新人女優チョン・セッピョル、「プロボノ」第3・4話で存在感発揮 障がい児を育てるシングルマザー役に涙
tvNドラマ「プロボノ:アナタの正義救います!」(프로보노)の第3話・第4話で、新人女優チョン・セッピョルが強烈な印象を残している。自身のInstagramに役柄のままの写真を公開している。
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「プロボノ」(脚本:ムン・ユソク/演出:キム・ソンユン))は、出世に執着する“インフルエンサー判事”が、ひょんなことからローファームの公益弁護士(プロボノ)になってしまうことで始まる物語。行き場を失った被害者たちの味方となり、その声を代弁する物語。
彼女が演じるのは、先天性の下半身麻痺を抱える息子キム・ガンフン(イ・チョンム)を一人で育てるシングルマザー、チョン・ソミン。壮絶な母子の物語が描かれ、視聴者の胸を強く打った。
本エピソードでは、第3話でガンフンが「神を訴えたい」と語り、弁護士カン・ダウィット(チョン・ギョンホ)のもとを訪れる衝撃的な展開から物語が始まった。生きていること自体を「損害」と感じてしまうほど追い詰められた少年の言葉は、ドラマの世界観を一変させるほどの重みを持っていた。
ソミンは16歳で出産した過去を抱え、うつ病に苦しみながらも、懸命に息子を支えてきた母親だ。第3話では、息子の訴訟を前に揺れ動く母の葛藤が丁寧に描かれ、第4話では、病院側の過失を追及する裁判へと物語が進展。カン・ダウィットが車椅子体験などの現地検証を提案するなど、法廷ドラマとしての緊張感も一気に高まっていく。
チョン・セッピョルは、善悪では割り切れない母親の弱さと強さを繊細に表現。障がい児を育てる現実の厳しさや、社会から追い込まれていく心情をリアルに体現し、「プロボノ」チーム、そして視聴者の心を大きく揺さぶった。母と息子との対話シーンは何度も視聴者の涙を誘った。
※チョン・セッピョルは、2021年の短編映画『18、36』でデビュー。
その後、独立・短編映画で主演を務め、各映画祭で演技賞を受賞するなど高い評価を受けてきた。近年はSBS「7人の脱出」、tvN「輝くウォーターメロン」、Disney+(ディズニープラス)「照明店の客人たち」、tvN「未知のソウル」など話題作への出演が続いており、本作「プロボノ」でも確かな演技力を改めて証明した。
母と子の選択、そして社会の責任を問いかける第3・4話。チョン・セッピョルの熱演は、「プロボノ」が単なる法廷ドラマにとどまらない理由を、強く印象づけるものとなった。
第3話と第4話のあらすじは【「プロボノ:アナタの正義救います!」を2倍楽しむ】で紹介する。
◇tvN「프로보노」HP