「濁流」パク・ソハムとロウン涙の再会、搾取側に雇われたロウンとシン・イェウンの対立が注目を集める【第2-3話あらすじ】

Disney+(ディズニープラス)初のオリジナル韓国時代劇となる「濁流」(탁류)第1話から第3話が9月26日に独占配信を開始した。(※ネタバレあり)
第2話と第3話ではシユル(ロウン)を巡って騒動が大きくなっていく中、捕盗庁の新任従事官としてチョン(パク・ソハム)が登場。シユルの過去やチョンとの関係、ウン(シン・イェウン)と対立してしまう逃げ場のないシユルの運命が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。
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「濁流」は、朝鮮のすべての金と物資が集まる“京江(現在の漢江一帯)”を舞台に、混沌とした世の中を覆し、人間らしく生きるためそれぞれ異なる夢を抱いた人々の運命を描くアクションドラマ。【「濁流」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートまとめ、全話あらすじと見どころ、時代背景や豆知識など、ドラマを深掘りしていく。
■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・人物相関図付きで徹底紹介】
チャン・シユル役:ロウン
チェ・ウン役:シン・イェウン
チョン・チョン役:パク・ソハム
ムドク役:パク・ジファン
ほか
■第2話「麻浦に吹く風」あらすじ(ネタバレあり)
パン家(ウ・ジヒョン)率いるワルペ(無法者)一味を倒したシユル(ロウン)。ムドク(パク・ジファン)ら他のワルペもそれを見守っていた。チェ商団の屋敷までお仕掛けたシユルは船の労賃を要求。ワルペが嘘をついていると主張するウン(シン・イェウン)は果敢にシユルに反論。物乞い扱いされたシユルは3日間飢えに苦しめば分かると反論し、労賃代わりの布を労働者で分け合った。ウンは間で労賃を盗んだ者がいることに怒りを覚え、パン家はシユルに負けたことを悔しがり、怒りに燃えていた。チェ商団では女真族の元将軍が京江での貿易を持ちかけ、断られるが京江一帯を支配しようと目論んでいた。チェ商団では長男デイル(カン・ヒョンソク)が商団の跡継ぎに興味を示さず、団主(ユ・ソンジュ)はウンに帳簿を任せることを決意。
労賃をネコババしていたことがバレてユン家(パク・ヒョンス)から仕置を受けるムドクらワルペ。通りがかったドクケ(チェ・ヨンウ)はムドクが殴られているのを見て、仕置の中止を命じると、ムドクを呼び出し、ワルペを辞めて故郷に帰ってはどうかと友として説得するが、意地になって京江に残ろうとするムドクに掛ける言葉が見つからない。友を失望させないように再起したいムドクはシユルを探すよう命じる。
行く先々で、理不尽な税を請求されるシユル。ここでも無法者(ヒョン・ボンシク※特別出演)らがシユルに楯突いては圧倒され、シユルのあらぬ噂が広まっていく。シユルが寝泊まりする小屋を訪れたムドクは、シユルを言いなりにしようと弱みを探し、一通の手紙を盗み出す。
同じ頃、捕盗庁には科挙試験をトップ成績で合格したチョン(パク・ソハム)が新たな従事官として赴任するが、腐敗しきった組織内部に戸惑う。商団の副座長を任されたウンは、ワルペらが税金という名目で理不尽な税で私腹を肥やしていることを知り、ユン家(パク・ヒョンス)ら頭領らに挨拶に向かい、女だからと見下されるも不当な税は払わないと言い切り、強く振る舞う。
ユン家はシユルの居場所を掴み、大勢で報復に向かう。同じタイミングで西門に向かったチョンは、シユルを見て顔色を変え、生きていたことを喜びシユルを抱きしめる。表情の乏しいシユルも思いがけない再会に涙を流す。その一部始終をウン、そしてムドクが目撃していた…。
■見どころ
行き過ぎた搾取によって労賃を得られず飢えに苦しんだシユルが騒ぎを起こし、ワルペや頭領たちから目をつけられてしまった第1話ラストの騒動。身の覚えのない難癖をつけられる形になったウンは、女性ながら商団の副座長として認められ喜ぶ一方、市場における不正腐敗を思い知らされていく。また、もう一人の重要な人物であるチョンが科挙試験をトップで合格したエリート官吏として、凛々しい姿で第2話から初登場を果たし、第2話ラストでは、チョンとシユルの想定外の再会が描かれ、二人の過去にどんな秘密があるのか期待を高める展開になったまた、かつては友だったムドクとドルケの、本当は友を思い合う絶妙な空気感がこの先の物語にどんな影響を及ぼすのかにも期待が集まる。
また、第1話でのキル・ヘヨンに続き、第2話ではヒョン・ボンシクが特別出演している。
●「濁流」EP1~EP3にキル・ヘヨン、ヒョン・ボンシク、オ・ダルスが特別出演し深みをプラス
■第3話「強き新参者」あらすじ(ネタバレあり)

平民が生活をよくするためには科挙を受験し合格するしかなかったこの時代、当然のように役人に不服を申し立てたシユルだが、聞き入れられず暴動に発展し、シユルは官舎に火をつけた。暴動からシユルを逃がしたのは兄弟も同然のチョンだった。罪人として身を隠していたシユルは戦場に趣き、手柄を立てるとチョンに告げるが、シユルに目をつけたムドクは自分の下につけと取引を持ちかける。相手にしようとしないシユルだが、官吏を目指すチョンまで密告すると脅され従わざるを得ない状況に。屈辱を受けたシユルだが、ムドクのワルペ一家に迎え入れられ、過去の罪も肯定してくれる和気藹々とした雰囲気に戸惑う。
従事官として捕盗庁に赴任したチョンは、武器や馬、米など杜撰な管理に失望し、自身の歓迎の宴でも、役人は酒ばかり飲み戦争では真っ先に逃げたと非難し、遂にドルゲに楯突く。
ウンは金貸しで着実に財を蓄えていたが、ある日、予定されていた運送の準備を妨害され、労働者を介さずに荷積みを始め、ムドクらに目をつけられる。ウンは臆することなく作業を進め、ムドクは怒り心頭しシユルを呼び出す。仕方なくウンからたいまつを取り上げたシユルは、正しい行いなのか問いただされても何も言えず、その場を立ち去った…。
■見どころ
赴任したばかりの捕盗庁の従事者チョンと、その日暮らしの労働者シユルの再会で幕を閉じた第2話から続く第3話では冒頭から過去の回想で始まり、いよいよシユルの過去やチョンとの関係が詳しく描かれた。ムドクにチョンとの関係を知られ、力では負け無しのシユルがワルペとして従わされる様子が描かれるのだが、ここではムドクをはじめ、その一味であるワルワルやマンボクなど、第1話では悪どい搾取者として登場した人々の本来の人間性が個性豊かにコミカルに描かれた。
ワルペの仲間入りを果たしたシユルがウンと望まない対立関係に発展していく第3話終盤のストーリー進行が、第4話以降の二人の関係がどう変化していくのか視聴者の興味を深める。
第3話ではムドクが盗んだ手紙を代わりに読む筆耕士としてオ・ダルスが特別出演しているので見逃さないよう要注意だ。
「濁流」は9月26日からディズニー+で独占配信開始。初回は第1~3話を一挙公開し、その後は毎週2話ずつ更新され、全9話で展開される。
◇韓国ドラマ『濁流』|本予告
