【最終回ネタバレ】「愛の、がっこう。」木村文乃はラウールとの“今”を大切に生きる決意をした

「愛の、がっこう。」(フジテレビ、木曜22時)9月18日、最終回・第11話が放送された。美容学校の試験に落ちたカヲル(ラウール・Snow Man)は自暴自棄になりかけるが、愛実(木村文乃)の真剣な気持ちがカヲルを動かした。カヲルに“実の父親か?”と聞かれた時の松浦(沢村一樹)の表情が大評判に。最新話はTVer、全話はFODで配信されている。
「愛の、がっこう。」とは
「愛の、がっこう。」は、ドラマ「白い巨塔」、「昼顔」などを手がけた脚本・井上由美子×演出・西谷弘が再びタッグを組み、現代にアップデートした新たな純愛ドラマを届ける。「恋への憧れの扉」をこじあけるような、新たなラブストーリーだ。その最終回・第11話が9月18日に放送された。
■最終回・第11話ネタバレあらすじ
二人で暮すときめた愛実(木村文乃)とカヲル(ラウール)。カヲルは専門学校へゆく道を模索していた。学力試験、作文、面接がある。学力試験の試験問題を読むことや作文で字を沢山書くことのハードルは高い。カヲルは愛実の応援も得て、必死で勉強する。愛実の後を引き継いで3年葵組の担任になった佐倉栄太(味方良介)は、教頭の植野憲子(今藤洋子)に、愛実が生徒に直接挨拶することはできないかと願い出る。数日後、愛実は生徒たちと対面する。生徒達は愛実への文句をずっと言っているが、そこに「もっと」という言葉が沢山あり、その言葉に愛実も涙ぐんでしまう。
以前“お別れ遠足”で行った三浦海岸の花火大会が数年振りに復活すると知った愛実は、食堂に忘れてきた日傘を花火大会の日に二人で取りに行かないかと提案する。カヲルは試験に落ちたら愛実と別れるといい、それくらい真剣なのだという。
愛実は奈央(りょう)のところへ向かう。奈央は夫と別れたようだ。そして、カヲルが美容学校の受験をしていることを伝えると、どうせそのうち愛実もカヲルに愛想をつかすという。しかし、愛実はそうなったら二人で逃げるという。その言葉を聞いて、奈央はこれまで思ってきたことを愛実に打ち明ける。そして、愛実にカヲルのことを託す。
川原はニューヨークに転勤になったと連絡してきた。その後、自分を励ましながら、愛実を連絡先から削除した。
そして、専門学校の入学試験の日がやってきた。10代の若者に囲まれて試験を受けるカヲルは、学力試験、作文、面接と一生懸命に取り組んでいく。周りの若者に疎まれながらも、なんとか面接だけは“いい感じ”で終わることができた。心配になった愛実が受験会場の学校へつくと、カヲルはそんな愛実を抱き上げた。
受験の結果は不合格だった。早苗(筒井真理子)も気になって電話を入れるが、愛実は後回しにしてカヲルのもとへ向かう。早苗は誠治(酒向芳)が“やっぱりだめか”というような態度をとったので、「離婚します」といって、大切に育てていたハーブも根こそぎ引き抜いてしまう。
カヲルのもとで、懸命に“次、頑張れば”と伝えるが、カヲルはこれまでもずっと周りからがっかりされてきたといいだす。見た目と中身のギャップでこれまでなんどもため息をつかれてきたといい、愛実にだけはそう思われたくなかったのだという。愛実は、自分は字を教えたがそれ以上にカヲルからいろいろなものを教えてもらったというが、カヲルは受け付けない。ホストに戻ると言って、愛実を部屋から追い出した。
派手な服に着替えて歌舞伎町に舞い戻った。そして松浦(沢村一樹)と会うと、松浦に自分の父親なのかと聞く。松浦は否定し、“名付け親”ではあるといい、カヲルの名前の由来を話す。カヲルは「これからも歌舞伎町で生きていきます」といって、出て言った。そして、キャバクラで豪遊する。
愛実のマンションの誠治がやってきて、ズタズタにした麦わら帽子を出す。それまで「パパのせいじゃない」といっていた愛実だったが「ひどい」と声をだす。誠治は早苗から離婚を突きつけられていることを話し、「もう、パパのものではないんだな」といって出て言った。
カヲルはホストの寮だったマンションを出た。愛実は一人で三浦海岸の店に向かう。すると、店の主人が「あなたに」といって、手紙を渡してくれた。そこにはずいぶんうまくなった字のカヲルからの手紙があった。本当の気持ちが言えたお礼が書いてあったが、最後が“俺”で終わっている。不思議に思っていると、本人から聞いたらと言われる。
海外にゆくとカヲルがいた。そしてもう一回、美容学校を受験すると決意を話す。笑顔のカヲルに、“愛”の字が間違っていると愛実がいい、二人で海岸一杯に“愛”の字を書いて練習する。そして、ちゃんと書けると、二人はキスをした。
愛実の実家では早苗がパートに向い、誠治が料理の準備をしている。新しく植えられたハーブの芽が出ていた。
愛実(木村文乃)とカヲル(ラウール)は“今”を大切に生きる
ホストを辞めて美容師の道へ進もうとしたカヲルだが、入学試験に落ちてしまった。これまで勉強する“機会”がなかったのだから仕方ないという愛実に、カヲルはこれまで誰にも言えなかった“本当の気持ち”をぶつける。本気と本気のぶつかり合いでやっと素直な気持ちを手に入れた二人のラストシーンは、海岸の砂浜中に溢れる“愛”の文字だった。松浦(沢村一樹)はカヲル(ラウール)の本当の親?
