長谷川博己が背負う“孤高と業” 伝説の剣士「眠狂四郎」復活、NHKが描く究極のダークヒーロー

14時19分ドラマ

その青き瞳に宿るのは、怒りか、それとも哀しみか――。
映画・ドラマ史に燦然と名を刻んできた傑作時代劇「眠狂四郎」が、2026年3月、NHKスペシャル時代劇として新たに蘇る。主演を務めるのは長谷川博己。大河ドラマ「麒麟がくる」以来となるNHKドラマ主演で、孤独と宿命を背負った剣士に命を吹き込む。



原作は柴田錬三郎の不朽の名作。NHKと東映京都撮影所が手を組み、いま再び“究極のダークヒーロー”を現代に問いかける。時にニヒルな微笑を浮かべながら、名刀・無想正宗を手に、円月殺法で敵を斬る眠狂四郎。その剣は美しく、そしてどこまでも冷酷だ。

舞台は文政の世。将軍・徳川家斉のもと、老中・水野忠成と水野忠邦が権力を巡り激しく対立する混迷の時代。江戸に現れた謎の浪人・眠狂四郎は、忠邦を狙う刺客を討つ密命を受ける。しかし、一刀のもとに斬り捨てた刺客の首に下がっていたロザリオが、狂四郎の運命を大きく揺さぶっていく。

刺客の妹・茅場静香との出会いは、狂四郎を隠れ切支丹たちの世界へと導く。信仰を守ろうとする人々、彼らを匿う豪商・備前屋、そして幕閣の陰謀に翻弄される剣豪たち。信念と欲望、祈りと暴力が交錯する中で、狂四郎は次々と命を狙われることになる。
老中・忠邦の失脚を狙う勢力もまた、狂四郎を危険視し、凄腕の剣豪を差し向ける。敵か味方かも分からぬまま、剣と剣がぶつかり合い、血と怨念が江戸を覆っていく。そして次第に浮かび上がるのは、“眠狂四郎”が背負う呪われた過去と、青き瞳に秘められた残酷な真実だった。

救われることのない魂は、何のために剣を振るうのか。
円月殺法でこの世の醜悪を斬り捨てながらも、どこにも居場所を持てない孤高の剣士――眠狂四郎。その哀しみと美しさに、胸を打たれる89分となりそうだ。

眠狂四郎を演じる長谷川博己のコメント
歴代の名優が演じてきた眠狂四郎を、今回引き継がせていただきました。
新しくするのか、守るのか。
その間で揺れながら、この役に向き合いました。
さまざまな想いを込めて、円月殺法で振り切った
ーー令和の眠狂四郎。
ぜひご覧ください。
脚本・酒井雅秋のコメント
なぜ今、眠狂四郎なのか? これは難しい…
現代的なアプローチで創り直す? それなら別のオリジナル作品をやった方がいい。これまでの作品をなぞるだけなら、名作揃いの旧作を観た方がずっといい。柴田錬三郎先生が生み出した眠狂四郎を裏切らず、なおかつ、今描くべき眠狂四郎を見つけられなければ、新たに創る意義はない。
……と、この名作を前に肩に力が入りすぎていました。そんな頭でっかちな想いではつまらないものしか生まれないと気づきました。
このチームでしか創れない眠狂四郎が必ずある、そう信じて書きました。この作品が皆さんにとって、ワクワクする眠狂四郎になっていれば幸いです

【放送情報】
放送予定:2026年3月下旬
放送局:NHK総合
放送時間:89分
※NHK ONEにて同時・見逃し配信予定
スタッフ・キャスト
出演:長谷川博己 ほか
原作:柴田錬三郎
脚本:酒井雅秋
制作統括:谷口卓敬、髙橋練、土田真通
プロデューサー:土井健生
演出:一色隆司
制作:東映京都撮影所、NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK