【最終回ネタバレ】“白い男”麿赤兒は45年後の岡田将生「ちょっとだけエスパー」第9話で大泉洋が挑んだ最後のミッションとは?
12月16日に大泉洋主演 野木亜紀子脚本のTBS火曜ドラマ「ちょっとだけエスパー」最終回の第9話“si amore”が放送された。気になるネタバレあらすじを紹介しよう。これまでの予告動画や撮影メイキング動画などは番組公式YouTubeとTverで公開。放送直後からTVer・ABEMAで無料見逃し配信、TELASA(テラサ)、Netflixで配信されている。
「ちょっとだけエスパー」は、ヒットメーカー・野木亜紀子の完全オリジナル脚本のSFラブロマンスドラマ。会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが「ちょっとだけエスパー」になって世界を救う姿を描く“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”。
世界からこぼれ落ちた“ちょっとだけのヒーロー”たちの運命は?“ぶんちゃん”と四季の愛の行方は?運命の12月24日、クリスマスイブの夜、最後の戦いが幕を開ける!小さな1匹の蜂は、果たして未来を変えることができたのか?
■最終回 ネタバレあらすじ
10年後に四季(宮﨑あおい)が死ぬ未来を阻止するため、2055年の未来から介入し、1000万人の命を犠牲にすることを厭わない兆(岡田将生)。全てを知った文太(大泉洋)は、愛する妻・四季のために、兆からの最後のミッション「四季にナノレセプターを飲ませる」を遂行した。飲めば10年後の悲劇を回避できる可能性はあるが、この半年の記憶を失い、文太たちのことは忘れてしまう。文太はナノレセプターを渡し、四季の前から立ち去った。
しかし、2人の《ぶんちゃん》の願いとは裏腹に、四季はナノレセプターを飲まずに、久条(向里祐香)から預かっていた“Eカプセル”をぼりぼりと何粒も口に頬張る。自分が死んでも、兆がまた誰かを犠牲にすると考えた四季は、不公平のないよう《ぶんちゃん》を2人とも殺すと心に決める。
一方、ノナマーレを解雇され、「今年中に死ぬ、世界にとっていらない人間」という真実を突きつけられた円寂(高畑淳子)は、残る力を使って、人生を狂わせた結城(吉田鋼太郎)に復讐を試みるが、文太と桜介(ディーン・フジオカ)、半蔵(宇野祥平)に制止される。四人は生きる目的を失っいホームレスのような生活をはじめる。
そんな中、市松(北村匠海)から兆の新たな企みを知らされる。兆しは2025年12月24日にクリスマスマーケットで起こる事故現場に、不穏分子である市松と九条(向里祐香)、紫苑(新原泰佑)の三人を呼び出して抹殺し、壊れてしまったデシジョンツリーをもとにもどそう画策していたのだ。
市松たちと合流した文太は、「歴史の改ざんとは、誰視点のどこ視点?今を変えて何が悪い。俺たちが今から歴史を作るんだよ」と、“兆の未来”を変えるために、事故で死ぬはずの人たちを救おうと提案する。
12月24日。クリスマスマーケット会場で、彼らは協力して人々を救う努力をはじめ、ミッションを遂行しにやってきたノナマーレの社員たちにEカプセルの危険性を訴えた。さらに、文太は兆に、この場所に文人(岡田将生)を呼んだことを告げる。兆は文人を変えても未来は変わらないと言うが、文太は自分たちが今、死ぬはずだった34人の人々を救うことによって未来も変わると断言する。「世界はどんどん変わっていく、ためしていないこともあるはずだ。変えるんですよ、貴方と我々で」
そこへ、《ぶんちゃん抹殺》を決めた四季が現れ、兆に「貴方を忘れられない自分も嫌。ぶんちゃんが好きな自分も嫌。だから、二人とも殺すことにした」と告げる。デシジョンツリーが壊れたのが四季のせいだと理解する兆。
「ごめんね、先に死んじゃって」と言い、四季は自分が終わらせると、文人と一緒に崩落事故の犠牲になろうとする。文太たちは四季と文人を落ちてくる天井から救い出し、代わりに崩落の犠牲になる。
その時、再び白い服の男(麿赤兒)が現れる。「世界は地続きだ。過去は変えられない。変えられるのは今ここにいるもの、未来を形作るもの。彼らに任せよう」と兆に告げる。白い男は2070年の兆だった。
一年後。あの事故で顔見知りになった四季と文人は、お互いあの時の記憶がないことを知り、蜂のチャームの縁で親しく話し始める。“四季と文人のラブラブ大作戦”を仕掛けたのは文太たち、“ビットファイブマイナスワン”。事故の時、未来の兆である京に助けられ、彼らはそのまま身を隠して暮らしていた。彼らは四季と未来と自分たちを救うため、これからも生き延びて人々を救うことを誓いあう。
白い男の正体!
2055年から2025年に介入していた兆が特定することができなかった“白い男”の正体は、なんと2070年の文人こと“京”だった。さらに十五年後の未来からやってきたのなら、より強い能力があるのも理解できる。京は、“過去は変えられないが、今を生きる人たちには未来は変える権利がある”と、兆を説得してくれた。何故2070年の兆が、2055年の兆の蛮行を止めようと考えたのか謎なのだが…。
四季の決意とその結果
自分ひとりの命を救うために、多くの人が犠牲になることを知った四季は、《ぶんちゃんたち》の暴走を止めるために、二人を殺すことを決意。四季自身の手で文太と兆を殺すのかとドキドキしたが、四季が選んだのは、自分と文人の2人の死だった。そんな四季だから文人も文太も、ビットファイブの仲間たちも愛したのだ。四季が無事生き延びてくれてうれしかった。
脱エスパーヒーローたちのラストミッション
「ノナマーレ」を解雇され、脱サラ、脱エスパーした文太たちは、与えられたミッションをこなすのではなく、自らの意思で人々を救うヒーローになった。二度も我が子・紫苑の命を救うが、最後まで実の父とは名乗らなかった桜介。Eカプセルの能力が消えても動物と意思疎通ができそうな半蔵。慈愛と優しさで人の心を温かくしてくれる円寂。そして文太は、命続く限り四季を愛し、彼女の未来を守るために、人の気持ちも空気も読めるちょっとだけヒーローでいつづけるのだろう。
“ビットファイブ”たちが粛々と長生きできますように。
テレビ朝日 2025年10月21日スタート。毎週火曜日21時放送「ちょっとだけエスパー」。脚本:野木亜紀子 出演:大泉洋、宮崎あおい、岡田将生、ディーン・フジオカ、高畑淳子、宇野祥平、北村匠海 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@chottodakeesper」
◇テレビ朝日「ちょっとだけエスパー」番組公式サイト
【2025年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】