NHK「剣樹抄~光圀公と俺~」第6話“鬼を人に返す” 義仙(舘ひろし)、了助(黒川想矢)を連れ去る

09月07日19時57分ドラマ
NHK「剣樹抄」より

NHK BSプレミアム/プレミアム4Kで放送中の時代劇「剣樹抄~光圀公と俺~」。9月7日(日)放送の第6話「鬼を人に返す」では、了助(黒川想矢)の仇討ちを覚悟した光圀(山本耕史)を、旧友・義仙(舘ひろし)が阻止する。
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※あらすじは、ネタバレしているので気になる方は、見どころだけをチェックして、あらすじは視聴後の確認用としてください。



ドラマ「剣樹抄~光圀公と俺~」は、明暦の大火という実際の歴史事件を背景に、後に黄門様と呼ばれる徳川光圀が子どもたちで組織する諜報団「拾人衆」とともに謎を解いていくミステリー × 時代劇の融合作品。原作は冲方丁の原作で、NHK BSプレミアム「BS時代劇」で2021年に放送された。⇒【関連記事・全話あらすじ】

■第6話「鬼を人に返す」あらすじ(ネタバレ)


光圀(山本耕史)は、若き日に悪友にそそのかされ、了助(黒川想矢)の父・与惣次郎を斬った過去を抱えて苦しんでいた。一方、氷ノ介(加藤シゲアキ)ら極楽組は再び辻斬りを繰り返し、町を震撼させる。

光圀は了助に剣術を教え、「士官」の道を示そうとするが、父を侍に殺された過去を持つ了助は素直に受け入れられない。大名屋敷で光圀の正室・泰姫(松本穂香)と出会った了助は、「光圀も人間であり、善も悪も併せ持つ」と理解してほしいと諭されるが、なお光圀を神のように信じていた。

義仙(舘ひろし)は了助の剣筋に悲しみを感じ、光圀を訪ねる。光圀はかつて「鯖の介」と名乗り鶴市(坪倉由幸)らと放蕩していたと語り、「近いうちに決着をつける」と告げる。義仙はそれが光圀の過去の罪に関わると悟る。

一方、おこん(北乃きい)と鳩(金恒那)は、鶴市が辻斬りを働く場面を目撃。捨てられた刀は「名刀・左文字」だった。その刀は、かつて幕府が鍛冶職人・康成(池田努)に預けたもの。康成と妻・お栄(雛形あきこ)は実は50振りを盗まれていたが届け出ておらず、光圀は疑念を抱く。町では辻斬りの刀傷が「鬼の仕業」と恐れられる一方、康成の評判は高まっていた。

光圀は「骨喰藤四郎」と30振りの刀を餌に極楽組を捕える策を立てる。やがて鶴市から呼び出しを受けた光圀は、浅草寺で「骨喰藤四郎を返す代わりに刀を渡す」と交渉し、極楽組と康成夫婦のつながりを突き止める。実際に通じていたのはお栄だった。鶴市はさらに氷ノ介を三千両で売ろうと持ちかけ、過去の辻斬りが了助の父であると知って脅迫する。拒絶した光圀に極楽組が襲いかかるが、義仙が助太刀し退けた。

全てを知られた光圀は義仙に「了助が仇討ちで罪人とならぬよう、自分を義仙が殺したことにしてほしい」と依頼。友はこの頼みを引き受けるが…。一方、泰姫は夫の決意を察して必死に止めるが、光圀の決意は固かった。

その頃、お栄は鶴市に脅され自害。康成も刀を差し出せと迫られるが、監視していた了助が飛び出す。鶴市は了助に「父を斬ったのは光圀だ」と告げる。やがて光圀も真実を打ち明けるが、了助は「信じない」と拒絶し、「許さねえ」と涙ながらに棒を振り下ろそうとする。しかし義仙が止めに入り、光圀は約束を違えられ憤る。義仙は「地獄を生きるのはお前だ」と告げ、「鬼を人に返す」と了助を連れて立ち去った。


■第6話見どころ


この回では、「剣樹地獄」という地獄の「小地獄」の話を絡め、そこには剣でできた木や花があり、近づく者は刺し殺されてしまうという恐ろしい場所の比喩が絡む。
そして、ついに、了助は光圀こそが父を殺した仇だと知った。了助に殺されるのを覚悟した光圀だったが、義仙によってこれが止められた。

はたして、義仙は鬼とかした了助を人に返すことができるのか?第7話は、14日放送される。

■放送情報
プレミアム4K/NHK BS:毎週日曜 18:45~19:28
再放送(プレミアム4K):毎週金曜 19:30~20:13
【原作】冲方丁『剣樹抄』
【出演】山本耕史 松本穂香 黒川想矢 福田転球 内村遥 山本裕子 金恒那 川口和空 藤原颯音 黒澤諒
三宅弘城 北乃きい 山口馬木也 坪倉由幸(我が家) 西村まさ彦 本田博太郎/加藤シゲアキ(NEWS)/舘ひろし/石坂浩二 ほか
(各回ゲスト)八嶋智人 美村里江 駿河太郎 中嶋朋子 升毅

NHK「剣樹抄〜光圀公と俺〜」HP
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