「能面検事」竹財輝之助に殴られても“能面”な上川隆也【第5話ネタバレと第6話予告】

「能面検事」(テレ東、金曜21時)8月8日、第5話が放送された。贈収賄事件、文書改ざんを追った不破(上川隆也)が遭遇した2つの遺体。それは贈収賄にからむ安田啓輔(少路勇介)と文書改ざんに関わる高峰仁誠(竹財輝之助)が若き日にどうしても隠したかった事件だった。8月15日、第6話が放送される。前田拓海(大西流星・なにわ男子)が爆破事件に巻き込まれる。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「能面検事」とは
ドラマ「能面検事」“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里による小説「能面検事」を映像化した。大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度はなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする痛快なリーガルミステリーだ。その第5話が8月8日に放送された。
■第5話ネタバレあらすじ
岸和田市の贈収賄事件は、高峰仁誠(竹財輝之助)による文書改ざん疑惑により複雑化する。さらに荻山学園建設予定地の有力候補だった寺井町に何かあると踏んだ不破俊太郎(上川隆也)が、惣領美晴(吉谷彩子)と当該物件を調べたところ、20代男女の他殺体を見られる白骨死体を発見された。東京高裁の検察官・折伏崇(宮川一朗太)は、近畿財務局の調整官・安田啓輔(少路勇介)が殺害し、死体を隠したと見ていた。高峰も事情を知っているに違いないと考えた折伏は、一連の捜査を引き取ろうとする。折伏は安田と高峰が絡んでいるものを大阪に調べさせるわけにいかないといい、事情聴取は自分がやるといい、不破には遺体の身元を特定するようにいう。次席検事の岬恭平(宇梶剛士)や榊宗春(寺脇康文)は不破のやり方を応援する。
身元の特定に奔走する不破と惣領。遺体の身元が判明した。安田と高峰が学生時代によく言っていた定食やで働いていた小春(祷キララ)と小春をストーカーのように追い回していた田久保仁和(菅原けん)だ。小春は胸に刺し傷の痕があり、田久保は後頭部を殴打されたことが死因だ。
文書改ざんが再び起きてしまったことが許せない気持ちの前田拓海(大西流星)に、改ざんされる前の文書を見つけることが事件を解決することだと仁科睦美(観月ありさ)は言う。そして、シュレッダーされた紙片の山から文書を作り出した。そして、不破に託す。
安田と高峰しか知りえない真実を追及するべく、不破は前代未聞の方法で真実を明らかにしようとする。それは、高峰と安田を一緒に聴取することだった。二人は口を割る。阪神淡路大震災を経験した3人は、当時、生きるのに必死で、3人でいいバランスをとっていた。小春を田久保がつけ回していることを知ると、安田と高峰は仕事の帰りには必ず送ってゆくようにしていた。しかし、田久保は定食屋に“向かう”時に小春を襲ったのだ。廃屋となっていた病院で小春を刺し、さらに襲ったのだ。安田と高峰が現場に駆けつけると虫の息の小春がどうしてもこのことを黙っていて欲しいと頼み込む。小春には中学生の妹・実花がいて、殺人犯の妹としたくないと懇願した。そして、小春は息を引き取った。安田と高峰は二人の遺体を遺棄して、事件をなかったものとすることにした。そして、実花にはできるだけのことをしようとして、金を送り続けたのだ。
不破はここまでのことを聞き出すと、実花(谷村美月)のもとへ向かった。そして、冷静に、田久保を殺したのが実花ではないかという。凶器に実花の指紋があったことと、さされて瀕死の小春が“後頭部”から田久保を殴打することは不可能だと考えたのだ。実花は犯罪を認め泣き出した。
高峰は自分と安田が全てをかけて守ってきた秘密をあっさりと暴いた不破に怒っていた。不破に「情はないのか?」と詰め寄る。「情に流された結果がこれだ」と不破がいうと、高峰は怒りのあまり、不破を殴りつけた。驚く惣領だったが、不破はそんな惣領を制して、高峰に事情聴取を続けた。
不破は実花の殺人については不起訴とした。惣領は“未成年だったこと、正当防衛だと思われること”から不起訴にしたのでは?と考えるが、岬は事件を一回表に出すことで、実花の肩の荷が下りると不破が考えたのだろうという。
2体の遺体が見付かった事件の真犯人が意外!
