを置いておくと、危険だと考え、何とかケス医院に引き取れないかと考える。
その頃、ジハンは漢陽にいた。古くからの知人にある頼みをしていた。話の中で、ユ・フミョンの死を知る。そして息子のセヨプが先王に施術して死なせ、官位はく奪されたという話を聞く。
■第17話
ユセプたちが大監の屋敷を訪ねた夜、ソクチョルが死んだという知らせが入る。そんな中、奥方が側室を妬み、ソクチョルを呪ったとして閉じ込められてしまう。ソクチョルが病気になったのもそのせいだと泣きながら訴える側室。セプンとウネが屋敷に駆け付ける。漢陽から戻ったジハンも後を追う。ソクチョルの息はなかったが、微弱な脈を感じたセプンは、ウネに鍼を打つよう指示する。震えるウネをセプンが励まし、指示してついにセプンは息を吹き返す。ソクチョルは「誰にも言わないから、助けてください」と訴え、セプンが与える水をがぶ飲みする。
騒ぎを聞きつけた大監がやって来て、治療費を渡して問題が起きたので帰れと、ジハンたちに命じる。その時、セプンは大監の脈診などをして、火の気の大監の相克する者がいるので、護符など無意味だと諭す。全てに悩みはそこから来ている。このままでは大監は中風になるとまで言いのける。あきれるジハンをも丸め込み、水の気のソクチョルを連れて行くと告げて、ソクチョルを連れ出すことに成功する。
■第18話
ソクチョルの体調不良は塩のせいだと見抜いたセプンは、ケス医院の仲間たちとソクチョルを助けるための対策会議を開く。誰がソクチョルに大量の塩を飲ませたか?屋敷の全員が怪しい。ナメ宅が、市場で聞いた「2年前から奥様がケチになった」という噂を伝える。そこにジハンが戻って来て、他家の事情に口を挟むなとセプンに注意する。しかしチャングンたちに「冷たい」と責められ完璧な計画を持って来いと告げる。ソクチョルのことを誰よりも心配するのはチャングンだった。けちん坊のジハンが大枚叩いてろくでなしの父親からソクチョルを買い取り育てたのだった。ソクチョルも僕のように助けてくださいと、ハートを送る。
その後、セプンはウヌと練った「ナメ宅が占いの名人」に仕立てる計画をジハンに話す。そして、チョ大監の屋敷に忍び込んだケス医院の面々は、ついにソクチョルに害を与えていた犯人がソクチョルの実母である側室だと突き止める。
我が子に毎夜大量の塩を飲ませて病にし、それを奥様のせいにして、正室の座を奪おうとしたのだ。セプンに犯行を見破られた側室は、小刀を手にセプンの元に駆け寄った。その時、セプンの前にウネが立ちはだかりセプンを守った。
しかし、小刀はウネが腰につけていた鍼筒に守られていた。セプンはウネを抱きしめた。セプンは仕上げに入った。ソクチョルをあの家から完全に助け出すために、ナム宅がもうひと仕事。屋敷には男が多すぎて大監の運気を妨げる。男たちを漢陽に送れとお告げを与えた。
ジハンは漢陽に行ったのは、医師になりたいというソクチョルの願いをかなえるために、旧知の医師にソクチョルのことを頼んでいたのだった。
奥様は、母である翁主から土地を下賜され、息子たちを連れて家を出た。セプンはソクチョルは「もっと早く助けてやれなくてすまなかった」と謝り、漢陽に行ってセプンのような名医になると約束する。
奥様や異母兄たちもソクチョルに謝り、ともに漢陽へ旅立った。
◇テレ東「朝鮮心医ユ・セプン」ページ
2025年6月14日スタート 土・日6:00~6:30
◇YouTube「朝鮮心医ユ・セプン」予告動画
【作品詳細】【「朝鮮心医ユ・セプン」を2倍楽しむ】