二人が親子なのではという意見はドラマの前半から多くささやかれていたが、最終話でも“確実な”答えはでなかった。しかし、傷ついているカヲルの頭をなでる仕草やカヲルに実の父親ではないといった後の表情などから、視聴者の間では“言うに言えなかった?”という意見も多い。川原(中島歩)、愛実(木村文乃)の両親やカヲル(ラウール)の母親も新しい一歩を踏み出した
愛実の父親・誠治(酒向芳)は第10話で心を入れ替えたかに見えたが、本当はまだまだというところだった。そんな誠治を変えたのは、母・早苗(筒井真理子)だ。離婚を切り出し、誠治を愛実のところに謝罪に行かせた。第1話から通して、カヲルに金の無心を続けた“毒親”奈央(りょう)は夫と別れ、次男を一人で育てることを決める。愛実に「たいちゃん(ラウール)をよろしくお願いします」と声をかけることができた。そして、「愛の、がっこう」で爆発的な話題を作った川原(中島歩)のラストシーンも“くすっ”とするシーンとなった。愛実に別れを告げる電話をかけた後、なかなか連絡先の削除をできないでいたが、周りの外国人に“がんばれがんばれ川原”と声をかけてもらい、やっと削除することができた。
木村文乃、ラウール(Snow Man)のクランクアップの模様は番組公式サイトで公開
主演の木村文乃、共演のラウールのクランクアップの模様が番組公式サイトに掲載された。4ヶ月の撮影を先に終えたのはカヲル役のラウールで、スタッフから贈られた花束はホスト役の時によく来ていた赤いスーツに合わせたような真っ赤な花だ。GP帯連ドラ初出演のラウールは「ここまで長く撮影現場にいたのは初めてなので、キャスト、スタッフの皆さん、すごいなって。集中力、体力、読解力…本当にすばらしくて、リスペクトしています。プロフェッショナルな皆さんを信頼して、自分は丸裸で飛び込めました。本当にありがとうございました!」と満面の笑顔を浮かべた。また、撮影が続くチームに「最後まで頑張ってください!」とエールを贈り、名残惜しそうにチームに別れを告げた。そして、木村文乃はこのドラマの撮影は楽しく、ワクワクして現場に来れたと話した。「できるならずっとこのチームの皆さんと一緒に作りたい。でもそれはできないので、“この現場、楽しかったよね”、“大変だったけど良い作品に出会えたよね”と思ってもらえるような作品になるように、と毎日思っていました。最初は愛実をどう演じていいかわからなくて、西谷監督に弱音を吐いたりもしてしまって…。見つめてくれる目線や小道具など、キャスト、スタッフの皆さんの助けや支えがあったからこそ、愛実として生きられました」と涙を流した。コメント全文は番組公式サイトに掲載されている。
木村文乃、ラウール以外のキャストのクランクアップコメントは番組公式Instagramで
撮影が終わった俳優陣のクランクアップコメントがInstagramに掲載されている。つばさ役の荒井啓志、ヒロト役の別府由来、佐倉栄太役の味方良介、沢口夏希役の早坂美海、竹千代役の坂口涼太郎、香坂奈央のりょう、香坂勇樹役のあお、小川誠治の酒向芳、小川早苗役の筒井真理子、松浦小治郎役の沢村一樹、川原洋二役の中島歩、町田百々子役の田中みな実のクランクアップコメントが見られる。愛実の婚約者を演じ、思わぬほどに評判となった川原洋二は「いつもなんか途中から出てきて、まぁ死んじゃったり、振られたりして居なくなるんですけど」と笑いを誘い、このドラマで初めて第1話から通しての出演となったことを感謝していた。◇フジテレビ「愛の、がっこう。」番組公式Instagram
フジテレビ 2025年7月10日スタート。毎週木曜日22時放送「愛の、がっこう。」。出演:木村文乃、ラウール(Snow Man)、田中みな実、中島歩、りょう、筒井真理子、酒向芳、沢村一樹、坂口涼太郎、味方良介、野波麻帆、早坂美海、荒井啓志、別府由来ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@aino_gakkou」。
◇フジテレビ「愛の、がっこう。」番組公式サイト
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