「19番目のカルテ」総合診療科は、患者・浜野謙太を支える妻・倉科カナにも目を向ける【第4話ネタバレと第5話予告】

08月10日23時13分ドラマ
©TBS

8月10日に「19番目のカルテ」(TBS、日曜21時)の第4話が放送された。総合診療医・徳重(松本潤)は患者だけではなく、患者をささえる妻にも注目した。第5話は8月17日に放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「19番目のカルテ」とは
2025年7月から放送されるTBS日曜劇場「19番目のカルテ」は、「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」などの作画を手掛ける富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)の原作を、「コウノドリ」シリーズの坪田文が脚本を書き、松本潤がキャリア30年目で初めて医師役に挑戦する、新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメントドラマだ。その第4話が8月10日に放送された。

■第4話ネタバレあらすじ

健康診断で糖尿病が発覚した安城耕太(浜野謙太)は、妻・早智(倉科カナ)に付き添われて内科に通院中だ。半年が経っても、耕太の検査結果は一向に良くならない。しかも、当の本人である耕太はどこかひと事のようで、治療に消極的だ。イライラが募る早智は、主治医の鹿山(清水尋也)が悪いと病院にクレームを入れる。

一方、面倒ごとが大嫌いな鹿山は安城夫婦の診察を総合診療科に丸投げすることにした。しかし、依頼を受けた徳重(松本潤)は、予想だにしないことを言い出す。それは夫を鹿山が、妻を滝野みずき(小芝風花)が担当するという。

互いに診療にあたる。みずきがみている早智は怒りを隠さない。どうして“患者でもない自分が診療されなくてはいけないのだ”と。

一方、妻の早智がいない耕太はなんだか気楽菜感じだった。鹿山もみずきも担当を降りたいと思っているところに、徳重がやってくる。もっと広い視野を持つ必要性をといた。みずきも鹿山も患者からもっと以前の話まで聞く。

そして、鹿山とみずきが話をして結論を得る。耕太は常に早智に感謝している。早智は耕太がどうにかよくなって欲しいを思っている。ただ、耕太は仕事の関係でお昼に早智が持たしてくれた弁当を食べる事が出来ないときがある。みずきは弁当を捨てている耕太の話を聞いて激高するが、よく話をきくと耕太の父親も糖尿病だった。自分も父親と同じように妻に迷惑をかけるかと思うとそのストレスが高まっていった。実は薬が効かない理由の一つはストレスだった。ストレスと抱えている耕太に思っていることを話させるのに成功すると、どうやた数値が改善してゆく。

そんな中、看板医師でもある茶屋坂心(ファーストサマーウイカ)をもちあげるような話が、東郷陸郎(池田成志)からあがってきた。

第4話のキーパーソン、鹿山を演じる清水尋也のコメント

総合診療科に移った滝野みずき(小芝風花)と同期の鹿山(清水尋也)が第4話のキーパーソンとなった。総合診療科に理解がないのは他の医師と同じだった。そんな鹿山がみずきと一緒に夫婦を診療することで総合診療科への理解を深める。演じる清水尋也は「前半の1話~3話でちょっと“なんだこいつ”って思われていた鹿山の、人間的な側面が見えてくる回かなと。ひねくれているように見える部分もあるけど、鹿山なりに、ちゃんと患者さんの命を助けたいっていう気持ちに向き合っているんですよね。その中で、仕事として折り合いをどうつけるのか葛藤しているところで、徳重先生の患者さんや仕事への向き合い方に触れて、変化していく。それが患者とのエピソードともリンクしているので、そういう部分が皆さんに伝わればいいなと思います」と事前にはなしていた。

17日に放送される第5話はファーストサマーウイカに注目が集まる

卓越したオペ技術と華麗な経歴を持つ看板医師でもある茶屋坂心(ファーストサマーウイカ)だが、その心の底にあるどす黒い思いを総合診療科が白日のもとにさらしてゆく。そうして、秘密を暴露しながら、心の“心”も救ってゆく。そこに反発を持っているような心が患者の心を暴かせる。もちろん、それだけではすまないが、心はどんな風に患者の心を開くのか?4

原作者・富士屋カツヒトが映像化への思いを発表

ドラマ化の話を聞いた時に「素直にうれしかった」と思ったと話す。そして撮影現場を見て情報量の多さに感動したという。「僕が描く人間ドラマが中心となる漫画では、特に背景を大事にしているんです。背景って、その人物の“らしさ”を出すための情報や、キャラクターのバックグラウンドを表現できる場所。ですが、漫画だと毎回同じ背景を描く必要がありますし、作画コストもかかってしまうので、少ない線で“それっぽく”見せる場合もあります。一方で実写は、単純に情報量が多くて、技術的な小物の存在感も強い。さまざまな方の判断やセンスが詰まっていて、「これはもうプロの仕事だな」と感じました。そういう背景の作り方に感動を覚えて、感想が湧き出てきます」と話している。原作者のコメント全文は番組公式サイトに掲載されている。

■第5話あらすじ

心臓血管外科の茶屋坂心(ファーストサマーウイカ)は、卓越したオペ技術と華麗な経歴を持つ魚虎総合病院の看板医師だが、素顔はベールに包まれており、プライベートについては誰も何も知らないミステリアスな人物だ。

茶屋坂は、病院の変化の中心にいる徳重(松本潤)のとある過去を知ったことから、まるで獲物を狩るかのように興味と追求を徳重に向けていく──。

そんな中、茶屋坂の母・愛(朝加真由美)が、重篤な状態で魚虎総合病院に救急搬送される。それを機に茶屋坂の心身に異変が起きて……?

TBS 2025年7月13日スタート。毎週日曜日21時放送「19番目のカルテ」。出演:松本潤、小芝風花、新田真剣佑、木村佳乃、田中泯、清水尋也、岡崎体育、池谷のぶえ、本多力、松井遥南、ファーストサマーウイカ、津田寛治、生瀬勝久、池田成志 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@19karte_tbs」。

TBS「19番目のカルテ」番組公式サイト

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