BSフジ「大王世宗(テワンセジョン)」第76話~第80話:危険な文字創作と悲しい測雨器

BSフジで放送の「大王世宗」はいよいよ終盤に入り。明日8月21日(木)からは、世宗が本格的に文字創作作業に乗り出し、測雨器の発明に成功する。第76話~第80話のあらすじと見どころを紹介、本作はTVerにて配信される。
世宗(セジョン)は朝鮮王朝第4代の国王であり、現在の韓国でも紙幣や銅像にその姿が描かれるほど尊敬を集める存在だ。本作では、父・太宗との緊張関係、王位継承、そして王としての試練と信念の歩みを、史実に基づきながら丁寧に描いている。全話のネタバレあらすじや時代背景などは【「大王世宗」を2倍楽しむ】でまとめている。今回紹介する詳しいあらすじと見どころは【76話-80話詳細】で。
■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか
■第76話
1435 年(世宗17 年)。チャン・ヨンシルが開発した書体・甲寅字(カビンジャ)である書物が印刷される。音韻書を印刷し集賢殿に配付した世宗は、法典を吏頭に翻訳して民に配ると言い出す。しかしチェ・マルリは法を悪用する者が出ると猛反対し、ファン・ヒは朝鮮の文字を作るという世宗に不安を覚える。ファン・ヒは文字創製には重臣たちの支援を得られないと諫言するが…。無心になろうと鍛冶作業に没頭する世子に注目。彼の抱える悩みは?また、もう一人鬱々する人物が…大酒を飲んでひっくり返ったユン・フェだ。大好きな世宗から酒を杯3杯と制限されてしまった。彼はなぜあれほど大酒を飲むのか?

■第77話
世子妃は世宗に自らの不貞を告白し、廃妃を求める。そんな妻を憐れみ、自らの王材を疑う世子は、自分を廃位し世子妃は病を患ったとして都を離れさせて欲しいと願い出る。一方、シン・スクチュが集賢殿に登用される。チェ・マルリは、語学に堪能なスクチュの大抜擢に、世宗が文字を作ろうとしているのではないかと考える。世子妃は自らの過ちを世宗に告白し、廃位を申し出る。問題の女官は宮中を抜け出し、チェ・マルリの家に駆け込んでいた。
シン・スクチュの出仕に関しては、義祖父のためともう一つ理由がある。ファン・ヒが迎えに来るシーンをお見逃しなく。
■第78話
チェ・マルリは、文字創作することが明を刺激し野蛮国に落ちると訴え、世子に代理聴政を辞退するよう勧めるが、その意志はないと世子に告げられる。一方、世子の妃の不祥事が宮中に知れ渡り、世子は窮地に立たされる。世子は抗議の座り込みをする儒学生らと賭けをし、それに勝って世子の座を守りきる。民の言葉を採録するためにお忍びで町へ出かけた世宗は、有能な儒学生と出会い、文字創製へまた一歩近づく。一方で世宗を長年にわたり支え続けてきたユン・フェが死去。世宗は深い悲しみに沈む。世子妃が宮殿を去る日。すれ違った世子が一言言葉をかける。胸に沁みる素敵な場面をお見落としなく。
■第79話
1441年。世宗は文字の研究に没頭している。また、朝鮮独自の暦を開発すべき研究も続いていた。だが、独自の暦を作ることは、宗主国明への反逆行為であるとして、技術を漏洩した罪で学者ファン・チャンは拷問を受け、明の皇帝はチャン・ヨンシルを捕らえるよう命令を出す。一方、世子は水害から民を救うための三段筒による測雨器の発明に成功する。測雨器についてだが、チャン・ヨンシルが考案したと記された書物もあるようだが、世宗の言葉が綴られた「世宗実録」144年4月29日条には、「世子が日照りを心配して考案した」とある。当時、ソウルに黄色い雨が降るという噂があったようで、ひょっとすると劇中、世子がヒントを得た“子供の尿”は、この黄色い雨を連想させるためかも?
■第80話
明は朝鮮が簡儀台を製作したことを察知、急遽視察を派遣する。天文機器と観測記録の隠蔽に王宮は大騒ぎになる。世宗は秘密の部屋の全ての資料を津寛寺(チングァンサ)へと移動させる。この移動に一役買ったのは昭憲王后。世宗は、昭憲王后や妃嬪に外出させ、その輿に資料を隠して運ばせようと計画するが…。一時は険悪だった世宗と昭憲王后の仲だが、今ではすっかり元のように仲睦まじくなっている。今回妻が見せる内助の功をお楽しみに。
◇BSフジ「大王世宗」HP
2025年5月7日スタート 月~金10:00~11:00
◇Youtube予告動画
