「放送局占拠」怒涛の展開、“伊吹”加藤清史郎が般若となった過去を暴露 第6話ネタバレ第7話予告

10時10分ドラマ
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8月16日に放送された日本テレビ土曜ドラマ「放送局占拠」(毎週土曜、21時)第6話で武蔵が自らの闇を暴露。“伊吹”加藤清史郎が般若になった背景が明かされた。そして8月23日放送の第7話では暴走する伊吹が“大和”菊池風磨(timelesz)を監禁、さらに“輪入道”の正体が明らかに。予告動画は番組サイトで公開中。



「放送占拠」とは
櫻井翔が刑事・武蔵三郎を演じる“占拠シリーズ”は2023年の「大病院占拠」、2024年「新空港占拠」と続編が制作され、今作「放送占拠」で3作目となる。占拠シリーズといえば、武装集団が巨大施設を占拠するタイムリミットバトルサスペンス。第3弾の「放送占拠」では巨大放送局を舞台に、「妖(あやかし)」と名乗る武装集団と武蔵三郎たちが対峙する。500名の人質をとり、「東京都知事選挙」に向けた特番を占拠した彼らと武蔵の“最悪な1日”がやってくる。⇒【全話あらすじと見どころ】

第6話ネタバレ

正体を明かした伊吹は、武蔵に自分自身の闇を突き止めろと要求。「すべての手がかりは与えました。2時間以内に、あなたの闇を突き止め、私が般若になった理由を明らかにしてください」。間に合わなければ、毒ガスによって人質の誰かが死ぬ。心当たりを探る武蔵は、5年前に起こった『鎌鼬(かまいたち)事件』を調べ始める。

そして“のっぺらぼう”のアジトへ辿り着いた武蔵と天草(曽田陵介)は、残されたパソコンのファイルから『鎌鼬事件』の真相を知る。愕然とする武蔵だが、突如として天草が銃口を向ける。それは、東京都知事・大芝三四郎(真山章志)を殺害した装置から武蔵の指紋が見つかり、屋代(高橋克典)から天草だけに武蔵を確保するよう指示が飛んでいたのだ。なんとか天草を縛りつけ、放送にこぎついた三郎は、そこで『鎌鼬事件』の真相を語り出した。

武蔵の義弟・伊吹が武装集団「妖」のリーダー・般若になったのは、恋人だった神津風花の無念を晴らすためだった。5年前に起こった事件で、報道記者・安室と白石純恋殺害の罪を着せられ、自ら命を絶った風花。しかし真実は、安室を殺害した“のっぺらぼう”菖蒲(北村優衣)と地内(谷川正一朗)が安室を殺害し運んでいるところを、偶然にも白石と神津に見られ、口封じのために白石を殺し、薬で錯乱状態にした神津にその罪を着せた。そして、何も疑わず神津を現行犯逮捕したのが武蔵だったのだ。

さらに、始末屋に安室を殺害するよう指示したのは、警視庁の人間だと明かした三郎。さらに菖蒲のファイルに残っていた音声ファイルを開くと、「困ったことになった。記者を1人死なせてしまった」と始末依頼をする声が。その声の主は、警備部長の屋代だった。本庄(瀧内公美)は屋代の身柄を確保するよう指示。すぐに屋代は確保された。

かたや、毒ガスの恐怖におびえる6人の人質たちに用意された防護マスクは5つ。このままでは、誰か1人が確実に犠牲に。5つしかない防護マスクを巡って、人質たちの命懸けの奪い合いが始まるが、毒ガスはフェイクだと思った式根(山口大地)はマスクを譲ることに。しかし、武蔵の闇が暴かれても風船にガスが入り続け、ガスは本当に毒ガスだと気づいた式根は真鍋(宮部のぞみ)からマスクを奪う。

「番組が盛り上がるのはこれからですよ」と微笑む伊吹が合図を送ると、天井からマスクが落ちてくる。間一髪で人質全員がマスクをつけると同時に風船が破裂。中には本当に毒ガスが仕込まれていた。そして天狗とがしゃどくろがお面を外すと、2人は安室の弟・安室駆流(芝大輔/モグライダー)と妹・流華(瞳水ひまり)。さらに駆流は神奈川拘置所に勤めており、青鬼・大和耕一を脱走させた張本人だった。

妖たちは青鬼の仲間と思われたが、伊吹が“スペシャルゲスト”を呼びこみ、画面が変わると、そこには冷却されていく部屋に閉じ込められた大和の姿が映し出されていた。

■ラスト1分、怒涛の展開

第6話では、『鎌鼬事件』を軸に、伊吹が般若になったいきさつが語られ、そこに武蔵が大きく関与していることが明かされた。大和が見つけた“鬼”の遺伝子を持つ伊吹、そして大和に賛同した“妖”のメンバー。さらに、『鎌鼬事件』を引き起こした報道記者・安室の死を隠蔽しようとした屋代の闇も暴かれ、物語が進むにつれ、隠されていた真実がさらに謎を呼ぶ展開を迎えた。

さらに、ラスト1分では伊吹が仲間であるはずの大和を冷凍室のような場所で監禁する予想外の展開を見せた。さらに予告で未だ正体の輪入道の面が外れることが明かされ、ネットでは輪入道が誰か考察が白熱。手首にしているブレスレットからバスジャック事件の犯人で登場した原西孝幸か、確保された屋代役の高橋克典ではないかと話題を呼んだ。息もつかせぬ“どんでん返し”からのスピード感ある展開に、来週も気の抜けないタイムリミットバトルに期待したい。



■第6話あらすじ

大和が凍死するまで90分・・・。武蔵は伊吹が般若になった理由を突き止めたが、暴走を始めた伊吹は、仲間だった大和を冷凍庫に監禁し、武蔵は大和を救い出すため動き出す。一方、屋代を取り調べるため、指揮官の本庄は指揮を武蔵に移すと全捜査員に告げる。一方、テレビ局では伊吹たちが“真の目的”のために動き始める中、裕子が伊吹の姉であることを知った人質たちは、裕子にメスを突きつけ妖に解放を迫る。



日本テレビ2025年7月12日からスタート。毎週土曜日21時放送「放送局占拠」脚本:福田哲平、出演:櫻井翔、比嘉愛未、加藤清史郎、曽田陵介、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、齊藤なぎさ、山口大地、真山章志、亀田佳明、北代高士、吉田芽吹、宮部のぞみ、吉田帆乃華、瀧内公美、ソニン、髙橋克典、片岡礼子、福澤朗、戸次重幸、菊池風磨(timelesz)ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@dbs_ntv」。

日本テレビ「放送局占拠」番組公式サイト

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