「終幕のロンド」“もう会わない”と決めた中村ゆりは草彅剛に別れのキス【第8話ネタバレと第9話予告】

08時54分ドラマ
©カンテレ・フジテレビ

夫・利人(要潤)の会社『御厨ホールディングス』で多発している自殺のことや遺族を訴えていることを知り、鳥飼樹(草彅剛)を思っていること、しかし、もう会わないことを宣言して、利人に提訴の取り下げを頼んだ。「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」(毎週月曜、22時、カンテレ・フジテレビ)2025年12月8日、第9話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」とは
「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」は、シングルファーザーで、遺品整理人が仲間とともにときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマだ。その第8話が12月1日に放送された。

利人(要潤)と不倫している編集者の静音(国仲涼子)がキーマンなのか?

利人は『御厨ホールディングス』の専務として、社長であり父の剛太郎(村上弘明)の強引な経営に加担している。妻・真琴(中村ゆり)は遺品整理で知り合った鳥飼樹(草彅剛)に惹かれ、堂々とをそれを宣言、さらに、愛人である静音も“ある目的”をもって近づいているようだ。8日に放送される第9話で、静音の正体が明らかになり、なぜ、利人に近づいたのかもわかる。“悪役”が似合う要潤演じる利人だが、社長のやり方に疑問があるものの意見を言えず、妻ともうまくいかず、愛人も自分のことを愛してなどいないようで、哀れな役どころとなっている。

矢作海斗(塩野瑛久)が御厨剛太郎(村上弘明)に取り込まれる

『Heaven’s messenger』でリーダーとして働いている海斗は高額のヘッドハンティングの話にのってしまう。剛太郎のいつもの手段で、“取り込んだ若者”に自らを“信奉”させてゆく。そして、どうやら、“汚い仕事”を海斗にやらせようとするのだ。剛太郎はどこまで悪なのか?ゆずは(八木莉可子)は海斗をとどまらせることができるか?

主演・草彅剛と監督・三宅のインタビューが公開された

今作の監督を務める三宅喜重は、草彅の初主演ドラマ「いいひと。」(1997年)で、助監督だった。“僕シリーズ3部作”“戦争シリーズ3部作”等、長年に渡り、草彅×カンテレタッグ作品に携わってきた人物で戦友とも呼べる。二人の対談が番組公式サイトに公開された。“遺産整理人”という作品に携わろうと思った理由について監督は「前回の草彅さんとの「戦争シリーズ」3部作では、復讐劇をテーマに、激しい怒りや悔しさをたぎらせるドラマに取り組んだのですが、今回はそれとは全く違うテイストの“人の想いを大切にする”、そんなドラマを一緒に作りたいと思いました」と話し、草彅も「僕もこれまでとは違うベクトルに、三宅監督と一緒に行けたらなという思いがあって」と答える。さらに、草彅は三宅監督が“いい顔”を撮ってくれるというと、「草彅さんならどの角度からでも大丈夫。すべて分かっていますから」と話した。コメント全文は番組公式サイトに掲載されている。

■第8話ネタバレあらすじ

樹(草彅剛)がこはる(風吹ジュン)の散骨に真琴(中村ゆり)に同行したことはすぐさま利人(要潤)の耳にも入った。下田の海岸で樹が真琴の肩を抱いている写真を見たのだ。利人は真琴を責めるが、真琴も意志をもって立ち向かう。

『御厨ホームズ』と戦う決意をした磯部(中村雅俊)。樹は、御厨の闇を暴こうとする波多野(古川雄大)から集団訴訟に必要な証拠の話を聞く中で、亡くなった磯部の息子の恋人の存在を気にかける。

樹は、『御厨ホームズ』の14人目の被害者、小林太陽(末廣拓也)の遺品整理に向き合ううち、1枚の売買契約書を発見する。

一方、その太陽の自死を受け入れられない弟の陽翔(山時聡真)は、相変わらず精気を失ったままだったが、陽翔は自ら死を選んだ兄の気持ちを知りたい一心で、遺品の中に見当たらなかった太陽のスマホとパソコンを探し求める。そして、SNSで『御厨ホールディングス』への不満をぶちまけた。それを知った利人が業務妨害だと訴え、陽翔は行方をくらました。みんなで懸命に探すと、太陽が自殺した場所で飛び降りようとしているところを樹が発見して、なんとか取り押さえた。病院で目を覚ました陽翔だが、樹への感謝の言葉もない。

一方、真琴はこはるのことで『Heaven’s messenger』に来ていた。太陽の遺品をみて愕然とし、美佐江(大島蓉子)に、自分の名前、“御厨真琴”と名乗って話をする。

自宅に戻った真琴は陽翔への訴えを取り下げるように頼む。樹が関わっていると決めつける利人に、美佐江(大島蓉子)と話したこと、すでに14人の自殺者がでていることを突きつける。離婚を取り下げるし、樹とも会わないと頼む。利人は提訴については検討するといい、樹とこれ以上会ったなら、樹に対しても訴えると言った。そして、真琴は家を出た。

樹は太陽がどれほど陽翔を思っていたか、陽翔がいたから支えられていたと思うと伝える。「お兄ちゃん」といって泣き出す陽翔のもとに、提訴が取り下げられたと連絡が入った。

提訴取り下げに真琴が尽力したことを知ると、樹は「無理をさせてしまったのでは」と心配する。樹と陸(永瀬矢紘)が買い物にゆくと、真琴がレジ打ちで働いていた。驚く樹に、公園で会いたい旨を告げる。

矢作海斗(塩野瑛久)はヘッドハンティングの誘いをうれしそうに久米ゆずは(八木莉可子)に話す。心配するゆずはだが、海斗は給料が1.5倍になるという。

公園にやってきた真琴は樹に、利人と離婚しないこと、そして「もう会わない」と告げる。驚く樹に真琴はキスをして、去って行った。

■第9話あらすじ

真琴(中村ゆり)から別れを告げられた樹(草彅剛)は、翌朝、どうすることもできない無力さと切なさを感じる。出社すると海斗(塩野瑛久)から、別の遺品整理会社から新店舗の責任者に誘われているとの報告があった。樹と磯部(中村雅俊)は、久々に舞い込んできたうれしいニュースに顔をほころばせる。

さらに波多野(古川雄大)からも、磯部の息子の恋人だった女性が接触してきたと報告を受ける。過重労働の証拠となる記録を見つけるため、女性が持っているパソコンの復元を試みているという。

一方、御厨家を出た真琴は、樹と過ごしたいつもの公園に向かっていた。そこにランドセルを背負った陸(永瀬矢紘)の姿がいて、学校をサボって真琴に会いにきたという。

同じ頃、『Heaven’s messenger』では、樹が清香(長井短)から、ある動画を見せられていた。それは真琴に関するWEB動画。そこには、顔こそ見えないものの陸だとわかる男の子の姿が…するとその直後、樹のスマホに1本の電話がかかってきた。

カンテレ・フジテレビ 2025年10月13日スタート。毎週月曜日22時放送「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」。出演:草彅剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、中村雅俊、風吹ジュン ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@shumaku_rondo」。

カンテレ・フジテレビ「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」番組公式サイト

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