「最後の鑑定人」藤木直人が見つけた真犯人は容疑者・濱田龍臣の弟だった【第7話ネタバレと第8話予告】

「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)8月20日に第7話が放送された。元恋人を殺したとして裁判にかけられた北尾洋介(濱田龍臣)のDNA鑑定を覆した土門(藤木直人)が見つけた真犯人は洋介とDNA的に一致する洋介の弟だった。8月27日に第8話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その第7話が8月20日に放送された。
■第7話ネタバレあらすじ
河川敷で横手紘奈(葉月ひとみ)という女性の遺体が発見された。紘奈の元恋人・北尾洋介(濱田龍臣)は一貫して容疑を否認するが、被害者の唾液から検出されたDNAが洋介のものと一致しており、検察官の川原(吉田ウーロン太)は都丸(中沢元紀)と三浦(阿部亮平)に送検を急かす。洋介の弁護を担当する相田直樹(迫田孝也)は土門誠(藤木直人)のもとを訪れ、DNA鑑定のみを証拠とする検察の姿勢に憤りながらも事件の詳細を語り始める。土門は検察側が証拠としているDNA鑑定書に目を通すと、検察が提出した資料には、2種類のうち片方の鑑定資料と補足資料が抜かれていて、検察側にとって都合の悪い部分は意図的に切り捨てた痕跡があった。土門は検察の横暴に「科学への冒涜だ」と怒りを見せ、鑑定依頼を引き受けることにした。検察が切り捨てたのはSTR法だった。STR法では被害者のDNAも入っているため個人の特定ができなかった。そして検察が採用したY-STR法は男性のDNAだけを検証する方法だが、これが洋介と一致したのだ。
土門は都丸と共に事件現場付近を訪れると、野鳥観察のために定点カメラを設置している男性と出会う。そのカメラは毎晩同じ画角で撮影しているといい、事件当日の映像も記録されているという。早速映像を確認すると、フードをかぶって顔の見えない男が、紘奈に近づく場面が記録されていた。土門は映像を借りて男の歩容解析(歩き方の分析)を行い、洋介とフード男の歩き方を比較していく。結果、映像に映った男性と洋介の歩容解析は一致しなかった。
相田はその朗報を知らせに洋介の元に向かう。しかし、急に洋介は自分がやったと言い出した。弁護士は弁護人の要望に沿うことしかできないため、情状酌量を求めるしかなくなる。弟の憲幸がいじめられたり、嫌がらせが多いことを憂う父親は最初はその方向でというが、母親は“息子を信じる”といって、なんとかしてほしいと相田に頼む。
土門は再度、唾液の鑑定をするしかないというが、裁判所は再鑑定の申請を却下していた。困ったが、都丸は自分がなんとかするという。鍵を盗んで所轄の倉庫から取り出そうとしたが、三浦がやってくれた。
土門が再鑑定をしている時、憲幸が自殺未遂を図ったことを知る。幸い、命に別状はなかった。土門の再鑑定とともに、尾藤宏香(松雪泰子)は唾液の成分を調べた。STR法での鑑定はできなかったが、成文に歯科医療に使われる“レジン”が入っていて、被害者も洋介も歯の治療はやっていないため、第三者の可能性が高まった。しかし、検察が使用するY-STR法の鑑定は崩せていない。
裁判当日、最初に土門が証言をする。歩容解析、唾液中のレジンにより洋介以外の第三者の可能性を訴える。しかし、案の定検察はY-STR法を持ち出す。最終弁論で相田が土門に「Y-STR法での例外は?」と質問すると、Y染色体での検査となるため、父親なら一致するという。しかし、洋介の父とは歩容解析が不一致だというと、洋介は大声で“止めてくれ"と言い出した。真犯人は弟の憲幸だったのだ。防犯カメラの映像を見たときから、洋介は犯人が憲幸だと気がついていた。そのために弟をかばったのだ。
憲幸は兄の恋人をわかっていながら、紘奈を好きになってしまった。思いを伝えると、紘奈は洋介と別れた。どうしても忘れられず、犯行が起きた日、紘奈のアパートに行ってしまった。強引にキスをした後、逃げ出した紘奈が大きな声を出したので、殺してしまったという。自分が犯人なのに兄が逮捕されるとそのままにしてしまったといい、家族の縁を切って欲しいと相田に伝言を頼む。そこで相田は洋介を連れて行った。洋介は家族だから守るんだという。相田は紘奈の命を絶ったことは覆すことができないといい、わび続けるしかないと諭した。

第7話放送日の8月20日は白石麻衣の誕生日であり、高倉柊子(白石麻衣)のバースデー
第7話の放送は土門誠(藤木直人)と尾藤宏香(松雪泰子)が、鑑定所の研究員・高倉柊子(白石麻衣)のバースデーサプライズを計画するシーンからスタートする。8月20日が柊子の誕生日という設定なのだが、柊子を演じている白石麻衣の本当の誕生日でもある。「誕生日とドラマ放送日が重なるのは、なかなかない貴重なことですごくうれしいです。撮影中は高倉の誕生日を祝ってもらっているのに、白石としても祝っていただいている感覚で不思議だけどありがたい気持ちにもなっちゃって(笑)。かわいいベリー系のケーキを用意していただいて、藤木さん、松雪さんと一緒のシーンだったのでみんなで食べて楽しい思い出にもなりました」とコメントしている。息子・洋介(濱田龍臣)の無実を信じた両親に辛い真実
洋介の無実を証明してほしいと相田(迫田孝也)に頼み込んだが、結果的にそれで判明したのは殺人を犯したのは洋介ではなかったが、弟の憲幸だったという辛すぎる事実だった。今週は歩容解析ウィーク
テレビ朝日で水曜21時から放送している「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」と、「最後の鑑定人」に共通点が多いことが話題となっているが、今週はどちらの番組でも歩容解析が事件の真実を探る手段となった。27日放送の第8話には竹財輝之助、白石美帆がゲスト出演
第8話で土門が鑑定するのは、遺言書の筆跡だ。藤澤薫子(白石美帆)、西脇康文(竹財輝之助)の父が亡くなり莫大な遺産について、2通の遺言書で全く別のことが書かれている。兄妹での遺産争いに土門は科学でどう対応するのか?■第8話あらすじ
高倉柊子(白石麻衣)は、研究員として土門誠(藤木直人)の力になろうとDNA鑑定の練習に励んでいた。しかしミスを連発し、土門からも厳しい言葉をかけられ落ち込んでしまい、実家に戻ることも考える。そんな中、相田直樹(迫田孝也)が藤澤薫子(白石美帆)、西脇康文(竹財輝之助)と共に土門鑑定所にやってくる。薫子・康文兄妹の父で『西脇化研』の社長・西脇清蔵(高桑満)が亡くなり、顧問弁護士をしていた相田は清蔵の遺言書を確認した。しかし遺言書は2通存在し、1通は薫子、もう1通は康文へ全株式を移譲するとあった。真逆のことが書かれていたため、相田は遺言書の真偽を鑑定してほしいと土門に依頼する。
土門は筆跡鑑定と写真修復にとりかかる。便箋も気になる高倉は、土門に筆圧痕の鑑定も提案するが「遺言書の筆跡鑑定には不要」と一蹴されてしまう。
数日後、遺言書はどちらも本物という鑑定結果が出た。2通の遺言書は無効となり遺産は兄妹で均等に分け合うことになるため、薫子と康文は険悪ムードになる。そんな兄妹の前に清蔵の娘だと名乗る春日由紀(松岡里英)が現れ、状況はさらに複雑になり…。
フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。
◇フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト
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