「メリー・キルズ・ピープル」イ・ボヨンとイ・ミンギが共闘し組織を壊滅…3年後の急展開に注目【第10−11話あらすじ】

09月07日20時45分ドラマ
画像:MBC「메리 킬즈 피플」

カナダで放送された同名ドラマをリメイクし、尊厳死を扱う新ドラマ「メリー・キルズ・ピープル」の第10話と第11話が9月5日と6日に韓国MBC金土ドラマとして放送された。YouTubeにてハイライト映像が公開中だ。

第10話と第11話では、人を助けるために警察や犯罪組織からも追われる立場になってしまったソジョン(イ・ボヨン)が刑事ジフン(イ・ミンギ)とタッグを組み、組織の裏をかいていく。物語はクライマックスに向け急展開を迎え、物語は一気に3年後に進む。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)。



「メリー・キルズ・ピープル」は、治療不可能な患者たちの安楽死を手助けする医師と彼らを追跡する刑事との対立を描くサスペンス。原作は2017年からカナダのGlobalテレビで放送された同名ドラマ。

■キャスト
ウ・スジョン役:イ・ボヨン
チョ・ヒョヌ役:イ・ミンギ
チェ・テヒョン役:カン・ギヨン
ク・グァンチョル役:ペク・ヒョンジン
アン・テソン役:キム・テウ
キム・シヒョン役:オ・ウィシク
チェ・イェナ役:ユン・ガイ
ヤン神父役:クォン・ヘヒョ
 ほか

■第10話あらすじ

ソジョン(イ・ボヨン)を救おうとするもグァンチョル(ペク・ヒョンジン)が近づいてくることに危機感を覚えたテヒョン(カン・ギヨン)は盗聴装置を仕掛けて、ソジョンの安楽死現場に同行。警察はグァンチョルが揃ったところで検挙しようとしていたが、テソン(キム・テウ)の密告でグァンチョルが引き返すと、作戦は変更を強いられる。

テヒョンから盗聴を明かされたソジョンはあたかも書類を作成していただけだと弁解し、警察もそれ以上深入りできなくなってしまう。結局、グァンチョルを野放しのまま、拘束を免れなくなったテヒョンはジフン(イ・ミンギ)に釈放してくれれば直接おとりになると説得。

ペク議員(ユ・スンモク)に捜査の失敗を責められたテソンは、手のひらを返したように録音ファイルの存在を明かして、ペク議員を巻き添えにしようと目論む。グァンチョルは逮捕を免れ、叔父テヒョン(ハ・ソングァン)を安楽死させたければ、遺産の半分を報酬で渡せと弁護士ミンソン(ホ・ジョンド)を脅した。

ヤン神父(クォン・ヘヒョ)に安楽死への関与を気づかれたイェナ(ユン・ガイ)は、世の中には安楽死を必要としている人がいることを主張し、あくまでも最善を尽くし続けると告げた。イス(ソ・ヨンヒ)は娘ウミ(カン・ナオン)がソジョンの姪ジェヨン(キム・サンジ)をいじめていると報告を受ける。

グァンチョルは無理やり安楽死を遂行させようとテヒョンとソジョンを脅す。ウミは母が持っていたソジョンの取り調べの映像を武器にいじめの告発を取り消せと責めるが、ジェヨンは取り合おうとしない。ソジョンは二人のトラブルの場にグァンチョルが現れたことに危機感を覚え、グァンチョルの要求通りにミンソンらの家を訪れる。

安楽死を望むテヒョンだけでなく、その妻ミニョン(ウ・ミファ)が希望していた後追いも手伝えと言われ拒否、どうにか免れるが、安楽死を遂行した直後、ミンソンが取り乱した隙にミニョンが飛び降り自殺してしまい、グァンチョルの計画は大きく崩れる。ショックを受けるソジョンだが、運び込まれた患者を見て言葉を失う。

自殺したはずのミニョンが違う名前で運び込まれた。遺体が何者かにすり替えられていたことに驚くグァンチョルやミンソン。ジフンはソジョンの前に現れ、過去に救った青年の父親が自殺幇助の疑いで家族から訴えられていると明かした。ジフンは遺族から安楽死の必要性とソジョンの行いが正しかったと説得される。それを聞いたソジョンは自らの罪を認める前に時間が欲しいと告げる。

ミンソンは本物のミニョンの病室を訪れると、彼女を殺そうとし、その頃ソジョンはグァンチョルと手を組むと言い出す。同じ頃、テヒョンはグァンチョルを訪ね、部下に襲撃されていた…。

