“正しい未来”を知った宮﨑あおいの選択は?「ちょっとだけエスパー」第8話“ぶんちゃん”のネタバレと最終回予告

07時00分ドラマ
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12月9日に大泉洋主演 野木亜紀子脚本のTBS火曜ドラマ「ちょっとだけエスパー」第8話“ぶんちゃん”が放送された。気になるネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。次回最終回の第9話は12月16日に放送される。予告動画や撮影メイキング動画などは番組公式YouTubeとTverで公開。放送直後からTVer・ABEMAで無料見逃し配信、TELASA(テラサ)では見放題配信がスタート。さらに、Netflixでの世界配信も発表されている。



「ちょっとだけエスパー」は、ヒットメーカー・野木亜紀子の完全オリジナル脚本のSFラブロマンスドラマ。会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが「ちょっとだけエスパー」になって世界を救う姿を描く“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”。

兆と文太にとっての“正しい未来”
三十年後の文人=兆にとっての「正しい未来」は、四季が死なない未来だった。愛する人を救うために未来を変えるというストーリー展開は、ヒーロー物の鉄板ネタのはずなのに…。文太たち“ちょっとだけヒーロー”がこなしていたミッションはすべて正義に反するものだった。

しかも、兆だけでなく、真相を知った文太もまた、四季を救うために“ナノレセプター”を飲むよう促した。二人の、「1000万人を犠牲にしても、四季を守りたい」という想いは伝わるものの、ヒーローから逸脱した感じは否めない。

四季の決意とは?
文太と兆が自分を救うために、エスパーたちが未来を変えようとミッションをこなしていたことを知った四季は、Eカプセルを乱用。彼女にしてみれば、自分の意思に反して、突然未来の記憶を読み込まされたり、未来の夫が現れたり、偽の夫をあてがわれたり、自分の死を感じたり、さらには自分のせいで1000万人もの人が犠牲になると知ったなら、当然自暴自棄になるというもの。

次回最終回では、四季がEカプセルを飲んだことで、ディシジョンツリーが崩壊の危機に…。予告動画では「二人を殺します」と宣言する四季の姿が…。彼女はいったい何をしようとしているのか?

世界からこぼれ落ちた“ちょっとだけのヒーロー”たちの運命は?“ぶんちゃん”と四季の愛の行方は?運命の12月24日、クリスマスイブの夜、最後の戦いが幕を開ける!

■第8話 ネタバレあらすじ
四季(宮﨑あおい)は、夫の《ぶんちゃん》が、文太(大泉洋)ではなくフミト(岡田将生)であることを思い出した。ただし、四季とフミトが出会い結婚するのは来年、2026年の出来事。未来の記憶が混じったのは、半年前に兆が飲ませた白銀色の液体“ナノレセプター”が原因だった。

予定通り行けば「十年分の記憶」を無意識下にインストールでき「四季を救う」ことができるのだと兆(岡田将生)は言っていた。だが途中で停電が起き、記憶が最適化されないままインストールは失敗してしまった。そのせいで四季は、まだ見ぬ夫を求めてさまようことになり、文太が代わりにあてがわれたのだった。

兆は、新たに作り直したナノレセプターを四季に飲ませようとしたが、飲めばこの半年の記憶が消えるという。それを聞いた四季は、自分が愛している“ぶんちゃん”は文太だと宣言し、兆を拒絶した。

ノナマーレの社員として、兆(岡田将生)に“選ばれし者”の条件、それは《いらない人間》であること。2055年の未来に実体がある兆は、この2025年の世界で誰とも結びつきがない、ディシジョンツリーの外側にいる人間を使うことで、影響を最小限に、世界の形を変えようとしていたのだ。

すべてを失い絶望していた文太、同様に孤独だった桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)。全員が、「もしもエスパーになっていなければ、今年中に死んでいた人間」であるから「人を愛してはいけない」というルールだったと告げられ、愕然とする。

そんな中、突如、桜介の身体に異変がおき、目から血の涙が…。兆はそれがEカプセルによる副作用だといい、《いらない人間》に副作用で苦情を言われる筋合いはないと言い放つ。このせいで八柳たち第一世代のエスパーたちが亡くなったことを市松(北村匠海)と九条(向里祐香)に伝える文太。

円寂・桜介・半蔵はノナマーレをクビになり、それぞれの社宅を出ることに。だが、なぜか文太だけはクビにならずに、兆から新たなミッションを告げられる。文太は「やるはずがないだろう!」と怒りをあらわにするが、兆は「あなたはミッションをやるしかない」と告げる。

文太は四季がもう一度行きたいといっていた江の島デートに誘う。文人との思い出を上書きしようと出かけたが、行く先々で四季は文人との思い出に浸る。文太は四季が自分をもう“ぶんちゃん”とは呼んでいないといい、自分には四季の存在が重すぎると話し、“ナノレセプター”を手渡すと、混乱した状況を改善するため、それを飲むように促す。

文太が、兆から受けた最後のミッションは、「四季にナノレセプターを飲ませる」ことだった。10年後に四季が死ぬ未来を阻止するためならば、1000万人の命を犠牲にすることを厭わない兆。孤立した人々を兆が操り、ミッションを遂行する理由、それはすべて、たったひとり四季を救うため。四季が死んでしまうという歴史を改ざんするために、2055年の未来から介入していたのだ。

“ナノレセプター”を飲めば10年後の悲劇を回避できる可能性はあるが、この半年の記憶を失い、文太たちのことは忘れてしまう。文太は愛する四季を救うために彼女の前から立ち去った。四季は“ナノレセプター”を手にしたまま「ノナマーレ」に向かう。

そんな中、市松が兆に捕らえられ、愛する人を救い「正しい未来」を作ることを邪魔しないようにと告げられる。市松は1000万人が死ぬ未来に加担することはできないと拒絶。二人の話を立ち聞きしていた四季は、市松を逃がすと、「たこっぴ」に戻って、Eカプセルをバリバリと食べ始める。

■第9話 あらすじ 
2人の《ぶんちゃん》の願いとは裏腹に、四季はナノレセプターを飲まずに、久条から預かっていた“Eカプセル”をぼりぼりと何粒も口に頬張ってしまう。一方、ノナマーレを解雇され、「今年中に死ぬ、世界にとっていらない人間」という真実を突きつけられた桜介、半蔵は生きる目的を失い、バラバラになっていた。円寂は、残る力を使って、人生を狂わせた結城(吉田鋼太郎)に復讐しようと彼の自宅に向かう。一方、目の前で崩壊したディシジョンツリーを見た兆は、市松、紫苑(新原泰佑)、久条に対し、ある恐ろしい計画を実行することを決意する…。


テレビ朝日 2025年10月21日スタート。毎週火曜日21時放送「ちょっとだけエスパー」。脚本:野木亜紀子 出演:大泉洋、宮崎あおい、岡田将生、ディーン・フジオカ、高畑淳子、宇野祥平、北村匠海 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@chottodakeesper」

テレビ朝日「ちょっとだけエスパー」番組公式サイト