「最後の鑑定人」藤木直人のDNA鑑定で白石美帆、竹財輝之助は残酷な事実を知る【第8話ネタバレと第9話予告】

10時27分ドラマ
©フジテレビ

「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)8月27日に第8話が放送された。莫大な財産を兄(竹財輝之助)、妹(白石美帆)のどちらが継ぐのかを土門(藤木直人)が鑑定すると、遺産を残した父と兄妹が親子でないことまで判明してしまった。9月3日に第9話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その第8話が8月27日に放送された。

■第8話ネタバレあらすじ

高倉柊子(白石麻衣)は、研究員として土門誠(藤木直人)の力になろうとDNA鑑定の練習に励んでいた。しかしミスを連発し、土門からも厳しい言葉をかけられ落ち込んでしまい、実家に戻ることも考える。

そんな中、相田直樹(迫田孝也)が藤澤薫子(白石美帆)、西脇康文(竹財輝之助)と共に土門鑑定所にやってくる。薫子・康文兄妹の父で『西脇化研』の社長・西脇清蔵(高桑満)が亡くなり、顧問弁護士をしていた相田は清蔵の遺言書を確認した。しかし遺言書は2通存在し、1通は薫子、もう1通は康文へ全株式を移譲するとあった。遺言書の日付は同じだ。真逆のことが書かれていたため、相田は遺言書の真偽を鑑定してほしいと土門に依頼する。

土門は筆跡鑑定と残されていた写真修復にとりかかる。便箋も気になる高倉は、土門に筆圧痕の鑑定も提案するが「遺言書の筆跡鑑定には不要」と一蹴されてしまう。

数日後、遺言書はどちらも本物という鑑定結果が出た。2通の遺言書は無効となり遺産は兄妹で均等に分け合うことになるため、薫子と康文は険悪ムードになる。そんな兄妹の前に清蔵の娘だと名乗る春日由紀(松岡里英)が現れ、状況はさらに複雑になった。由紀の存在などしらないという薫子と康文はDNA鑑定で親子なのかを調べて欲しいという。由紀はそれを了承する条件として薫子と康文も同じように鑑定してほしいという。二人は条件を受け入れたので、土門が調査した。

結果は、由紀は清蔵の娘ではなかったが、薫子と康文も同じく親子関係はなかった。しかし、薫子と康文は兄妹の関係だという。由紀は清蔵の弟の清二の娘で、清蔵は由紀に毎月送金していた。柊子は由紀に話を聞くと、由紀は“復讐”だと答える。

清造は子どもができない身体だった。それでもどうしても跡継ぎが欲しくて、妻のサチとも相談して、弟の清二に協力してもらうことにする。そして、康文と薫子が産まれた。清造は実の息子、娘として大切に育てたが、清二は心が晴れなかった。結婚して由紀が産まれても、心に薫子たちのことがひっかかり、家庭がうまくいかなくなってしまい、離婚することになった。清造はそれを自分のせいもあると思い、由紀にお金を送っていたのだ。ただ、由紀は幸せに暮す康文と薫子が許せなくて、復讐しようとしたのだ。

柊子は便せんについていた“なにかの跡”が気になっていて、調べる。土門は手伝ってくれない中、一人でその跡が涙の跡であり、清造の涙だと解析した。さらに便せんの文字の跡から、清造が康文と薫子に出生の秘密を黙っていたことをわびていたことがわかる。そんな父の気持ちをくみ取り、弁護士の相田とも相談して、兄妹で遺産を分け、由紀も受け取れるようにした。

土門と柊子の間の確執もなくなった。

ゲストの白石美帆と竹財輝之助の共演は実に11年ぶり

白石美帆のフジテレビ制作の連ドラ出演は「天誅〜闇の仕置人〜」(2014年、フジテレビ系)以来、11年ぶりとなる。そして同作では竹財輝之助とも共演している。白石美帆は第8話の見所について「愛され育ててくれた両親への想いとは裏腹に科学によって真実を知らされズタズタになっていく兄妹。そして、最後に解き明かされる真実もまた科学によって導かれていく。もしも最後の鑑定人に出会えていなかったら、という視点で見るとまた恐ろしいです」と語る。フジ連ドラの出演が続く竹財輝之助は「故人の隠された事実や思いを土門先生たちに知らされた時の揺れ動く感情を大切に演じました。家族というものを考えるきっかけになればいいなと思いますので皆様に見ていただきたいです」と語っている。



高倉柊子(白石麻衣)のプライベート

これまで、柊子が学生時代に友人を亡くし、その時、友人が周りに心配させないための“嘘”を見破れなかったことを後悔していることはわかっていたが、第8話では家族関係がみれた。土門(藤木直人)のもとで鑑定を行うも、ミスを連発し、挫折しかけるが、姉たちが優しく柊子を見守っている。そんな家族に助けられて、柊子は鑑定人として一歩成長する。

9月3日放送の第9話には川島海荷、浜中文一、浅香航大がゲスト出演

第8話は遺言書の鑑定や親子関係の鑑定で、“事件性”のないものだったが、第9話はうってかわって、殺人事件に関するものだ。水原佳南絵(川島海荷)、寺井淳一(浜中文一)、日野卓郎(浅香航大)の3人は大学時代からの友人だというが、日野と佳南絵は婚約し、寺井は婚約したことを知っても佳南絵にストーカーのようにつきまとっていたという。そして、寺井はなくなるが、佳南絵が殺したのか、正当防衛なのかを、残された少ない証拠から土門が探し当て、真実を暴いてゆく。

■第9話あらすじ

土門誠(藤木直人)と高倉柊子(白石麻衣)のもとに、相田直樹(迫田孝也)が新たな鑑定依頼にやって来る。水原佳南絵(川島海荷)は、自宅に押しかけてきた知人の寺井淳一(浜中文一)に襲われ、身を守るため鈍器で寺井の頭部を殴打して殺害した。証拠隠滅のために遺体を焼却した上で警察に自首していた。佳南絵は正当防衛を訴えるが、検察は殺人罪で起訴しようとしていた。

佳南絵の正当防衛を立証するためには、遺体が寺井であることを証明する必要があった。DNAの検出はできたが親族がいない寺井と判断できない

そんな中、鑑定所に佳南絵の婚約者・日野卓郎(浅香航大)が訪ねてくる。佳南絵、寺井とは大学時代からの仲だと話す。さらに、婚約してからも佳南絵は寺井からしつこく交際を迫られていたことを明かし、彼女の正当防衛を訴える。高倉が日野の言葉に違和感を覚える一方、土門は寺井の痕跡を探すため事件現場に向かう。現場の遺留指紋から佳南絵の証言通り寺井から襲われた形跡が見つかるが、指紋以外に寺井のDNAを照合するための遺留物は何も残っていない。

フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。

フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト

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