【最終回ネタバレ】「デウンを掴め！」ソン・チャンミン×ソヌ・ジェドクの固い友情に感動の声続出も視聴率10.8％

08時10分ドラマ

KBS1の日日ドラマ「大運をつかめ」最終回では、ソン・チャンミン、ソン・ウジェドク、パク・サンミョンが三銃士のような固い友情を再び取り戻し、温かいエンディングを迎えた。 YouTubeにて最終回予告動画が視聴できる。

「デウンを掴め！」（대운을 잡아라 ）は、金のある奴、金のない奴、金持ちになりたい奴─3人の友人とその家族が繰り広げる、切なくも波瀾万丈な成長期を描く。

■キャスト

ハン・ムチョル役：ソン・チャンミン
キム・デシク役：ソヌ・ジェドク
チェ・ギュテ役：パク・サンミョン
イ・ミジャ役：イ・アヒョン
イ・ヘスク役：オ・ヨンシル
ファン・クムオク役：アン・ヨンホン
　ほか

ムチョルの180度変化

最終回で描かれたのは、かつて極端な守銭奴だった頃とは正反対に生まれ変わったムチョル（ソン・チャンミン）の姿。

商店街の入居者を集めて「家賃と保証金を調整し、今後10年間は据え置く」と宣言し、生活に苦しんでいた人々を大喜びさせた。さらにムチョルは「大運ビル」をデシク（ソヌ・ジェドク）との共同名義にしたいと申し出て、「宝くじの当選金はもともと君のものだった。だから半分もらう資格はない。いっそギュテも仲間に加えよう」と語り、揺るぎない友情を示した。

二つのカップル誕生

息子ソクジン（ヨン・ジェヒョン）と娘ソウ（イ・ソウォン）の交際については、母親同士のミジャ（イ・アヒョン）とヘスク（オ・ヨンシル）がついに許可を決断。長年のわだかまりを解き、40年の友情がよみがえった。

さらに驚きの展開として、ムチョルの息子テハ（パク・ジサン）とデシクの娘アジン（キム・ヒョンジ）まで密かに恋愛中であることが発覚。両親が思わぬ愛の連鎖に振り回されながらも、子どもたちの気持ちを尊重する姿が描かれた。

家族と友情の再生

奉仕活動に励むようになったムチョルは、「人生は思い通りにいかないからこそ生きる価値がある。大切なのはお金ではない」と悟りを語る。
やがて月日は流れ、クモク（アン・ヨンホン）の娘の1歳誕生日祝いの席に、仮釈放されたギュテ（パク・サンミョン）が登場。デシクとムチョルは彼を抱きしめ「本当にお疲れさま」と心から喜び合った。娘を抱いて幸せそうなギュテの姿に、一同は笑顔で包まれた。

ムチョルは集まった人々を見渡し、「ありがとう。愛してる。僕にとって人生最高の“運”は、あなたたちだ」と涙ながらに語り、胸を打った。

温かな三銃士の誓い

ラストは「大運ビル」の前に立つ三銃士の姿。「三銃士は死ぬその日まで、どんなことも一緒に」と声を合わせ、固い絆を確認。

ケチで強欲だったムチョルは数々の波乱を経て、ついに家族の愛も友情も取り戻し、物語はしっかりと閉じられたハッピーエンドで幕を下ろした。

■最終回見どころ

最終回の見どころは、まず主人公ムチョル（ソン・チャンミン）がこれまでのケチで冷たい印象から180度変わり、共に歩む仲間や家族を大切にする姿に成長したことだ。特に、かつてのライバルであり今は固い友情で結ばれたデシク（ソン・ウジェドク）との共有名義の提案や、家賃保証金の凍結といった具体的な変化が視聴者の感動を呼んだ。また、二組の若いカップルの恋愛許可が両家の母親たちによって認められ、40年の友情も蘇る展開が心温まるポイントだった。

視聴者は最終回を総じて「心温まるハッピーエンド」「登場人物たちの成長と絆に感動した」という反応が多く、特にムチョルの変化に驚きつつも共感を寄せた。仮釈放されたギュテ（パク・サンミョン）の登場や三銃士の永遠の絆の約束も視聴者の涙を誘ったようだ。SNSでは「これぞ韓ドラの正統派ハッピーエンド」「家族と友情の大切さを改めて感じた」との声が目立つ。

全体として、ドラマの終盤はドラマティックな展開と共に人物の内面が丁寧に描かれ、視聴者の感情を深く揺さぶる仕上がりとなったのが見どころであり、最終回の高評価につながっている。

しかし最終回の視聴率は10.8％にとどまった。初回12.5％で始まったものの、以降は10～11％台に停滞し、過去のKBS 1TV日々ドラマに比べて低迷が続いた。中盤以降も視聴率は伸びず、KBS 2TVの同時間帯ドラマに首位を奪われる場面もあった。105話で一時12.2％を記録したが、最終回は10.8％に終わり、平均視聴率も10.8％。近年不調とされた『ドタバタファミリー』を下回り、過去10年で最低の視聴率となった。

KBS1の日日ドラマ、10月13日からは「マリと変わったお父さんたち」（마리와 별난 아빠들）を放送する。

◇ [대운을 잡아라] | KBS 251003 방송（最終回予告）