北村匠海×林裕太×綾野剛出演の映画『愚か者の身分』、第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出

12時00分映画
(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会

人間ドラマを巧みに描くことに定評のある永田琴監督が、主演に北村匠海、共演に綾野剛、林裕太の豪華実力派キャストを迎え、愛を知らずに育った3人の若者たちの青春と、闇ビジネスから抜け出す3日間を描く逃亡サスペンス映画『愚か者の身分』が9月17日(水)〜9月26日(金)に韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出された。『愚か者の身分』はTHE SEVEN/ショウゲートの配給で、10月24日(金) 全国公開される。



『愚か者の身分』は、第二回大藪春彦新人賞受賞作、西尾潤の「愚か者の身分」(徳間文庫)を、Netflixドラマ「今際の国のアリス」シリーズ、「幽☆遊☆白書」(23)などの話題作を手掛けるグローバルコンテンツを創造するプロデューサー集団 THE SEVENが初の劇場作品として映画化した作品となる。

岩井俊二監督の元で長年助監督として活躍し、人間ドラマを巧みに描くことに定評のある永田琴監督が、主演に北村匠海、共演に綾野剛、林裕太の豪華実力派キャストを迎え、貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい抜け出せなくなった3人の若者たちの運命と友との絆を描く。彼らの“3日間”の出来事を、3人それぞれの視点が交差するトリック感のある展開でエンターテインメントに仕上げながら、若者たちの貧困・世界に侵食される日本・闇ビジネスの深淵など、今多くの人が感じている共感できる社会的テーマも織り込まれている。

愚か者の身分_1(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会この度、9月17日(水)〜9月26日(金)に韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出された。この部門は、これまでの非コンペ型から変換し今年から新設された部門で、世界三大映画祭と謳われる<カンヌ、ベルリン、ベネチア>と同様にコンペ形式へと歴史的な転換を迎えると発表された、釜山国際映画祭の”メインコンペティション部門”だ。「複雑な心理劇であり、若者たちの成長物語であり、暴力が現実の奥深くまで浸透した現代大都市を冷静に映し出す自画像」と評価されての選出となった。1996年に創設され、世界中の映画人から愛されるアジア最大級の映画祭のひとつとして、アジア映画のさらなる飛躍を後押し、大きな期待と注目を集めるこの部門で、本作はアジア各国から選ばれた14作品の精鋭作とともに、最優秀作品賞を含めた5つの釜山アワードを巡って競うことになる。

愚か者の身分_2(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会永田監督は「この映画祭の土俵に上がることは、監督として目標であり夢でした」と本映画祭への思いと共に、「このご縁と幸運に心から感謝いたします」と喜びのメッセージを添えた。

主演の北村匠海は「青春も悲劇も痛さも愛おしさも全て平等に詰まっている映画」と本作を紹介し、「日本の片隅でひっそりと生きていて、誰からも目を向けられず、それでも「俺たちは確かにここに居るぞ」と小石を投げながら叫ぶ彼らの思いを是非観ていただきたい」と、ワールドプレミア上映への熱い思いを寄せた。

■あらすじ
愚か者の身分_3(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、戸籍売買を日々行うタクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)。彼らは劣悪な環境で育ち、気が付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもする二人は、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野剛)の手を借り、マモルと共にこの世界から抜け出そうとするが…

■作品概要
出演:北村匠海、林裕太、山下美月、矢本悠馬、木南晴夏、綾野剛ほか
プロデューサー:森井輝
監督:永田琴
脚本:向井康介
原作:西尾 潤「愚か者の身分」(徳間文庫)
主題歌:tuki.「人生讃歌」
製作:映画「愚か者の身分」製作委員会 
製作幹事:THE SEVEN
配給:THE SEVEN/ショウゲート

『愚か者の身分』公式サイト