BSフジ「大王世宗(テワンセジョン)」第71話~第75話:北方征伐と文字の必要性

BSフジで放送の「大王世宗」、明日8月14日(木)からは、世宗が北方征伐を勧め、世子は反対する。さらにはある人物の登場で世宗が文字の必要性を痛感する第71話~第75話のあらすじと見どころを紹介、本作はTVerにて配信される。
世宗(セジョン)は朝鮮王朝第4代の国王であり、現在の韓国でも紙幣や銅像にその姿が描かれるほど尊敬を集める存在だ。本作では、父・太宗との緊張関係、王位継承、そして王としての試練と信念の歩みを、史実に基づきながら丁寧に描いている。全話のネタバレあらすじや時代背景などは【「大王世宗」を2倍楽しむ】でまとめている。今回紹介する詳しいあらすじと見どころは【71話-75話詳細】で。
■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか
■第71話
1433 年(世宗15 年)。北方征伐の準備を進めていく中、チョ・マルセンが職務に復帰。北方征伐の準備を無理に進める世宗。そんななか、世子の師匠であるシン・ジャンが過労死する。世子は世宗に、多くの犠牲を払ってまでの北方征伐は即中断するよう訴えるが、世宗の意思は変わらない。そんな時、世宗の体調が悪化し北方征伐が中断となる。温泉治療に出かけるため世子が政務を担当することになる。その知らせを聞いた女真族は攻撃を企てるが…。マルセンが復帰し、これにキム・ジョンソが随行し、その政治手腕を学ぶことに。ジョンソンが目をぱちくりする初回の任務をお楽しみに。

■第72話
女真族の兵站施設に対する戦闘は、朝鮮が新武器を活用して圧勝を収める。チェ・マルリは朝鮮の女真族攻撃に対する了承を得るために、明に向かう。世宗から直接激励された1万5千の兵士たちは7部隊に分かれて女真族に攻撃をはじめる。敵兵の死者220余名、捕虜236名。朝鮮側は死者4名のみ。見事な作戦勝利を収め領土を北へと拡大していく。そんな中、世宗は、内侍衛の秘密謀報組織のひとりを明の東廠(とうしょう)に送り込む。世宗15年(1433年)に、朝鮮初の女真族征伐のこの戦いを「婆潴江=パジョガンの戦い」という。翌年、世宗が東廠に送り込んだスパイとはいったい誰なのか
■第73話
明の皇帝は健康状態の悪化により、翰林学士ファン・チャンを皇太子(後の英宗)の後見に指名。ファンを脅威に感じたワン・ジンは、彼の殺害と朝鮮の新武器の技術を盗み出すため策略をめぐらせる。それを知った世宗は来朝したファン学士を保護。親明派の学士チョン・チャンソンらはチェ・マルリに明への新武器の情報流出を持ちかける。世宗は新武器の情報流出を防ぐために、息子たちに情報を暗記させているが、これは「根の深い木」を視聴された方には懐かしい演出だろう。
■第74話
明の使者に銃筒謄録(新武器の内容を記した本)を渡そうとしたチェ・マルリ。本の内容は白紙だったが、世宗はチェ・マルリに対し厳しい人事を行う。平和を願う世子は世宗に反発。幼き日の世宗のように申聞鼓を叩き、新武器開発は諦め内治に務めるよう訴える。世宗と世子の微妙な父子関係に胸を痛めた昭憲王后は、「父も良き王になろうと努力している」と言い、「それより今は、世子妃に心を開くべきだ」と世子を諭す。マルリが師の職を解かれたことに反発する世子は申聞鼓を叩くが、そういえば第2話では世宗も先代王の太宗に反発して申聞鼓を叩いたことがあった。
■第75話
お忍びの視察に出かけた世宗は、1人の奴婢チョンドゥンに刃を突きつけられる。主人殺しの罪を着せられたチョンドゥンは世宗に汚名を晴らしてくれるよう頼む。彼は字が読めないために無実の罪を着せられていた。これを知った世宗は文字の必要性を知り、チョンドゥンの無実を証明するために奔走する。一方、世子夫婦の問題はかなり深刻。世子妃を二度も廃位するわけにいかないと悩む昭憲王后に、尚膳オム・ジャチとハン尚宮は驚くべき対策を提案する。チョンドゥンを演じたのは「太陽を抱く月」でヒョンソンを演じたチョン・ウンピョだ。世宗に民の読める文字の必要性を知らせる重要な役どころを担当。いよいよハングルの登場か!!
◇BSフジ「大王世宗」HP
2025年5月7日スタート 月~金10:00~11:00
◇Youtube予告動画
