「相棒24」水谷豊と寺脇康文は補助金の不正受給を訴える若者を殺した犯人を逮捕【第8話ネタバレと第9話予告】

10時12分ドラマ
©テレビ朝日

児童館をめぐる補助金の不正受給を訴えた“ディスクレシア”の少年・蓮の遺書が悲しい。息子・蓮のために包丁を手にした絵本作家・弥生(中田喜子)を右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が制した。「相棒24」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)2025年12月17日、第9話「カフカの手紙」を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「相棒24」とは
「相棒24」とは、捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。すでに20年以上の間、シリーズは続き、変わらぬ人気を誇っている。24シーズン目となる「相棒24」の第8話は12月10日に放送された。

第8話は“ディスクレシア”が話の中心に

10日に放送された第8話で登場した“ディスクレシア”というのは、文字の読み書きに限定した学習障害のことで、15人に一人ほどの出現率があると言われている。文字がゆがんで見えたり、文章の理解が出来なかったりすると言われているが、有名人にも何人もいる。俳優のトムクルーズや映画監督のスティーブンスピルバーグや、20世紀最高の物理学者といわれるアインシュタインもそのひとりではと言われている。第8話に登場した“ディスクレシア”を持っている青年は“こ”と“い”、“し”と“つ”、“や”と“か”の判別が逆になったりする。遺書に残っていた文字が“いしや”だったが、実際は“こづか”を書きたかったのだった。

ゲストの中田喜子は、俳句番組でも活躍中

第8話のゲストとして登場した中田喜子は、俳優としての仕事だけではなく、TBSの「プレバト」では、俳句の才能を発揮している。タイトル戦などでは、感情をあらわにする表情も話題となっている。

17日放送の第9話は、遺体の身元調査から、思わぬ事実が?

17日に放送される「カフカの手紙」では、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が身元不明遺体の確認に駆り出される。“カフカさん”と呼ばれて、公園で子どもに読み聞かせをしていた老人は、3,000万円を抱えて亡くなっていた。この大金はいったいどこから手に入れたものなのか?身元調査で右京たちが老人の“裏”の顔を暴き出す。

■第8話ネタバレあらすじ

右京(水谷豊)と小手鞠(森口瑤子)は、薫(寺脇康文)と美和子(鈴木砂羽)が最近、ボランティアをしているという、絵本作家・並木弥生(中田喜子)がオーナーの児童館を訪れる。

右京は施設に何者かが侵入した形跡を発見した。さらに、付近でひとみという女性が殺される事件が起こり、犯人が逃走中という一報がもたらされる。児童館では子どもを避難させたりしていた。

事件現場に足を向けた右京と薫は、遺留品の中から『いしや』『☆18』と書かれた、暗号めいた走り書きを見つける。そのメモ帳には、弥生の絵本に登場するフクロウのイラストがプリントされていた。

殺人事件の容疑者はひとみの同僚だった佐野だ。その佐野は弥生の家に侵入し、弥生の手足をしばりあげていたが、そこに右京と薫がやってきた。自分がでないと不審に思われるといって、弥生は玄関で対応する。右京はスマホに「大丈夫ですか?」と書いてみせるが、弥生は大丈夫だという。しかし、右京は部屋の中に容疑者がいると確信する。

児童館での聞き込みやひとみの身辺調査から、弥生には5年前に自殺した息子・蓮がいて、蓮とひとみには面識があったことがわかる。蓮の葬式の際に、ひとみが弥生に土下座していたこともわかった。

弥生は右京から、残されていたメモに『いしや』『☆18』と書かれていたことを聞く。右京は葬式のときにひとみが土下座したことを聞くと、自殺前に喧嘩したのだといって謝ってきたという。弥生は蓮を助けられなかったことを悔いていて、蓮のために絵本を書いたのだという。

蓮が自殺した1ヶ月後に児童館が補助金を不正受給していたことがわかったことも判明した。角田(山西惇)の話では、受給していた人物は雲隠れしているのだという。そして、内部告発があったのは蓮が自殺する前日だった。

弥生の家にいる佐野は、蓮と同じようにディスクレシアだった。職場でもしょっちゅう怒られていたが、ひとみが助けてくれたのだという。弥生は佐野の前で心臓を押さえて倒れ込む。薬をとってきてくれといって納戸に行かせる。そして、外からドアを閉め、開かないようにしてしまう。そして弥生は出ていった。そとにいた右京たちに「あの男が裏からでていった」といって右京たちを裏に走らせると、その隙に弥生は出て言ってしまった。

弥生がむかったのは児童館だった。館長の村越を追い詰めていた。そこに右京と薫がスタッフの小塚をつれてやってきた。蓮がメモに残していた“いしや”は、実は、“こづか”だった。ディスクレシアの蓮には、“こ”と“い”、“し”と“つ”、“や”と“か”の判別が逆になってしまったりしていた。

小塚は詐欺の前科もあり、児童館の不正受給に手を染めていた。蓮に気付かれて、殺してしまった。蓮が学習のために書いていた文字を遺書として使ったのだ。そして、それに気がついたひとみのことも殺した。ひとみのもとにやってきた佐野を殴りつけて、罪をきせようとしていたのだった。

警察に連行されてゆく佐野に弥生は絵本を渡して「ゆっくりでいいのよ」と励ました。

■第9話あらすじ

住宅街の一角で、一人の老人(小須田康人)が3,000万円をいだき死亡しているのが発見された。捜査一課は遺体の状況から事件性はないと判断し、特命の右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が身元の確認を始める。

公園の親子連れから、老人は、公園で手紙の読み聞かせをし、子供たちから「カフカさん」と呼ばれ親しまれていたことがわかる。カフカといえば、大切な人形を無くして悲しむ少女のために“人形からの手紙”を創作し、少女の心を癒したというエピソードがあるフランスの文豪だ。

右京と薫は、老人が使っていた封筒を扱う近所の喫茶店を訪れ、店主の女性(宮本真希)から話を聞くと…。

テレビ朝日 2025年10月15日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒24」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒24」番組公式サイト

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