Netflix「エマ」イ・ハニが80年代芸能界のジャンヌ・ダルクに【第5話第6話(最終回)ネタバレ】

14時49分ドラマ
Netflixシリーズ「エマ」Netflixにて独占配信中。

8月22日に配信が開始されたNetflixシリーズ「エマ」第5話第6話(最終回)では、女優が搾取されることに憤りを覚えたヒラン(イ・ハニ)が大きな反撃に出る姿が描かれた。こちらではそのあらすじと見どころを紹介する。【16歳以上(16+)】

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「エマ」は、1980年代を舞台に映画『愛馬夫人』の誕生の過程で、華やかなスポットライトに隠された暗い現実に勇敢に立ち向かうトップスターのヒランと、新人俳優のジュエの物語。【「エマ」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、キャスト徹底紹介、制作発表会などをまとめている。

■キャスト⇒【どこよりも詳しい!俳優・役柄を画像付きで紹介】
トップスター/チョン・ヒラン役:イ・ハニ
新進女優/シン・ジュエ役:パン・ヒョリン
映画制作会社社長/ク・ジュンホ役:チン・ソンギュ
新人監督/クァク・イヌ役:チョ・ヒョンチョル
 ほか

■第5話あらすじ
エマ5Netflixシリーズ「エマ」Netflixにて独占配信中。
ヒラン(イ・ハニ)との乱闘騒ぎの末、警察署に拘留される事になったク社長(チン・ソンギュ)。ヒランはその隙に彼の家に忍び込み、契約署を破棄しようとする。その時見つけた秘密帳簿に記されたジュエ(パン・ヒョリン)の名前を見たヒランは、更にク社長に怒った。

帰宅したク社長に見つかるも、証拠を持って逃げようとするヒラン。ク社長はそんな彼女に容赦なく取り押さえる。証拠を奪われた挙句、燃やされてしまったヒラン。金になる自身を手放す気はない、と笑うク社長にこみ上げた殺意と共に放った銃弾は、彼の腕に当たる。

編集が終わった映画を見たク社長は、難癖を付け再編集を要求。クァク監督(チョ・ヒョンチョル)は納得出来ないと異議を唱えるも、ク社長は意見を押し通し、映画を別物にしてしまう。

映画を変えたク社長への憎しみを募らせるヒランは、気分転換のため乗馬に向かう。そこで友人と喧嘩をして落ち込んだジュエと会った。彼女をある場所に連れて行ったヒランは、自身達の映画のフィルムを見せる。その頃、クァク監督はフィルムが盗まれたとの報告を受けた。

映画を壊された屈辱をジュエに語るヒラン。これを聞いたジュエは自身を救ってくれたヒランも救われて欲しい、と、笑顔でマッチをヒランに差し出す。そこに駆けつけたクァク監督の映画への思いを聞いたヒランは思いとどまり、フィルムを返す。

1982年、初の深夜映画として公開されたジュエとヒランの映画”愛麻夫人”は大ヒット。ジュエの人気もうなぎ上りとなる中、世間にはク社長の愛人だった新人女優ミナ(イ・ソイ)の訃報が流れる。上層部に差し出された末、薬物中毒で亡くなった真実は闇に葬られていた。

ミナと面識があったヒランは彼女の葬式に向かう。そこで会ったジュエに、今度は何を失うのか怯えながら過ごしていた、とポツリと零す。その後、1人で帰路に着いたヒランは声を押し殺し、涙を流す。

ク社長に会い、ミナはあんたが殺した、と言い放つヒラン。それでも彼は一切反省の色を見せない。そんなク社長にヒランは、一緒に地獄に行こう、と笑いかけた。


■第5話見どころ
立場が上の人間に搾取されるヒランたち女性や、クァク監督達の苦しみが描かれた今回。視聴者からは「70~80年代の韓国政府は本当に酷かった・・・」、「過去の芸能人達の苦労を思うと本当に胸が苦しい」などと、権力を振りかざす人間の横暴さへの怒りや、夢を追う純粋な人々がとことん搾取されることへの嘆きが聞かれている。
その一方で、80年代の社会・政治的問題がメインとなってきた展開に「テーマがどんどん重くなってきて着かれてしまった」、「ちょっと期待していたものと違う・・・」という意見も聞かれるなど、視聴者の間で賛否が分かれているようだ。

■第6話(最終回)あらすじ
エマ6Netflixシリーズ「エマ」Netflixにて独占配信中。
以前、ジュエに紹介されたヤン記者(イ・ホンネ)を訪ねたヒランは、これまで秘めてきたことを記した書類を手渡す。その頃、ク社長はヒランの暴露を警戒し、彼女に見張りをつける。更には確定していたヒランの最優秀助演女優賞を撤回するよう手を回す。

自身に執着するイ記者の取材を受けることになったジュエ。彼からの度を超したセクハラに耐えかねたジュエは、反撃に出る。かねてより察していたイ記者の弱点と共に急所を攻撃した彼女は、倒れた彼を残して去った。

ジュエを恨んだイ記者は、授賞式前日に彼女を陥れる記事をばらまく。夜の世界でバックダンサーをしていた過去を誇張して暴露された彼女。これを逆手に取り、バックダンサー時代の衣装を纏い、馬に乗って授賞式に現れたジュエに、人々は熱狂する。

ク社長のシナリオ通り、最優秀助演女優賞を逃したヒラン。これを事前に予想していた彼女はこの日のために練っていた計画を実行に移す。クォン監督の協力の元、壇上に上がったヒランは、ク社長による女優の搾取・権力者への上納を自らの口で暴露した。

ヤン記者が暴露内容が記されたビラを撒く頃、ヒランはク社長の追っ手から逃げる。そんな彼女にはマネージャーを始めとする多くの人が手を貸した。しかし、逃走用の車に乗り込む後一歩のところで彼女は捉えられてしまう。

窮地に陥ったヒランの前に、馬に乗ったジュエが現れる。ヒラン乗せたジュエは馬を走らせ、颯爽と会場を後にする中、捕まってしまったマネージャーとヤン記者は拷問を受けていた。

マネージャー達、そして女優達の未来を救うべく上層部の元に向かうヒラン。彼女が取引を行う中、世間にはヒラン失踪、ク社長の悪事が告げられる。この時、ジュエは別れる直前にヒランが残した「負けないで」という言葉と、温かく強い抱擁を思い出す。

時は流れ1983年。人気が衰える事を知らないジュエは日本進出を果たす。この姿をヒランはテレビを介して見守っていた。そんな彼女にジュエは「同じリングの上にいる」というメッセージを送る。これを聞いたヒランは美しく、そして優しく微笑んだ。

■第6話(最終回)見どころ
ヒランの暴露シーンに手に汗握った6話!自分の全てを捨ててでも女優の未来を守るべく行動した彼女に大きく胸を打たれた。また、危機的状況に陥ったヒランをジュエが救いにやってくるシーンも6話の大きな見どころとなっており、「ジュエがヒランを助けに来たとき思わず拍手しちゃった!」、「クァク監督が描きたかったエマ夫人がここで見られるとは!」と視聴者からも好評の声が多く聞かれている。
賛否が分かれた当作だったが、海外圏の視聴者からは「女性を愛する人ならば、この作品も愛するだろう」などと比較的好評の声が多く聞かれ、「もっとこのような作品が出て欲しい」との要望も見られた。

“自由への疾走”に涙…イ・ハニ主演、Netflixドラマ「エマ」配信中―1980年代韓国映画界と女性の強さを描く

2025年8月22日より「エマ」は、Netflixで一挙独占配信中だ。

애마 | 공식 티저 예고편 | 넷플릭스

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