女優ムン・ソリ「第11回大阪韓国映画祭」11月24日『三姉妹』上映後トークイベント開催

14時14分映画

大阪韓国文化院は11年目を迎える「第11回大阪韓国映画祭」を、11月24日(月)および27日(木)~30日(日)の5日間にわたり開催する。今年は日本初公開作品を含む計12作品が選ばれ、2015年の開催以来、過去最多の上映数で日本の観客を迎える。



日本初公開を含む多彩なラインナップ
上映作品は、韓国国内の映画祭で高く評価された長編6作品とアニメーション5作品。11歳の少年と“マッコリ”の友情を描く『マッコリが教えてくれる』、性的少数者の娘を持つ中年女性の葛藤を描いた『娘のこと』、解雇を迫られる労働者の心情を掘り下げた『やるべきこと』など、現代社会を鋭く映すテーマが揃う。
また、格差社会を風刺した『間借人』や、現場実習生の成長を描く『3年生2学期』など、韓国社会のリアリティを反映した作品も並び、幅広い層の観客に訴える内容となっている。

アニメーション特別企画も初開催
今年は大阪韓国映画祭で初めて、アニメーション特別セクションを設けた。チョン・ユミ監督の短編『Glasses』をはじめ、海外映画祭で高い評価を受けた4作品を上映。さらに、ペク・ヒナ原作の絵本を東映アニメーションが3D化した『あめだま』も上映される。

ムン・ソリが来日、観客と交流
映画祭初日の11月24日(月)には、韓国を代表する女優ムン・ソリが来日し、出演作『三姉妹』の上映後に観客とのトークイベントを行う。ムン・ソリはNetflixドラマ『おつかれさま』などで日本でも高い人気を誇り、来日発表後からファンの注目を集めている。

東映の西尾大介監督&鷲尾天プロデューサーも登壇
最終日の11月30日(日)には、『あめだま』の西尾大介監督と鷲尾天プロデューサーが登壇。東映が韓国の絵本をどのように映像化したのか、制作秘話やアカデミー賞候補入りのエピソードを語る。二人は『プリキュア』シリーズで知られる日本アニメ界の名コンビでもあり、注目のトークとなる。

注目の女性監督たちも来日
『マッコリが教えてくれる』のキム・ダミン監督と、『娘のこと』のイ・ミラン監督も映画祭に参加予定。イ・ミラン監督は『娘のこと』で釜山国際映画祭CGV賞、ソウル独立映画祭観客賞などを受賞し、韓国映画界で注目を集める新鋭。キム・ダミン監督も脚本・原作・演出を手がける多才なクリエイターとして注目されており、日本の観客からの関心も高まっている。

大阪韓国文化院の金蕙穗(キム・ヘス)院長は、「11年目を迎える大阪韓国映画祭の新たな出発として、より充実したラインナップを準備した。今後も日本で観る機会の少ない優れた韓国映画を紹介し、代表的な韓国映画祭として地位を確立していきたい」とコメントした。

開催概要
イベント名称:「第11回 大阪韓国映画祭」
開催期間:2025年11月24日(月)および11月27日(木)~30日(日)
会場:駐大阪韓国文化院 ヌリホール(7F) 大阪市北区東天満1-1-15

公式サイト

今年の大阪韓国映画祭は、韓国映画の新しい潮流と日韓の文化交流の深化を象徴する5日間となりそうだ。

kandoratop【韓国映画】【『三姉妹』関連記事】