不破(上川隆也)が現場から見つけた遺体は、高峰(竹財輝之助)と安田(少路勇介)が学生時代に通っていた定食屋で働いていた小春(祷キララ)と、小春にストーカー行為をしていた田久保という学生のものだった。小春が正当防衛で殺し、それを隠すために、高峰と安田で遺体を遺棄したのかと思われたが、真犯人は姉を守ろうとした実花(谷村美月)だった。不破(上川隆也)の過去が判明
若かりし日の不破は今のように冷静沈着な“能面”ではなく、感情を表に出してしまうタイプの検事だった。しかし、20年前、そのことが裏目にでて、詐欺を重ねてきた犯人にうまいように使われ、犯人が知りたい捜査情報をばらしてしまう。そのせいで、女性が一人殺されてしまった。それ以降、不破は能面のように感情を表に出さなくなった。15日放送の第6話からは3話連続の展開
第6話では、駅前で起きた通り魔殺人事件を調べている大阪地検に爆弾付きの郵便物が送られる。そして爆発は発生し、前田拓海(大西流星)が意識不明の重体に陥ってしまう。大阪地検に対する宣戦布告に不破はどう立ち向かってゆくのか?第6話・第7話・第8話(最終回)のゲストキャストを一挙解禁
第6話・第7話・第8話の軸となるのは、府内のとある駅前で起きた通り魔殺人事件と、そして大阪地検に届いた郵便物爆発事件だ。やがてロスト・ルサンチマンなる人物の登場で、二つの事件は思わぬ繋がりを見せ始めることとなる。その3話にゲスト出演する俳優陣が解禁となった。鶴田真由、安井順平、結木滉星、飛永翼(ラバーガール)、夙川アトム、石井萌々果、山崎樹範、長谷川朝晴だ。久しぶりに上川隆也と共演を楽しんだ鶴田真由は「私の役は通り魔殺人事件に巻き込まれ殺害された女性の母親の役になります。被害者家族が持つ苦しみや悲しみ、そして理不尽な思いを、芝居を通じて少しでも皆様に感じて頂けたらと思い撮影に臨みました」とコメントしている。■第6話あらすじ
15年前から引きこもり状態にあった笹清政市(安井順平)が、大阪の駅前広場で通行人を次々と刃物で襲い、7人が殺害される無差別殺人事件が発生した。大阪地検には、笹清への厳罰を望む声が届く一方、「ロスジェネ世代の代弁者だ」と擁護する多数の投書が寄せられた。それらの整理をしていた前田拓海(大西流星)が、ある郵便物を開けた瞬間、突然爆発し、前田は重傷を負い、意識不明に陥ってしまう。
その後、“ロスト・ルサンチマン”と名乗る人物から犯行声明文が放送局に届く。大阪府警はこの人物が爆弾犯で、「堂島中央駅・通り魔事件」と「地検爆破事件」が密接にリンクした一連のテロ事件の可能性があるとし、捜査に着手する。
榊宗春(寺脇康文)は不破俊太郎(上川隆也)を呼び出し、二つの事件の捜査を担当するよう指示。「地検の威信をかけて爆破事件の犯人を暴いて欲しい」と怒りを滲ませる。不破もまた「私に拒む権利はありません」と承諾。しかし不破の聴取に対し、笹清は時折不可解な言動や振る舞いを見せ、惣領美晴(吉谷彩子)は、心神喪失を演じているのではないかと疑念を抱く。そんな中“ロスト・ルサンチマン”と思しき人物による、新たな犯行声明文がSNSで見つかり…。
テレ東 2025年7月11日スタート。毎週金曜日21時放送「能面検事」。出演:上川隆也、吉谷彩子、大西流星(なにわ男子)、観月ありさ、寺脇康文、宇梶剛士、竹財輝之助、松尾諭、 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@tx_drama9」。
◇テレ東「能面検事」番組公式サイト
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