■見どころ

余命わずかな患者を救いたいという信念から安楽死を遂行してきたソジョン。法律で認められていないが故に、警察からは犯罪者として捜査を受け、薬の入手のために厄介な犯罪組織と関連を持ってしまい、どんどん追い詰められていく様子がこれまで描かれてきたが、安楽死をビジネスにしようとするグァンチョルの要求はますますエスカレートし、緊迫したストーリーが描かれた。

組織との関連を断ち切れないまま新たな安楽死を遂行したソジョンだが、終盤では患者の妻の予想外の行動が物語の流れを大きく変え、ソジョンと組織の関係は終焉へと向かっていく。

韓国での視聴率は全国1.1%となった(ニールセンコリア調べ)(【9月5日視聴率TOP10】



■第11話あらすじ

Mary画像:MBC「메리 킬즈 피플」グァンチョルの前で麻薬を注射し驚かせたソジョンは、グァンチョルが解毒剤を探している間に拳銃を手に取り、グァンチョルを牽制する。

ミニョンを殺そうと病室に向かったミンソンだが、病室は警察がマークしており、あえなく逮捕された。テヒョンが襲撃を受けた現場にも警察が現れ、ソジョンとグァンチョルの場所にもジフンが駆け込み、一瞬の差でグァンチョルを射殺した。

事の発端は本物のミニョンが搬送された直後だった。ミニョンから生きる意思を聞いたソジョンは、やってきたジフンにミニョンが生きていてミンソンに狙われると警告。イェナにも協力を仰ぎ、自らはグァンチョルから薬を手に入れるため、危険を冒して罠をかけることに。

グァンチョルの死が引き金になり、ジフンの内部捜査は遂にテソンまで及ぶ。またグァンチョルの部屋から見つかった映像から、安楽死事件の患者たちが揃って自ら安楽死を望んでいたことが分かり、ソジョンの殺人容疑への印象も変わってくる。更にテヒョンが自ら主犯だと主張。

テヒョンの自白に驚くソジョンだが、収監されたミンソンが何者かに殺され、まだ背後に正体不明の悪が潜んでいることを知る。ジフンはそんな彼女に安全が保障されたら自白してテヒョンを救うべきだと説得。

辛い治療や苦痛と闘いながらも生きる希望を抱いたミニョンを見て、これまでの安楽死が間違っていたのかと考え始めたソジョンは病院を辞め、ヤン神父の診療所で働き始める。ジフンに動画を見せられたペク議員は、息子がどういう気持ちで安楽死を望んでいたのかを知り涙を流す。そして警察内部の組織との関連も暴かれ、遂にテソンも逮捕された。

ジェヨンはイスに対してウミが違法ドラッグに手を出していると警告。ウミはドラッグを近所に住むヘリム(クァク・ソニョン)から手に入れていたがヘリムは中毒症状を起こしたウミを無視して遠ざかっていく。

収監されたテヒョンに面会したイェナは抱いていた好意を伝え、近況を告げるとソジョンからの手紙を手渡す。一方ジフンはグァンチョルの部屋から下着姿のソジョンの写真を発見し、彼女が脅されていた事実を知る。

3年後、マンションの屋上で再び患者に薬を注入するソジョン。テヒョンも刑期を終えて出所した。ヘリムは兄であるグァンチョルの死にソジョンが関連していることを知り、復讐を企てる。警察もまた、3年間海外で暮らし、韓国に帰国したヘリムらを麻薬ビジネスの容疑者として捜査し始める。そんなある日、ヘリムがソジョンの前に現れ、グァンチョルとのビジネスを引き継ごうと提案するが、ソジョンに白を切られ続け、不穏な言葉を残して去って行った…。

■見どころ

クライマックスを目前に第11話ではソジョンと組織の関連に大きな転機が訪れた。ソジョンはジフンと手を組み、グァンチョルを追い詰めることに成功。テヒョンの自白のおかげでソジョンは警察の捜査を受けることなく、物語は3年後に進む。

ソジョンは一度は安楽死を遂行したことを後悔したような描写が見られたものの、3年後では再び安楽死を施している場面が描かれた。また、死んだグァンチョルの妹ヘリムがソジョンを標的にし始めたことで、物語は再び不穏な空気を漂わせたまま、次週9月12日放送予定の最終回へ続いていく。

韓国での視聴率は全国1.1%だった。(ニールセンコリア調べ)(【9月6日視聴率TOP10】

「メリー・キルズ・ピープル」は、「カジノ」シーズン1が放送されていたMBC金土(22:00)ドラマの枠で、8月1日より放送。次回第12話は9月12日(金)放送。韓国ではWavveとTVINGで配信される。日本での配信・放送予定は未定だ。

YouTube|메리 킬즈 피플 하이라이트(ハイライト映像)

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