「この川には月が流れる」キム・セジョンの正体を知ったカン・テオ、涙で本当の再会を果たす【第11話第12話】
キム・セジョンとカン・テオが主演を務めるMBCの金土ドラマ「この川には月が流れる」(이강에는 달이 흐른다)第11話と第12話が12月12日と13日に放送された。
第11話と第12話では、記憶が戻り始めたダリ(キム・セジョン)の正体に遂に世子ガン(カン・テオ)が気づくも、政敵ハンチョル(チン・グ)に狙われ王宮を脱出。ハンチョルを倒すための最終決戦へ向けた展開が繰り広げられた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)
「この川には月が流れる」(脚本:チョ・スンヒ/演出:イ・ドンヒョン/制作:ハイジウムスタジオ)は、笑顔を失った世子イ・ガン(カン・テオ)と、記憶をなくした行商人パク・ダリ(キム・セジョン)の“魂のチェンジ”を描くファンタジー・ロマンス時代劇。
■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・人物相関図付きで徹底紹介】
イ・ガン役:カン・テオ
パク・ダリ役:キム・セジョン
イ・ウン役:イ・シニョン
キム・ウヒ役:ホン・スジュ
キム・ハンチョル役:チン・グ
ほか
■第11話「도망친 곳에 낙원은 없다(逃げた場所に楽園はない)」あらすじ
かつて宰相キム・ハンチョル(チン・グ)の策に落ち、王妃毒殺の容疑をかけられて死を迫られた嬪宮(キム・セジョン)。世子イ・ガン(カン・テオ)は地位をも捨ててでも側にいてほしいと懇願する。王(キム・ナムヒ)は嬪宮の側近だったホンナン(パク・アイン)に近々毒殺刑に処されることを明かし、遠くへ逃げて生き延びるよう道を示した。記憶を失ってダリとして生きていた彼女は記憶を断片的に取り戻し、自分を騙していたホンナンを責めるが、ホンナンは再びダリが王宮に火をつけた罪を着せられて殺されると説得。養父母を呼びつけて無理やりダリを逃がそうとするが、養父母は最後はガンの側にいたがるダリの人生を尊重してダリを行かせた。ダリは逃げるように勧める王に逃げないと宣言。王は必ずハンチョルがダリに危害を加え、ガンもそれを守ろうとして身を滅ぼすことを心配するが、ダリはこれまでの嬪宮とは違うと力強く説得し、ガンの側にいることを認めてもらう。強がってはみたものの、次々と蘇る嬪宮時代の記憶に疲弊したダリは、事実を秘めたまま、ガンのもとへ走ると側にいたいと微笑む。王はダリに言われた通り、記憶が戻った事実を伏せ、ダリの養父母を守るよう命令。しかし、それを聞きつけたハンチョルはダリの家族を狙い始める。
ウヒ(ホン・スジュ)との逃亡に失敗して酒に浸っていたウン(イ・シニョン)を咎めるガン。王とハンチョルの密約の存在を明かして、ウンに譲位すれば問題は解決すると説得するが、ウヒのいない未来をウンは望んでいなかった。夜明けに我に返ったウンはウヒと過ごした幸せな時間を思い出し、状況を打破する決意を固める。
ガンはダリを陥れようとした都承旨と女官を別々に流刑に処すよう命じるが、ダリは一緒にいさせてほしいと懇願。ウヒは食事を摂ろうとせず部屋に籠もっていたが、ウンが危険を顧みず部屋の前に風車と恋文を飾り、大声で愛を叫んだ彼が何をするつもりか心配を募らせる。その情報はガンにも伝わり、ウンがハンチョルを殺害するつもりだと察して慌てて飛び出す。ハンチョルを襲撃したウンだが返り討ちに遭って絶体絶命のピンチに立たされる。ハンチョルはウンの瞳にかつて愛した女性(チャン・ヒジン)の面影を感じてとどめを刺せず、ウンに殺されそうになるがガンが飛び込みウンを連行する。事件はガンとハンチョルの間でなかったことになるが、ハンチョルは自分が死んでも別の者が密約を公表すると脅しをかける。
ガンは密約を隠し持っているドクジュンという人物を探し出すために動き出し、一部始終を聞いたダリはウンの向こう見ずな行動を咎めながらも彼の気持ちに寄り添った。密約を隠し持っている者がハンチョルと関連する商団に匿われていると調べたガンだが、ヒントを握るウヒに接近する方法がなかった。立ち上がったダリは大妃(ナム・ギエ)に接近すると、商人として培った庶民のゴシップや美顔パックで大妃に頼み事をしてウヒに接近成功し、ドクジュンや商団についての情報を聞き出した。ウヒはドクジュンを見つけたら自分のところに来るよう伝言を伝える。
