アレン・レン、リー・ランディーとは以心伝心だった―「流⽔舞花~遥かなる月落城~」インタビュー到着
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中国の人気トップスター、アレン・レン(任嘉倫)が主演するドラマ「流水舞花(りゅうすいまいか)~遥かなる月落城~」がU-NEXTで独占先行配信中。DVD-SET1とレンタルDVD Vol.1~7も好評リリースされている。
「流水舞花(りゅうすいまいか)〜遥かなる月落城〜」は、「美人骨」のアレン・レン、「宮廷の茗薇<めいび>」のリー・ランディー、「花令嬢の華麗なる計画」のシュー・ジェンシーと、豪華時代劇スターが共演する話題作。事件を目撃し、命を狙われることになった娘と、彼女を守り真相を追う男、皇帝に重用されながらも父の汚名をそそぐために暗躍する者、3人の策謀とロマンスが絡み合う感動の時代劇大作。
裏の顔を持つ皇帝の寵臣・衛昭(アレン・レン)、野心を秘めた侯爵・裴琰(シュー・ジェンシー)、そして2人の間で揺れるヒロイン・江慈(リー・ランディー)。三角関係と国を揺るがす陰謀を軸にしたエモーショナルな物語が話題を呼び、各配信サイトでランキング1位を獲得している。
今回は、表と裏2つの顔を持つ複雑な役柄・衛昭/蕭無瑕を演じたアレン・レンの貴重なインタビューをお届けする。
【アレン・レン インタビュー】(全文)
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●本作の脚本を読んで魅力を感じたところはどこですか?
最初にこのドラマの脚本を読んだ時、一連のエピソードが一つの大きな物語となっていく構成、衛昭のキャラクター設定や人物背景に魅力を感じました。脚本を読み進めていくと、ああ、そういうことだったのか、主人公の2人は様々な理由から敵対することになるのか、と分かっていきました。こうして衛昭の身の上や彼の経験するあらゆる出来事を読んで、ぜひこの役を演じてみたいと思ったんです。
●衛昭は前半と後半でギャップが大きいキャラクターですよね。役作りでは両者の違いを意識して演じましたか?
僕自身は衛昭にそういう大きなギャップがあるとは思っていませんでしたね。あえていうなら、前半では事件の多くは彼の計画の内ですが、江慈(こうじ/リー・ランディー)が闖入してきて彼の計画をやや乱してしまいます。後半では彼が一歩ずつ用心しながらその解決方法を探っていくことになりますが、基本のトーンは同じです。
●あなたの演技で視聴者に特に絶賛されていたのは、仮面を着けていた蕭無瑕の時の演技ですね。顔の半分が隠れていても目が印象的でした。
衛昭の人生の背景にある出来事が分かってくると、彼が他人に見せている仮面の姿は偽りの姿だということが分かります。彼のそういうところが好きでしたから、仮面の姿のシーンを演じるのは楽しかったです。そういうことから自然と、皆さんが褒めてくださるような目の演技をすることが増えていたのかもしれません。
●どうしたら2つの身分のあるキャラクターをそれほどうまく切り替えながら演じられるのでしょうか?
2つの身分と言っても言うほど大きな違いはありません。ストーリーの展開によって人物を表現する方法に少しの変化が生まれるだけです。例えば、現在の生活で僕は僕ですが、5年前と5年後を比べたら多少なりとも違うはずです。
●5年前と5年後ではどんな違いがあるでしょうか?
もっと落ち着いているだろうし、もっと明確に物事にどう対処したらいいか理解しているだろうし、常に成長し続けていると思います。
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(ネットで話題になった)わざとすれ違いざまに彼女にぶつかるというのは脚本に書いてあったと思います。でも、確かにいくつかは現場で思いついてやっていたかもしれません。例えば、彼女にちょっかいを出すようなシーンです。(メイキング映像にある)リハーサルの時に彼女の頭をいじったりお団子の髪を引っ張ったりしていたのは、どういうやり取りを加えるのがふさわしいかどうか現場で試していました。
●衛昭の子供っぽい行動を演じる時、ご自身ではどう思っていましたか?
こういう行動は相手が気づいてくれないとダメじゃないですか。2人の間のちょっとしたやり取りなので。すれ違いざまにぶつかるにしても、そのタイミングがちょっとでも合わなければ成立しない。だから、ランディーもやっぱりすごいと思います。彼女がそれを受けて反応を返してくれるので、こちらもさらに反応できる。まさに以心伝心のやり取りですね。
●では、ファンからの質問です。「そんなに端正な顔立ちなのにどうして“コソコソ感”を演じられるのですか?」
それは僕にとっては当たり前のことですね。誰かを見張っていて相手がこちらに気づいていない時、相手にこちらが何をしているか気づかれたくない時、“コソコソ感”でやるべきことを終わらせます。
●だから視聴者は衛昭と江慈を“コソコソ感夫婦”と呼んでいます。
僕たちはコソコソすることにおいてはうまくできると証明しましたね(笑)。
●ファンから「壁の土台を壊す気持ちは?」という質問も来ています。
違いますよ! 江慈は裴琰の屋敷に入りますけど、それも衛昭のおかげ。衛昭がいなければ裴琰は江慈と知り合うこともなかったんです。だから略奪したんじゃありません。衛昭はそもそも略奪なんてしていないですよ。
●冒頭で木の上にいる蕭無瑕が下で起こっている出来事を眺めているシーンは、横店の“代拍”の視点だと話題になりました。
横店で撮影していてちょっと離れたところに木々があると警戒しますよね。木の上に“代拍”が隠れているんじゃないかって。今なら衛昭が見ているんじゃないかっていう気になるかもしれません(笑)。
●あだ名が「横店のホークアイ」から「流水の代拍」に変わったことについてはいかがですか?
僕は「横店のホークアイ」でもあるし、「流水の代拍」というのも僕の新しい肩書きです。(蕭無瑕は)仮面を着けているから、正体が隠せますし(笑)。
●本作で一番好きなシーンはどこですか?
そうですね、闘技場のシーンはこのドラマの撮影で一番重視されていました。それが衛昭という人物を理解してもらう第一歩となるシーンだったからです。ですから、どんな衣装で、どんな特徴でもって、衛昭という人物を見せたらよいのか、僕たちはそのシーンの撮影について話し合いを重ねました。武術監督も多くの経験と知識からアクションについて多くのアイディアを出してくれました。そこで僕たちが決めたのは、衛昭が刀を逆手に持つことです。そうすることで、闘技場で戦う人々の中でも衛昭をはっきりと見分けることができ、それが彼のアクション演技におけるユニークなポイントにもなりました。
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●このドラマは“先殺後愛”の物語です。衛昭はいつから江慈を愛するようになったのでしょうか?
僕が思うに、衛昭が江慈に対して態度が変わるターニングポイントとなったのは、剣舞の後の彼女との会話ですね。江慈もその時から衛昭に対する理解を深めていきます。そこから二人の間に少しずつ生まれてくるんですね、おそらく皆さんが見たがっているものが。つまり、それまでにはなかった心のトキメキです。その後、2人に愛が芽生えて、誤解が生じて、仲違いして、多くの出来事を経て、また離れて……と、確かにちょっと辛くて切ない展開となります。
●デビュー以来、出演した7作のドラマがバッドエンドで、そういう辛くて切ないドラマしか引き受けないのでは、という意見もあります。
これは本当にたまたまだと思います。ただの偶然です。これらのドラマの脚本を読んで魅力を感じたというだけです。
●本作の辛くて切ない度はどれぐらいですか?
それは視聴者の受け取り方次第ですね。僕が感じるパーセンテージと視聴者の皆さんが感じるパーセンテージが同じとは限らないからです。僕は「美人骨」の役は辛すぎたとよくコメントしていましたが、皆さんからは最高にロマンティックだと言われました。
●では、ご自身の視点から「流水舞花」をどう見ますか?
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