「カマキリ:殺人者の外出」第3・4話:母コ・ヒョンジョンの罪と模倣犯の影 暴かれる過去と執着

15時49分ドラマ
画像: 公式サイト「사마귀: 살인자의 외출」[34회 요약]より

9月12日、13日にSBSで放送された韓国ドラマ『カマキリ:殺人者の外出』第3・4話では、母の衝撃的な告白と模倣犯の異常な執着が交錯し、物語が急展開を迎える。父殺しの真相、犯人の再現行動、そして刑務所脱走までの息を呑む展開が続く。この回のあらすじと見どころを紹介、第5話予告動画はYoutubeにて公開中だ。(※ネタバレあり)

ニールセンコリアによると第3話の視聴率は全国7.3%、首都圏7.0%、第4話の視聴率は全国7.5%、首都圏7.5%と連日にわたって自己最高を更新している。➡【9月12日視聴率TOP10】【9月13日視聴率TOP10】


「カマキリ:殺人者の外出」は、20年前に5人の男性を残虐に殺害した女性連続殺人犯と、その犯罪を模倣した事件を解決するために協力する彼女の警察官の息子の物語を描く犯罪スリラー。➡【全話あらすじ】

■キャスト
チョン・イシン役:コ・ヒョンジョン
チャ・スヨル役:チャン・ドンユン
チェ・ジュンホ役:チョ・ソンア
キム・ナヒ役:イエル


■第3話あらすじ(ネタバレあり)
カマキリ画像: 公式サイト「사마귀: 살인자의 외출」[34회 요약]よりチョン・イシンは、警察が裁けなかった加害者を、被害者が受けた方法と同じ手口で殺していた。刑事チャ・スヨルは、模倣犯の事件を追う中で、母であるイシンに助けられたことに感謝しながらも、彼女の過去と向き合うことになる。

イシン(コ・ヒョンジョン)が自白する条件は、スヨル(チャン・ドンユン)が傷つかないよう守ることだった。彼女は息子の名前を変え、遠くから成長を見守ることを望んでいた。スヨルは母に「自分を心配していたのか」と問うが、イシンは答えず、代わりに息子の家族について尋ねる。スヨルも言葉を返さず、イシンの好きなコーヒー豆を置いて立ち去る。

一方、捜査1チーム主任のナヒ(イエル)は イシンの記録の「0番」が空白であることに注目する。彼女はイシンに隠された別の犯罪があると考え、スヨルと共に病院で意識のないソ・グワン(イ・テグ)に会いに行く。その頃、スヨルの妻の店が何者かに盗聴されており、事件はさらに不穏な空気を帯びる。証拠品の中にイシンの筆跡に似た手紙が見つかり、それがソ・グワンの動機につながる可能性が浮上する。

第3の殺人が発生し、スヨルはイシンに再び会い、彼女の手を握り「温かいね、この手で5人、いや6人殺したのか」と真相を問いただす。イシンは「すべては昔に自白した」と言い、詳細は犯罪捜査隊係長チェ・ジュンホ(チョ・ソンハ)に聞くよう促す。

その後、スヨルは失われたスマホの位置情報を追って現場へ向かい、井戸の中から失踪していたIT技術者チョン・ウォンシク()の遺体を発見する。この事件は他の模倣殺人とは異なり、犯人の“最初の殺人”だった可能性が浮上する。

さらに別の井戸から骨と指輪が見つかり、スヨルはそれが父(チョ・チェユン)のものだと気づく。
イシンに問い詰めると、彼女は「父を殺した」と淡々と認める。理由は、息子を守るためだった。父は酒に酔い、暴力を振るい、息子にも手を出した。イシンはハサミで夫を刺し、井戸に遺体と指輪を捨てた。
スヨルは母の言葉に苦しみ、首を絞めようとするが、イシンは「私が憎い?私がいなくなれば楽になる」と言いながら自らの首を差し出す。スヨルはその手を振りほどき、涙ながらに叫ぶ。


