「ちるらん 新撰組鎮魂歌~江戸青春篇~」土方歳三、“バラガキ”から運命の出会いと京への決意【第1夜ネタバレ】
日本が世界に発信する本格ソードアクション「ちるらん 新撰組鎮魂歌~江戸青春篇~」が3月26日にスタートした。(以下、あらすじはネタバレあり)
本作は、原作『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の序盤にあたる“新選組誕生前夜”の物語。第1話となる「江戸青春篇」(前半)は“バラガキ”と呼ばれた暴れん坊の若き土方歳三が、近藤勇ら試衛館の仲間たちと出会い、武士へと成長していく過程が描かれる。
【江戸青春篇(前半)見どころ】
<見た目・演出>「最速アクション」の衝撃
本作の一番の見どころは、序盤から繰り広げられる「最速アクション」だ。
冒頭の山田裕貴と鈴木伸之の道場破りの手合わせ、山田と中島健人の「暗闇の腕比べ」、そして綾野剛と細田佳央太の死闘――一連の戦闘シーンは、アクションの園村健介監督が「これまでの中でも3本の指に入る」と語るほど、密度が高いソードアクションで、映画並みの迫力が味わえる。ちなみに、鈴木伸之がが持つ丸太は、彼の振り回す勢いの凄さで“しなる”からと、一段重い丸太に代えられた。それを受ける山田はまさに命がけの撮影。見ていた共演者たちも肝を冷やした様だ。
<美術・演出>「試衛館」と「京の町」の臨場感
セット面も印象的。桜が舞うさびれた「試衛館」や、舞い上がる土埃がまるで西部劇のような「京の町」が、新選組の「青春の拠点」を視覚的に描き出す。
特に綾野剛が演じる芹沢のトレードマークでもある長い紙タバコ。芹沢が咥えるそのタバコを沖田役の細田が切り裂くシーンは、現場で1本1本手作りされ、中に紅茶の葉が詰められたというこだわりまで注目され、演技と美術の融合を見せる象徴的なシーンになっている。
<トーンと世界観>「時代劇×青春群像劇」の新鮮さ
さらに、時代劇の体裁を持ちながら、セリフは現代口調で、新選組の「友情」「葛藤」「成長」が青春ドラマのように描かれており、剣戟と感情の両面から序盤からぐいぐい引き込まれる見どころが満載だ。
この3つ──「アクションの迫力」「セットの臨場感」「青春ドラマとしての感情描写」が、『ちるらん 新撰組鎮魂歌〜江戸青春篇〜』第1夜の最大の見どころとなっている。
※【新撰組・幕府・攘夷派の人物&キャスト総まとめ】はこちら
【江戸青春篇(前半)ネタバレあらすじ】
■明治から語られる土方歳三の物語
明治45年(1912年)の小樽。物語は、新選組の生き残り・永倉新八(柄本明)のもとを訪ねた市川真琴(生見愛瑠)の視点から始まる。土方歳三の真実を知りたいと願う真琴。そのまなざしにかつての副長の面影を見た永倉は、静かに語り始める。
■“バラガキ”土方歳三の原点
時は安政6年(1859年)、江戸。土方歳三(山田裕貴)は石田散薬を背負って道場破りをし、ケガをさせては薬を売りつけて腕を磨く。そんな喧嘩好きの若者だった。「弱ければ死ぬ」という信念のもと、ただ強さのみを求めて生きる孤独な存在。武力こそが自分の価値を証明する唯一の手段だった。
■試衛館との出会いと仲間たち
そんな土方の運命を変えたのが、天然理心流の道場「試衛館」との出会いである。
道場主・近藤勇(鈴木伸之)に挑むも完敗した土方は、この敗北を機に入門を決意。近藤のもとで剣の道を歩み始める。
試衛館には、沖田総司(細田佳央太)、原田左之助(柳俊太郎)、藤堂平助(宮﨑秋人)、井上源三郎(岩永ひひお)、永倉新八(上杉柊平)、斉藤一(藤原季節)、阿比留鋭三郎(杉野遥亮)、山南敬助(中村蒼)ら個性豊かな仲間たちがいた。身分も財もない彼らだったが、「強くなりたい」「成り上がりたい」という思いで結ばれている。
