NHK大河「べらぼう」夫婦喧嘩で眼鏡を外したてい(橋本愛)が眼力で対抗 第34話ネタバレ第35話予告

10時34分ドラマ
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NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)9月7(日)放送の第34話「ありがた山とかたじけ茄子」では松平定信の寛政の改革に対抗する蔦重にていが反発。久々の夫婦喧嘩が勃発し話題を呼んだ。9月14日(日)放送の第35話「間違凧文武二道」では歌麿が所帯持ちに。予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の人生を描く。

9月7日放送の第34話では、蔦重が定信(井上祐貴)の出した質素倹約政策に真っ向から抗い、てい(橋本愛)と久々の夫婦喧嘩も勃発した。“田沼贔屓”と後ろ指をさされながら、店を守ろうとする蔦重の葛藤と、洒落と笑いの力で厳しい時代に挑む姿が描かれた。

そして9月14日放送の第35話では、政治の混乱と、文化の創造が交差する中、蔦重たちが新たな一手を仕掛けていく。定信が黄表紙『文武二道万石通』を自分が批判されていることにも気づかず絶賛し、暴走が加速していく。歌麿は耳の不自由な女性・きよ(藤間爽子)と再会。歌麿は「ちゃんとしたい」と結婚を決意する・・・という盛り沢山の内容となっているので来週も期待したい。

■蔦重とていの夫婦喧嘩に注目
質素倹約に抗う蔦重、一方で「至極真っ当なこと」と賛同するてい。倹約令を巡り夫婦それぞれの信念がぶつかった夫婦喧嘩のシーンが話題を呼んでいる。定信が老中となり、「倹約・分相応・遊興禁止」といった新たな方針を打ち出すと、蔦重は田沼が収めた混乱を自分の手柄にした「ふんどし野郎」と痛烈に批判。するとていは「お言葉ですが、働くな死ぬまで遊べでは世は成り立ちませぬかと」と定信の方針を支持した。

夫婦間で「死ぬまで働けV.S死ぬまで遊べ」という極論応酬がスタートすると、視聴者が2人の喧嘩に注目。ていが突然メガネを外し、鋭い眼光を向けると、「なんで眼鏡外すんだよ」と蔦重も思わず突っ込むなど、くすりと笑う場面も盛り込まれ、これにSNSでは「ていさんがリミッター(眼鏡)を外した!」「本気で喧嘩できるまで仲良くなったんだね」「珍しく夫婦喧嘩!」と注目を集めている。

■第34話ネタバレ
新之助の死後、蔦重は三浦(原田泰造)から事件の真相を聞かされるが、犯人の正体は未だ見つかっていないことに憤りを感じる。「口にするものは気を付けるように」と、毒の可能性も示唆され、身を案じる蔦重だが、三浦から打ちこわしの礼として多額の褒美を受け取った。意次(渡辺謙)の復権を期待する蔦重だが、老中に抜擢されたのは松平定信。市中では読売が出て「吉宗公の孫」「柔術で熊を倒した」などの逸話が語られ人気は急上昇していく。

定信は完璧主義者として、隠密を使い自分の評判を収集。自ら世直し宣言と称し読売に載せ、世論を味方にしていく一方、田沼派の蔦重は世間から冷たい視線を浴びるようになる。そんな中、蔦重は狂歌師や戯作者らを集め、豪華な絵本制作の話を進めていく。世の中が定信の倹約令に従う中、それに逆らう形で売れっ子の彫師らを起用し華やかな出版を目指す。ていからは、店のことを第一に考えて欲しいと抗議されても、蔦重の意思は固かった。

倹約令の影響で、定信を皮肉った狂歌を創作した疑いで南畝(桐谷健太)に処罰の危機が迫り、南畝は一度筆を折る覚悟を固める。意次の作った世の空気が一変する中、蔦重は決意をもって、意次の屋敷を訪れ「田沼様が作った世が好きだった。だからこそ、今の世に抗い、最期の一派として風を守りたい」と頭を下げた。意次は「許さないなどと言えるわけがない。好きにするがいい。我が心のままじゃ」と返答した。

その後、蔦重は断筆宣言した南畝も交えて、再び文化人らを集め一席設ける。そこで蔦重は、「贅を尽くしたもんを作りてえんです」と熱弁。こうして彼らは定信の倹約令に逆らう形で、数冊の黄表紙や、歌麿の豪華な絵に南畝の歌を乗せた狂歌集の出版を目指すこととなる。

そして天明7年(1836年)12月、土山宗次郎(柳俊太郎)が公金横領の罪で斬首、誰袖は押込の刑に処された。松本秀持(吉沢悠)は、土山の監督不行き届きの罪で減俸。田沼派への粛清が止まぬ中、天明8年、1月に朋誠堂喜三二作『文武二道万石通』、恋川春町作『悦贔屓蝦夷押領』、山東京伝作『時代世話二挺鼓』、そして豪華な狂歌絵本『画本虫えらみ』などが蔦屋の軒先を飾った。

■第35話あらすじ
定信の改革を茶化した『文武二道万石通』が出版され、この内容を目にした定信は勘違いをして、逆に改革が勢いづく。その様子に蔦重は複雑な気持ちを抱く。一方、歌麿は所帯を持つことを考え始め・・・。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、生田斗真、冨永愛、高岡早紀、風間俊介、尾美としのり、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第35話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト
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蔦重(横浜流星)が吉原案内本で客寄せに挑戦。予告動画は番組公式ホームページで公開中、初回15分拡大で放送。