「大追跡」教師・マギーの死の瞬間を捕えた防カメ映像を相葉雅紀と大森南朋が意地で発見【第7話ネタバレと第8話予告】

「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレ朝、水曜21時)8月20日、第7話が放送された。伊垣(大森南朋)と青柳遥(松下奈緒)の娘・美里(今濱夕輝乃)の学校の生活指導の教師(マギー)が海堀真矢(深水元基)がリーダーの半グレ集団に殺された。8月27日、第8話が放送される。最終章に突入する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」とは
テレビ朝日でこの夏から始まり、シリーズ化が期待される「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」は、初動捜査で犯人の足取りを追うための防犯カメラ映像の収集や分析、スマートフォン、パソコンの解析、犯人像のプロファイリングなどを担う《現代捜査のキーマン》とも言うべき最先端のプロフェッショナル集団、捜査支援分析センター(Sousa Sien Bunseki Center)を舞台にした刑事ドラマだ。その第7話が8月20日に放送された。
■第7話ネタバレあらすじ
伊垣(大森南朋)と青柳遥(松下奈緒)のスマホに、同時に遺体発見の一報が入る。伊垣が娘の美里(今濱夕輝乃)との面会の日だったが、事件現場に向かう。事件現場はなんと美里が通う中学校だ。遺体の身元はこの学校の数学教師であり、生活指導の町沢圭一(マギー)だった。町沢は繁華街をパトロールし、生徒たちが非行に走らないように見張っている熱血教師だった。スマホには補導された生徒の連絡先が1000件以上登録されていた。防犯カメラ映像を確認したところ、町沢はプールに隣接する雑居ビルの上層階から転落し、プールに落下した模様。案の定、ビルのフロアや非常階段から血痕、そして町沢のものと見られるスマホが見つかり、SSBCで解析を始める。町沢の死因は溺死だったが、飛び降りたのか、落とされたのかで、自殺なのか、殺人なのかがわかる。しかし、現場には防犯カメラはなかった。
町沢のスマホに番号が登録されていた美里に事情を聞こうとするも、捜査と私情が激しく入り混じる伊垣と遙を名波凛太郎(相葉雅紀)は必死にたしなめつつ、美里に経緯を聞く。その後の捜査で、町沢には違法薬物の横流しをしていたという証言まで飛び出した。美里も一度、注意されたこともあり、町沢に対して“嫌悪”の感情ばかりをもっていた。人が死んだのだからとたしなめる遙や伊垣の意見に耳を傾けない。
その矢先、名波が確認していた渋谷の防犯カメラ映像に町沢の姿を発見された。町沢が入っていった怪しげな店を訪れた伊垣と名波は、そこで騒ぐ半グレ集団と遭遇する。その集団のリーダー格である海堀真矢(深水元基)とその手下たちに対して、町沢が土下座をしていたことが判明した。
美里が入っている鍵アカでのSNSで、町沢が土下座させられていたのは、矢野先輩のせいではないかと話題になっていた。矢野は去年学校を卒業している人物だ。伊垣と名波が尋ねると、矢野は素直に話をする。遙が取り調べると、海堀たちの半グレに入ってしまったことを認め、町沢がそれを知り、なんとか抜けるように言ってきた。無視していたら、店までやってきて海堀たちに土下座してくれた。殴られた町沢はさらに矢野を訪ねて、「自分の生徒がだめになってゆくのをみたくない」と言ってくれた。
その後、町沢は亡くなった。そして海堀から電話があり、自分たちが殺したと話し、グループを抜けることを許さないと脅してきた。
位置情報から海堀たちを一網打尽にすることに成功したが、海堀は認めない。海堀だけはその日、スマホの位置情報を切っていた。海堀を追い詰める手段がなくなったが、その日が学校近くで花火大会があったことを見つけた名波たちが花火見物客がSNSにアップした花火の映像から、海堀と手下の二人が町沢が落下したビルにいて、町沢が落ちた後笑っている映像を見つけ出した。海堀は町沢が自分のグループから矢野を抜けさせたことが我慢できなかったのだと白状した。
伊垣(大森南朋)、名波(相葉雅紀)たちは執念で動画を探し出した