都で情報を集めていたガンは、王とホンナンの密談を目撃し、遂にダリがかつて愛した嬪宮と同一人物であることを知り、ダリのもとへ走る。何も知らずに笑顔で現れたダリは、ガンが事実を知ったことを察し、笑顔で二回も恋が実ったと頬笑み、大声を上げて泣き崩れるガンと真の再会を果たした…。
■見どころ
前回、嬪宮だった頃の記憶を断片的に取り戻したダリが、事態を受け入れながらもガンへの愛情を惜しみなく注いでいくハートフルな展開が続く傍ら、ハンチョルの悪事を暴くための作戦も始動し、ウンとハンチョルの対決も描かれた。断片的に描かれてきた中殿(チャン・ヒジン)の存在が物語の発端に大きく関連していることを示唆し、最後は遂にガンもダリが真だと思っていた嬪宮だったという事実を知り、涙の再会で第12話へと続いていく。今回の韓国での視聴率は全国5.6%を記録した。(ニールセンコリア調べ)●「この川には月が流れる」キム・セジョン、“1人で5つの身分”を演じ分ける圧巻の変身
●「この川には月が流れる」11話、神回認定!カン・テオ号泣の膝つき謝罪に視聴者も涙…視聴率5.6%
■第12話「흰 소복을 입은 여인(白装束を着た女)」あらすじ
ダリはハンチョルの行動に疑念を抱く一方、ハンチョルがダリの背後を調べ始めて義父母やホンナンを捕らえ処刑しようとしていると知り衝撃を受ける。処刑台の上でも悔いを見せない養父母。ダリは危険を顧みず刑を停止させ、ハンチョルに正体を明かすよう挑発されてしまう。命を捨ててでもダリの正体を隠そうとする家族たちの刑が再開されそうになり、やむを得ず自分が嬪宮だと明かし、罪人として連行されてしまう。
ガンは王に助けを求めるが、過去の嬪宮の罪が濡れ衣だったと立証することができず、ダリを処刑するという王命が下されてしまう。ダリが処刑されればガンは再起不能になり、ハンチョルを倒す計画も絶望的になる…ウヒにとっても事態は深刻だった。ウヒはガンに贈った衣服に脱出計画に関する書簡を潜ませた。女官に扮して部屋を脱したウヒは巧妙に追手を騙し、投獄されていたダリとすり替わり、ハンチョルを出し抜いた。
ハンチョルが商団に扮した私兵を抱えていることを知った王も協力し、ダリはガンと共に王宮からの脱出に成功。ウヒは父に反抗するが最も信頼していた側近の女官を目の前で殺されてしまう。逃亡生活を余儀なくされたガンとダリは隠れ家に身を隠しながら、ハンチョルの私兵団の手がかりがある山を目指す。
ガンが姿を消しても、ウンに王位を継承することに反対した大妃はハンチョルを呼び出し取引を持ちかける。不吉な予言のせいで王宮で事件が起きたと思い込む大妃は、ハンチョルがかつて愛した中殿のことも罵倒し、ハンチョルを激怒させる。大妃のせいで中殿が毒を飲んで自害したと口にするハンチョルに全ての事情を察した大妃は衝撃を受ける。
懸賞金目当てで通報され、ハンチョルの手下に囲まれたガンは自らをおとりにダリを逃がし、王宮に戻るとセドル(ハン・サンジョ)を通じてウンにダリの居場所や密約に関するヒントを託した。ダリと合流してハンチョルの私兵団のアジトに忍び込んだウンはそこで死んだはずの母を目撃し、困惑する。
■見どころ
今回のエピソードでは、感度的な再会を果たしたガンとダリの幸せが描かれるも、すぐにその正体がハンチョルにも知られてしまい。養父母が処刑される危機に見舞われたり、投獄され処刑を宣告されたり、ウヒや王の手助けで王宮脱出作戦が繰り広げられたりと、スリリングな展開が続いた。終盤では死んだはずの中殿が、サブタイトルにある「白装束の女」としてハンチョルのアジトで生きている姿が描かれ、衝撃的な展開とともにクライマックスとなる次週放送への期待をぐっと高めた。今回の韓国での視聴率は全国5.7%だった。(ニールセンコリア調べ)(【12月13日視聴率TOP10】
キム・セジョンの初時代劇挑戦で話題を呼ぶMBCドラマ「『この川には月が流れる』は、11月7日(金)21時50分より放送をスタート。第13話は12月19日(金)放送予定。日本での配信・放送予定は未定だ。
◇YouTube|이강에는 달이 흐른다13회 예고(第13話予告)
◇MBC「이강에는 달이 흐른다」HP
●【11月韓国でスタートの新ドラマ】