チソン、10年ぶりのMBC復帰作に「判事 イ・ハンヨン」を選んだ決定的理由とは?

10時41分ドラマ
画像:MBC drama公式Xより

2026年1月2日スタートのMBC新金土ドラマ「判事 イ・ハンヨン」(판사 이한영)で、俳優チソンが再び痛快な正義のドラマを届ける。8日、SNSにてチソンの表情豊かなキャラクターポスター4点が公開された。



「判事イ・ハンヨン」(企画:チャン・ジェフン/脚本:キム・グァンミン/演出:イ・ジェジン、パク・ミヨン)巨大ローファームの操り人形として不当な判決を積み重ねてきた判事が、ある日突然“10年前”に戻り、全く違う選択を通じて巨悪へ立ち向かうという回帰サスペンスだ。

チソンが演じるイ・ハンヨンは、権力と癒着し、依頼人に便宜を図る“腐敗判事”そのもの。しかし予期せぬ事件を境に、若手単独判事として働いていた10年前へとタイムスリップしてしまう。この出来事を機に、これまで巨悪の手足として生きてきた人生に決別し、正義へ向き直る姿が描かれていく。チソンは、この複雑な価値観の揺れや、岐路に立たされた人物の心理変化を緻密な演技で立体化する予定だ。

■「正しい選択とは何か」を問う作品に惹かれた
本作を選んだ理由についてチソンは、「特定の事件を批判する物語ではなく、“人はどうすれば正しい選択ができるのか”という本質的な問いが込められている」と語る。
2015年の「キルミー・ヒールミー」以来10年ぶりのMBC作品となる今回、俳優として“人間の葛藤や内省”を丁寧に描きたいという思いが背中を押したという。

■感情の軸をつくる作業からスタート
幅広い感情を抱えるイ・ハンヨンを演じるにあたり、チソンはまず“揺るがない中心”をキャラクターの内側に確立することに注力した。
「人物の軸が明確であれば、どれほど感情が揺れても生きた人間として感じられる」と語り、ハンヨンの思考や判断の流れを丁寧に整理しながら役作りを進めたという。
また、同じ人物でありながら10年後と10年前でまったく異なる価値観を持つことになる“ギャップ”が物語の肝であり、最大の見どころと強調した。

■パク・ヒスン、ウォン・ジナとの演技シナジーに自信
劇中、イ・ハンヨンはパク・ヒスンが演じる敵対的な存在・カン・シンジン、そしてウォン・ジナ演じるキム・ジナと深い関わりを持つ。
チソンは、パク・ヒスンとの撮影を「エネルギーのぶつかり合いがスリリングで爽快」と表現し、ウォン・ジナについては「澄んだ雰囲気のおかげで自然と集中でき、ハンヨンの感情にすぐ戻ることができた」と語り、現場での手応えをのぞかせた。

■作品の魅力は“痛快さ”
最後にチソンは「判事 イ・ハンヨン」の根底にある魅力として“痛快な正義の実現”を挙げる。
「混沌の中でも正義がどれほど強く輝けるかを見せるドラマ。視聴者の時間を一瞬たりとも退屈させない作品になるはず」と自信を見せ、多くの視聴者の関心を呼びかけた。
しかし物語は意外な方向へ進む。ラストで、オ・ジョンイン(イ・ユヨン)の運転手が、かつてダウィットを弁護士の座から追いやった“常習詐欺師ユ・ジェボム”であることが判明。ダウィット、ジョンイン、そしてユ・ジェボムの3人をつなぐ“過去の真実”が新たな謎として浮上し、物語は次の段階へと進む。

「判事イ・ハンヨン」は、原作ウェブ小説が1,075万ビュー、ウェブトゥーンが1億191万ビュー、合計1億1,000万ビューを記録した同名作品が原作。「ザ・バンカー」「私を愛したスパイ」「モーテル・カリフォルニア」などでセンスある演出を見せたイ・ジェジン監督をはじめ、パク・ミヨン監督、キム・グァンミン作家が意気投合して制作した。

MBC新金土ドラマ『判事イ・ハンヨン』は、2026年1月2日(金)21時40分より初放送される。

판사 이한영 1차 티저(1次ティーザー)

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