教師(マギー)を殺したのは半グレ集団だとほぼ特定できたが、決定的な証拠がないためリーダーの海堀(深水元基)は認めない。手を尽くしても無理かと思われた時、当日が花火大会だったことに気がつき、観客たちがSNSにアップしている映像から無事に証拠を見つけ出すことができた。娘・美里(今濱夕輝乃)に嫌われたくない伊垣(大森南朋)
生活指導の先生が死んだというのに、不謹慎な態度をとる娘に厳しく接した伊垣だが、そのことで娘に嫌われてしまうことを恐れて落ち込んでしまう。同じように怒った遙は“通常モード"だったことに対して、父親の弱さも見せた回となった。27日に放送される第8話で明かされる久世(佐藤浩市)の過去
名波の伯父である久世俊介は元警察官だ。第7話のラストで、いつもの店で名波と話している時に、久世が組織対策課にいたときになにか事件が起きたような話をしていた。第8話では久世に関係ある元警察官が銃で撃たれるのだが、それによって久世の過去が判明し、SSBCを作った経緯もわかってゆく。注目される遠藤憲一の「はうっ」
遠藤憲一演じる八重樫が各シーンで発する「はうっ」が注目されている。通常よく使う言葉ではないため、遠藤憲一は家で何回も練習して毎話臨んでいるという。27日に放送される第8話でもその「はうっ」がどこで聞けるかに注目したい。名波(相葉雅紀)の伯父・現職の内閣官房長官の久世俊介を演じる佐藤浩市のコメント
作品については「SSBCの捜査自体はそこまで派手ではないが、ドラマの流れもよく、捜査の核の部分含めエモーショナル部分が伝わっていると思います」と話し、遠藤憲一、光石研といった“盟友”との共演を楽しんでいるという。「みんな20代の頃から知っている俳優であり、60代半ばになってこのように現場で会えるのが“この仕事”の妙。これが成立するのが“もの創りの現場”のいいところなので、今回出演している若手の皆さまにもこういうことを経験してほしいなと思います」と語り、そして「ものづくりの現場の良さがここにあるので、若手の皆さんにもぜひこうした経験をしてほしい」と若手にエールを送った。■第8話あらすじ
夜の路地裏で突如銃声が響き、男性が腹部を撃たれた。臨場した伊垣修二(大森南朋)は男性が元警察官で伊垣の先輩の加茂雄作(螢雪次朗)だと知り驚いた。加茂が撃たれた銃は、警察官が使用するものと同じ38口径。事件当夜、現場付近の警察官が挙動不審な人物を見かけ声をかけるも、逃走されてしまっていた。
木沢理(伊藤淳史)が五反田駅の防犯カメラに映る逃げた男を発見する。青柳遥(松下奈緒)は五反田から乗車可能な電車の駅を全てチェックするようSSBCに命じる。
一方伊垣は、北区に住む加茂がなぜ五反田にいたのか、そもそもなぜ拳銃を持っているような人物と関わりがあったのか、その理由が気になっていた。
その矢先、搬送された病院で生死の境をさまよう加茂のもとを久世俊介内閣官房長官(佐藤浩市)が見舞いに訪れる。
やがて、加茂を撃った拳銃が22年前のホームレス射殺事件で使用されたものと同じものであることが判明。しかもその拳銃は当時の現職警官から奪われたもので、なんとその警官は加茂だったのだ。
事件解決のために八重樫(遠藤憲一)は久世に話しを聞く。久世の口から語られたのは、加茂との知られざる関係、そしてSSBCを創設するに至った経緯だった。
テレビ朝日 2025年7月9日スタート。毎週水曜日21時放送「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」。出演:大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒、光石研、遠藤憲一、佐藤浩市、伊藤淳史、髙木雄也(Hey! Say! JUMP)、足立梨花、丸山礼、野村康太 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@daitsuiseki2507」。
◇テレビ朝日「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」番組公式サイト
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