【最終回予告】「僕達はまだその星の校則を知らない」磯村勇斗は生徒のためにスクールロイヤーを辞めた【第10話ネタバレ】

09時44分ドラマ
©カンテレ・フジテレビ

「僕達はまだその星の校則を知らない」♯ぼくほし(毎週月曜、22時、カンテレ・フジテレビ)2025年9月15日第10話が放送された。大麻所持の疑いをかかられた斎藤(南琴奈)の弁護のためにスクールロイヤーを辞めた健治(磯村勇斗)。見事に不処分を勝ち取ると、山田(平岩紙)から新たな弁護を頼まれる。9月22日、最終回・第11話が放送される。始まったばかりの健治と幸田(堀田真由)の恋に暗雲が?予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「僕達はまだその星の校則を知らない」とは「僕達はまだその星の校則を知らない」独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。その第10話が9月15日に放送された。

■第10話ネタバレあらすじ

希望する大学への推薦が決まった斎藤(南琴奈)が、数日にわたり学校を休んでいる。

同じ頃、健治(磯村勇斗)は山田(平岩紙)から、教師の負担は増える一方なのに、学校は改善するどころか賞与を減額しようとしていると相談を受けていた。そこで、待遇改善のために組合を通して学校側と労使交渉するようアドバイスするが、これが再び尾碕(稲垣吾郎)の怒りを買うことになり、尾碕は健治を解雇して別のスクールロイヤーを雇うと言い出す。

そんな中、斎藤が大麻所持の容疑で警察に逮捕されたという、信じがたい知らせが飛び込んでくる。斎藤は、幼なじみの冬馬(本島純政)から預かったものを代理で女子中学生に渡したものの、中身が大麻だとは知らなかったと主張する。担任の山田をはじめ、健治も斎藤の言葉を信じるが、学校としてできることはなく、斎藤の母が選任した弁護士に任せるしかない。スクールロイヤーは学校に雇われているため、学校の利益にならないことには関与できない。

それでも健治は斎藤に話を聞くため、山田とともに少年鑑別所へ向かう。健治や山田を前にして斎藤は涙を見せる。鑑別所に移されてから、誰とも連絡をとれずに不安だったという斎藤に健治は手紙なら出せるとアドバイスする。

斎藤の家族や斎藤が生徒会で共に活動していた鷹野(日高由起刀)から、斎藤の弁護をお願いされたが、利益相反となるため、今のままでは弁護を引き受けることは出来ない。そこで健治はスクールロイヤーを辞めて、斎藤の弁護につくことを選択した。

斎藤が大麻所持の疑いをかけられていて、その弁護を務めるために学校を辞めるとはいえないものの、天文部の生徒達は健治の必死の思いを理解しようとしていた。健治は高校に通ったことがなかったことも打ち明ける。生徒たちをクラスメートのように思えたと話し、経験したことのなかった高校生活を体験できているようでとても楽しかったと告げる。「辞めないで」という声もあったが、「空は繋がっている」といって、学校を去ることを告げた。

斎藤の審判が始まる。学校側として幸田(堀田真由)も参加した。弁護側として、幸田が学校でいかに他の生徒のために尽くしてきたかを語り、斎藤からもらった手紙を読む。そこには斎藤が自分が推薦で大学が決まったことで浮かれていたところがなかったとはいえないこと、幼なじみの冬馬が少し変わっていることに目をそらしたこと、中学生に荷物を渡したときになにか不信なものを感じたことなどが素直に綴られていた。白鳥は冬馬の付き添え人を介した冬馬の言葉「瑞穂は何も知らなかった」も訴える。審判は下り、斎藤は不処分になった。

建物からでると鷹野が来ていた。鑑別所から出した手紙の返信に鷹野は「当たり前だバカ」とだけ書いてあった。斎藤を信じていた鷹野の言葉に斎藤も笑う。

学校に行くと、斎藤が不処分になったことに尾碕も安堵し、白鳥に「スクールロイヤーをやめてまで、生徒を救うことができて満足ですか?」と問う。白鳥は満足だと答えて部屋を出る。すると、山田が入ってきた。山田は人事異動で演劇部の顧問、生活指導を外されていた。尾碕は子育ても楽にできるようになるだろうといい、ボーナスのカットも少なくて済むというが、山田は納得できない。そして、白鳥に学校を訴えるので弁護をしてほしいとたのんだ。

