キム・ヨンデ、イ・ソンビン×ラ・ミラン×チョ・アラムに「気を吸い取られた」?「月まで行こう」【制作発表会動画・まとめ】

韓国MBCの新金土ドラマ「月まで行こう」が、世代を超えた三人の友情とサバイバルストーリーで注目を集めている。
9月16日、ソウル・上岩洞MBCゴールデンマウスホールで制作発表会が開かれ、監督オ・ダヨンとキャストのイ・ソンビン、ラ・ミラン、チョ・アラム、キム・ヨンデが出席した。この様子がMBC公式SNSで公開された。
三人の“土スプーン”が挑む生存劇
「月まで行こう」は、月給だけではとても生活が成り立たない三人の女性が、希望を求めてコイン投資へ飛び込む姿を描く。ハイパーリアリズムを全面に押し出し、ありふれた一日の延長にある“生存”をテーマにしている。

オ・ダヨン監督は「若い世代が口を揃えて、給料だけでは足りないと言う。どう生き延びるかを模索する中で、彼女たちが選んだのがコイン投資だった」と語った。
物語の舞台設定は現在ではなく、2017~2018年。当時は仮想通貨への理解が今よりもずっと浅く、未知のものにぶつかる感覚を強調したという。「コインは単なる小道具に過ぎない。幸せを探す会社員女性の物語を描きたい」と監督は説明した。
原作とキャラクター設定
原作は同名小説で、大仰な題材ではなく日常の中の小さな物語を膨らませた点が特徴。監督は「キャラクターのセリフが持つ味わいを大切にし、様々な職場人の悩みを重層的に描こうと努めた」と話した。■配役は以下の通り。
イ・ソンビン:マロン製菓マーケティングチームの非正規社員チョン・ダヘ。普通の生活から一歩抜け出したいと夢を抱く。
ラ・ミラン:同じ会社の経営支援チーム所属カン・ウンサン。人生経験は豊かだが、生活の現実に苦しむ。
チョ・アラム:会計チームのキム・ジソン。明るくエネルギッシュな性格で物語に活気を吹き込む。
キム・ヨンデ:ビッグデータTFチーム最年少理事ハム・ジウ。夢を追う元インディ歌手というユニークな経歴を持つ。
監督はキャスティングの基準を「観る人に親しみを持たせる俳優」と説明している。
俳優たちが語る“本作の魅力”
出演者もそれぞれに作品への思いを語った。チョ・アラムは「世代の違う三人が友情を築いていくスピード感ある展開に引き込まれた」と台本の魅力を強調。
ラ・ミランは「女性キャラクターたちがわちゃわちゃする雰囲気が懐かしかった。イ・ソンビン、チョ・アラムと一緒なら絶対に楽しくなると思った」と期待を語った。
イ・ソンビンは「株やコインに疎い自分でも共感できる脚本で、世代を超えた友情の描写に惹かれた」と告白。
キム・ヨンデは「三人のエネルギーに圧倒され、自分が演技している感覚すら忘れるほどだった」と振り返った。
またキム・ヨンデは、ハム・ジウ役のために楽器演奏を練習し、劇中ではドラムシーンに挑戦。さらに歌の録音も行ったという。これに対しイ・ソンビンは「外見も歌声も全部負けたと思った」と冗談を飛ばし、和気あいあいとした現場の雰囲気をのぞかせた。
三人の友情が生む相乗効果
撮影現場では女性たちの連帯が大きな支えとなった。イ・ソンビンは「睡眠が2~3時間しか取れない日もあったが、ラ・ミランとチョ・アラムに会うと自然と力が湧いた。本当に栄養剤のような存在」と話し、チームワークの良さをアピール。ラ・ミランは「女性同士のシーンが多かったが、今度は男性とも絡みたい」と笑いを誘った。チョ・アラムも「人見知りな自分を先輩たちがリードしてくれて、気づけば役にすっかり入り込んでいた」と感謝を伝えた。ティーザー映像の議論と謝罪
ただし本作は、公開されたティーザー映像をめぐって物議も醸した。出演者たちがアラビアン風の衣装でコミカルに踊る場面が「中東文化を軽視している」と指摘を受けたのだ。制作サイドは映像を削除し、「他文化を十分に考慮できなかった」と謝罪。オ・ダヨン監督も「より繊細に配慮すべきだった。深く反省している」とコメントした。◇YouTube|MBC「달까지가자」제작발표회(制作発表会動画一覧)
多彩な見どころと、俳優陣の強いケミストリーを予感させるMBC金土ドラマ「月まで行こう」は、9月19日21時50分より「メリキルズ・ピープル」のっ後続作として放送される。
