【最終回ネタバレ】「最後の鑑定人」天才であり変人な鑑定人・藤木直人は最大の危機を皆の協力で乗り越えた

「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)9月17日に最終回・第11話が放送された。氷室崇志(堀部圭亮)が抱く、土門(藤木直人)と尾藤(松雪泰子)への逆恨みで、高倉柊子(白石麻衣)が絶体絶命のピンチに陥るが、土門の指示のもと、全員で協力して高倉を救出した。最新話はTVer、全話はFODで配信されている。
「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その最終回・第11話が9月17日に放送された。
■最終回・第11話ネタバレあらすじ
都丸勇人(中沢元紀)によると、下垣(中島多朗)の死因は毒物による中毒死とのことだった。しかしその毒物は未知の化合物である可能性が高く、下垣にそのようなものを作れる技術はないと考えられた。さらに、科警研へのサーバー不正アクセスについても高度な技術が使用されており、科学とIT両方に長けた犯人像が浮かび上がってくる。翌日、鑑定所に土門(藤木直人)と尾藤(松雪泰子)の大学時代の同期・原田俊吾(袴田吉彦)がやって来る。土門はITセキュリティのスペシャリストでもある原田に、サーバーに侵入した人物の特定を依頼する。土門は下垣が摂取した毒物の鑑定を、そして原田は不正アクセスの解析をはじめていく。
そのころ、尾藤が入院している病室に氷室崇志(堀部圭亮)が医者のふりをして潜入してきた。主治医でないことに、尾藤は不安を覚えるが、記憶を取り戻すために記していたノートを見せる。そこへ高倉柊子(白石麻衣)が見舞いにやってきた。さらに病室に入ろうとしていた相田弁護士は白衣を脱ぎ捨てる氷室の様子に小さな不信感を抱いていた。
原田の協力と土門の鑑定で、下垣を殺したのに使われた毒が氷室が以前に起こした事件と一致したことが判明した。氷室の事件の際、鑑定をしたのは尾藤と土門だった。氷室は薬品の開発の仕事をしていたが、作った薬品を会社が認めなかった。自分は才能があるのにといい、“科学は嘘をつくためにある”と言った。
尾藤は、相田が差し入れてくれたケーキを食べているとかすかに記憶が蘇ってきた。土門がおいしそうにスイーツを食べる姿だ。さらに相田が落としてしまったノートに走り書きされた“科学は嘘をつく”という文字ではっきりと記憶を取り戻す。
帰りがけに氷室をみた高倉は氷室が嘘をついていると指摘する。すると氷室は高倉に薬物を打ち、むりやり車にのせた。相田はその様子を見ていて、いそいで土門や都丸(中沢元紀)に連絡をとる。氷室の居場所を全員で全力で解析すると、居場所がわかった。そこへいった警察官の一人がそこにあった本に手を触れた途端、発作をおこしたかのようにしてなくなった。氷室の罠だった。土門はそこにあった塗装片を持ち帰り鑑定する。尾藤も協力する。
氷室からの電話の奥で聞こえた環境音をたよりに居場所を特定する。倉庫群にSITとむかうと、氷室から土門に連絡が入る。一人で来いという。都丸たちも必死に高倉の居場所を探していた。
土門は氷室に、恨んでいるなら自分を殺せというが、氷室は土門がどうやったら苦しむかを考え、高倉を犠牲にしようとしている。高倉は鍵のかかった倉庫で監禁され、時限装置によってしばらくすると毒物が噴霧されるようになっている。中和剤と思われる薬品が並び、高倉に匂いなど特徴を教えてもらう。しかし、該当しそうなものはない。高倉は氷室が嘘をついているといい、この中に中和剤はないという、氷室は高倉と土門の会話を面白がって聞いている。高倉が「死んだらどうなるんでしょうか?記憶も溶けちゃうんでしょうか?」と土門に言う。すると土門は思いついたように、並んでいる薬品の中の硫酸を鍵にかけて、金属を溶かすように指示した。外からは都丸も到着し、硫酸で弱くなった鍵のかかったドアを懸命に開ける。すんでのところで二人は助かった。
氷室は会社や土門たちが自分を潰したといい、自殺をはかろうと薬品を飲む。しかし、死なない。土門が中和剤を入れておいたのだ。氷室は逮捕された。
尾藤、高倉、相田、都丸、嵐山(栗原類)らが土門のもとに集まり、みなでなごやかにお祝いをした。
ラスボス・氷室(堀部圭亮)と土門(藤木直人)の対決で幕
17日に放送された第11話は第10話からの続きで、“科学は嘘をつく”と主張する氷室と土門の対決だった。第10話では法科学部部長・立花を放火で殺し、その罪を尾藤(松雪泰子)にかけた。その犯罪は元科警研職員・下垣満行(中島多朗)が実行したが、裏で糸を引いていたのは氷室だった。下垣を殺し、捜査中の警官を殺し、高倉柊子(白石麻衣)までも殺そうとしたが、土門、尾藤、相田弁護士(迫田孝也)、嵐山(栗原類)、警官の都丸(中沢元紀)、さらには大学時代の同期・原田俊吾(袴田吉彦)の協力もあり、高倉を救出し、氷室を逮捕することに成功した。土門の成長もわかる最終回となった。
クランクアップコメントは番組公式サイトで公開
主演の藤木直人をはじめ、白石麻衣、迫田孝也、中沢元紀、松雪泰子、そして第10話、11話にゲスト出演した堀部圭亮のクランクアップコメントが番組公式サイトに掲載された。

フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。
◇フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト
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