大麻所持の容疑で警察に逮捕された斎藤を演じる南琴奈

第9話で大大学の推薦をもらい、一安心した斎藤だったが、幼なじみのせいで、大麻所持の容疑で警察に逮捕されてしまう。複雑な心情を演じた斎藤は、現場で磯村がフレンドリーな空気感を作っているので安心して委ねられるという。「10話の中で少年鑑別所でのシーンがあるのですが、ちゃんと感情を出せるかなという不安がありましたが、面会室のドアを開けて磯村さんと平岩さんの顔を見た時にすごく安心した自分がいました。生徒会長を演じる日高くんとも、合間の時間に意見交換をしたり、合わせてみたりと、やりやすい空気感を作ってくれるのですごく居心地がよかったです」と話している。

健治(磯村勇斗)と幸田(堀田真由)の恋の行方は?

互いを思いやり、ゆっくりと恋を育てている二人だが、その行動はなんともまどろっこしい。ただでさえ忙しい教師と弁護士の二人は主に電話で話をする程度だ。最終回でやっと初デートになるが、二人の恋はどうなってゆくのか?

22日に最終回と迎える“ぼくほし”

最終回は、第1話の制服問題と同様に、学校内で疑似裁判を行う。被告は理事長の尾碕美佐雄(稲垣吾郎)だ。第1話の疑似裁判の時は立て板に水のような弁論で圧倒的な勝利をえた尾碕だが、あれから1年がすぎた想定の濱ソラリス学園の生徒たちや健治はどれほど成長したのか?わくわくするような裁判が最終回で待っている。



脚本家・大森美香と岡光寛子プロデューサーの対談の模様が番組公式サイトに掲載

最終章に突入し、ドラマ制作に対する二人の思いを語った対談の模様が番組公式サイトに掲載された。岡光Pは「スクールロイヤー監修をしてくださっている神内聡さんの本を読み、ときに迷いながらも、読者と一緒に解決の道しるべを導き出していく姿に感銘を受けました。同時にスクールロイヤーはまさに“現在進行形の職業”であり、今ドラマで描くべき内容が沢山あると感じ、そこからスクールロイヤーを主人公に据えた学園ドラマを作りたいと考えるようになりました」と話す。脚本家の大森美香は学園ドラマを書きたかったと話し、「(スクールロイヤーは)やれることは、道しるべを示し、ただ“寄り添うこと”。それは先生方も同じで、根本から解決できる問題は本当に少ない。それでも、視聴者の方に“誰かがいてくれて良かった”と思ってもらえるドラマになりたかった」と語った。全文は番組公式サイトに掲載されている。

■最終回・第11話あらすじ

生活指導と演劇部顧問から外され、学校を訴えると言う山田(平岩紙)に、健治(磯村勇斗)は裁判所が仲介し、話し合いで解決する労働審判を勧める。尾碕(稲垣吾郎)は、21年前、健治の行動が原因で誠司(光石研)が僻地へ異動になったことを引き合いに、健治が再び学校に不利益をもたらそうとしていると非難する。しかし、萎縮するどころか意外にも健治は反論する姿勢を見せ、自ら山田の弁護人になることを決意する。

迎えた卒業式、裁判所へ行く山田を迎えに健治が学校へ行くと、鷹野(日高由起刀)や斎藤(南琴奈)たち3年生は、健治との久々の再会を喜び、進路を報告する。

学校側と山田の和解が困難を極めるなか、定年退職を迎えた誠司は広津家にやって来て、久しぶりに家族で食事をすることに。健治と誠司が学校について話し合っていると、そこに意外な人物たちが訪ねてくる。

カンテレ・フジテレビ 2025年7月14日スタート。毎週月曜日22時放送「僕達はまだその星の校則を知らない」。出演:磯村勇斗、堀田真由、稲垣吾郎、平岩紙、市川実和子、坂井真紀、尾美としのり、木野花、光石研、日高由起刀、南琴奈、日向亘、中野有紗、月島琉衣、近藤華、越山敬達、菊地姫奈、のせりん、北里琉、栄莉弥 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@bokuhoshi_ktv_」、ハッシュタグは「#ぼくほし」。

カンテレ・フジテレビ「僕達はまだその星の校則を知らない」番組公式サイト

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