孤独だった土方にとって、ここは初めて“家族”と呼べる場所となっていく。
■激動の時代と試衛館の転機
ペリー来航以降、日本は大きく揺れていた。
幕府と尊王攘夷派の対立は激化し、水戸浪士らによる井伊直弼(飯田基祐)暗殺をきっかけに国内は不穏な空気に包まれる。そんな中、近藤は幕府が作った武力訓練所・講武所の教授方に取り立てられる可能性を得て、試衛館は大きな転機を迎える。
■岡田以蔵との出会いと成長
江戸では腕利きの剣士ばかりを狙う“辻斬り”が横行していた。土方はその正体を追い、土佐の剣士・岡田以蔵(中島健人)と対峙する。以蔵は人を斬ることを嫌い、木刀で戦う異色の辻斬りだった。激しい打ち合いの中で劣勢だった土方は急速に成長し、互角の勝負へと持ち込む。二人は再戦を誓い、不思議な友情を結ぶ。
■斉藤一の事件と試衛館の結束
そんな中、講武所の教授である佐々木只三郎(金子ノブアキ)が試衛館に乗り込んでくる。斉藤が旗本の嫡男を斬ったというのだ。近藤の講武所入りの話が白紙になる可能性も浮上する中、斉藤は自ら罪を認め、わざと近藤達に悪態をついて連行される。
しかしその裏には、死の病に罹ったかつての仲間(佐久本宝)を武士として散らせるための真剣勝負という事情があった。
真実を知った土方は斉藤を救うために動き、最終的には近藤の決断で試衛館の仲間たち全員が救出へ向かう。佐々木たちとの争いが起きようとしたとき、山南が「真剣勝負の経緯」が記された遺書を持参したことで、事情が明らかになり、事態は収束する。
それでも斉藤は責任を感じ、仲間のもとを去っていく。江戸を離れた斉藤は「藤田五郎」と改名する。
■京へ――浪士組への参加
文久3年(1863年)。将軍・徳川家茂の上洛に伴い、幕府は「浪士組」を結成する。近藤率いる試衛館の面々も、武士として名を上げる好機と捉え、京へ向かう決断を下す。
■芹沢鴨との衝突
浪士組の実態は複雑で、清河八郎(斉藤悠)は浪士たちを尊王攘夷運動に利用しようとしていた。
そんな中、圧倒的な存在感を放つ男・芹沢鴨(綾野剛)が現れる。荒くれ者の腕を一太刀で斬り落とし、浪士組の決起会から立ち去る。
近藤たちも人を騙す清河のやり方が許せず独自の道を歩むことに。しかし軍資金が心細い。京の旗本に護衛を申し入れるが門前払い。さらには芹沢が試衛館の軍資金を使い果たし、近藤たちを公然と侮辱。試衛館と芹沢派は衝突。沖田が挑むも敗北し、命の危機に陥る。しかし近藤が割って入り、勝負を預かることで事態は収まる。
■それぞれの覚悟、そして新たな時代へ
芹沢の強さに恐れを抱きながらも、同時に惹かれていく土方。近藤はそんな彼の成長を見守り、「己を知る者は強くなる」と語る。こうして土方と沖田は、さらに剣の鍛錬に打ち込んでいく。
すでに時代の中心は京へ移っていた。腕に覚えのある者たちが集まり、新選組誕生へとつながる激動の幕が上がる。そんな中、京に“人斬り以蔵”が現れる。
新選組としての第一歩を踏み出すため、土方と仲間たちは、幕末という“戦場”へと歩み出す。第2話は27日(金)20:57から放送。
本作はTBSテレビ、U-NEXT、THE SEVENによるグローバルプロジェクト。放送後はU-NEXTで配信され、続編となる「京都決戦篇」へと物語が展開する。さらに5月9日よりHBO Maxでの全世界配信も予定されている。
江戸青春篇 TBS系2夜連続放送
3/26(木) 20:58~| 3/27(金) 20:57~
京都決戦篇 3/27~毎週金曜 U-NEXT独占配信
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