亀梨和也主演、スペシャル時代劇「銭形平次」制作決定 令和版ヒーローがNHKで復活

12時00分ドラマ

NHKは、スペシャル時代劇「銭形平次」を2026年夏にNHK総合で放送することを発表した。主演は亀梨和也。長年愛され続けてきた名作時代劇が、令和の時代に新たな解釈でよみがえる。



本作は、映画やテレビドラマで数多く映像化されてきた国民的キャラクター「銭形平次」をリブートする企画。NHKと東映がタッグを組み、スタイリッシュでアクティブ、そしてポップな“令和の平次”を描くスペシャルドラマとして制作される。

原作は、作家・野村胡堂による人気シリーズ「銭形平次捕物控」。1931年から長年にわたり書き継がれ、全383編に及ぶ物語で知られる。架空の人物ながら、東京・神田明神には記念碑が建てられるほど、今も多くの人々に愛されているキャラクターだ。

物語の舞台は江戸・文化文政の時代。町人文化が栄えた一方で、拝金主義や藩政の腐敗、犯罪の増加など社会の混乱も広がっていた。そんな中、並外れた身体能力と鋭い頭脳を持つ岡っ引き・平次が、“捕り物の天才”として江戸の事件を解き明かしていく。

今回のスペシャルドラマでは、平次が江戸中に名を轟かせることになる“大事件”を描く。ある日、神社の境内で男の死体が発見され、懐から建物の図面のような紙切れが見つかる。平次は早速捜査に乗り出すが、同僚の岡っ引き・万七は単なる盗み目的の犯行と判断。しかし平次は違和感を覚える。やがて、南町奉行所の与力・笹野新三郎から、この事件の裏には大きな陰謀がある可能性が示唆される。

一方、江戸では人気の旅芸人一座が話題を集めていた。看板女芸人・つばめの華やかなパフォーマンスは人々を魅了するが、平次は彼女の目の奥にある寂しさを見抜く。やがて、つばめをめぐるスキャンダルが瓦版で報じられ、江戸の町は騒然。事件は思わぬ方向へと広がり、さらなる殺人事件へと発展していく。二つの出来事が複雑に絡み合う中、平次は真相へと迫っていく。

主演の亀梨は「子どもの頃にテレビで見ていた作品に自分が出演できるとは思っていなかった」と語り、「長く愛されてきた伝統を大切にしながら、令和ならではの新しい銭形平次を届けたい」とコメントしている。

脚本は山岡潤平、演出は豊島圭介が担当。音楽は井筒昭雄が手がけ、和太鼓やチャンチキなど江戸の活気を感じさせる打楽器を取り入れた楽曲で作品世界を彩る。

放送はNHK総合で2026年夏を予定(89分・全1回)。NHKの新配信サービス「NHK ONE(新NHKプラス)」で同時・見逃し配信も行われる予定だ。なお、BS8Kでは3月23日17時から先行放送が予定されている。