■見どころ
第3話で特に印象的なのは、イシンが息子に「父親を殺した」と告白する場面だ。
彼女はそれを「人生で最もよくやったこと」と語り、スヨルは涙ながらに母の首を絞めるが、殺すことはできない。
このシーンはSNSでも大きな反響を呼び、「息が詰まるほどの緊張感」「母の狂気と愛が同居していて怖すぎる」「コ・ヒョンジョンの演技が神がかってる」と絶賛され、放送直後には関連ワードがトレンド入りした。
模倣犯の登場も物語をさらに深めている。イシンの過去の殺人を崇拝し、同じ手口で犯行を重ねる犯人の存在は、イシン自身が“過去の自分”と向き合う構図を生み出し、視聴者に不気味な緊張感を与える。犯人の正体に関する考察もSNSで盛んに交わされ、「誰がイシンを模倣しているのか」「イシンは本当に操っていないのか」といった議論が盛り上がっている。



■第4話ネタバレあらすじ
カマキリ画像: 公式サイト「사마귀: 살인자의 외출」[34회 요약]より模倣犯の正体に迫る捜査と、母チョン・イシンの過去が次々と明かされていく。チャ・スヨルは母の過去を探るため祖父チョ・ヒョンナム(イ・ワンヒ)を訪ね、イシンが若くして家を出て、暴力的な夫と暮らしていたことを知る。祖父はイシンが夫を殺す場面を目撃していたが、通報できなかったことを悔いており、スヨルに「母との縁を切れ」と告げる。スヨルはその責任を感じ、犯人を必ず捕まえると誓う。

捜査の中でスヨルは、過去の隣人の写真を見せて第一の事件を知る人物がいるかをイシンに尋ねる。彼女はパク・ミンジェの父オンベ(チャ・スンべ)を指し、ミンジェ(イ・チャンミン)の幼少期の自傷行為について語る。スヨルはミンジェが犯人かもしれないと疑い、チェ・ジュンホに連絡する。

一方、スヨルの妻ジョンヨン(キム・ボラ)は、義祖父ヒョンナムからの電話が気になり、スヨルが幼いころ暮らしていた家を友人アラ(ハン・ドンヒ)と訪ねる。そこで偶然ミンジェと遭遇する。彼は自分が母のように慕っていたイシンの写真を見せる。

そのまま車で送ってもらうことになり、ジョンヨンと連絡が取れずに心配するスヨルと出会う。ミンジェはスヨルを「兄さん」と呼ぶ。ミンジェは殺人を犯した女性(イシン)を擁護し、彼女の共感力を称賛するが、スヨルは「殺人は殺人だ」と否定する。

スヨルは帰っていったミンジェの車を追跡し、車庫を無断で捜索。そこにはイシンの殺人事件を再現したミニチュアが並んでいた。ミンジェが戻るとスヨルは彼を制圧し、尋問するが、ミンジェはイシンの安否ばかりを気にする。

その頃、刑務所ではイシンが意識を失ったふりをして看守に毒を飲ませ、服と靴を奪って脱走。毒は換気口で育てていた昆虫から抽出したものだった。

一方、ナヒは病院でソ・グワンに面会。彼は「カマキリが自分を殺す」と怯え、ナヒを襲って逃走。逃走中に交通事故に遭い、死亡する。

イシンを監視していた刑務官は意識を取り戻し、すぐにジュンホに連絡する。そして、イシンはスヨルの妻、イ・ジョンヨンに会いに向かう。

イシンの脱走、ミンジェの異常な執着、そして模倣犯の影が交錯しながら、物語はさらに深い闇へと進んでいく。

■見どころ
第4話では、物語が“模倣犯の正体”に一気に近づく緊張感と、母チョン・イシンの過去がさらに深く暴かれる展開にある。母の過去、犯人の執着、そして息子の葛藤が交錯し、物語が一気に加速する回。視聴者の間では「ここからが本番」「次回が待ちきれない」と期待が高まっている。

スヨルの妻ジョンヨンと友人アラは偶然ミンジェと遭遇。彼はイシンを「理解できる存在」として語り、過去の事件を語る姿にSNSでは「犯人なのに共感してしまう」「ミンジェの狂気が静かで怖い」といった声が多く見られた。特に「カマキリ事件は被害者の方が酷かった」というミンジェの発言に対し、「正義と殺人の境界が曖昧になる瞬間が怖い」との反応も。

「カマキリ:殺人者の外出」第5話は9月19日22時にSBSで放送される。日本での配信、放送は未定。


YouTube|EP5(予告)
SBS「사마귀: 살인자의 외출」HP

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