「ちるらん 新撰組鎮魂歌~京都決戦篇~」第1話 “人斬り以蔵”誕生の真相 山田裕貴×中島健人、白昼の死闘が熱すぎる【ネタバレ】

14時00分ドラマ
Ⓒ橋本エイジ・梅村真也/コアミックス ⒸTHE SEVEN

「江戸篇」に続き、3月27日より「ちるらん 新撰組鎮魂歌~京都決戦篇~」がU-NEXTで独占見放題配信を開始した。新章の幕開けとなる第1話は、“人斬り以蔵”誕生の真相と、土方歳三との宿命の再会を描く濃密な一編。シリーズ屈指の名エピソードが、いきなり圧倒的な熱量で展開される。



「ちるらん 新撰組鎮魂歌」は、橋本エイジ(漫画)×梅村真也(原作)による人気コミックを原作にした初の実写化作品。幕末・京都を舞台に、最強のサムライ集団・新選組の志士たちの荒々しくも熱い生き様を、史実をベースに大胆な解釈で描く。⇒【「江戸青春篇」前・後編のあらすじと見どころ】はこちら

■第1話の見どころ
京都篇の幕開けとなる第1話は、本作屈指の名エピソード「岡田以蔵編」を描く濃密な一話だ。山田裕貴演じる土方歳三と中島健人演じる岡田以蔵、江戸で“最強”を競い合った二人が、京都ではまったく異なる立場で再会する構図が大きな軸となる。夜の橋上での江戸の戦いに対して、陽光が差す木立の中で繰り広げられる京の一騎打ちは、「強さとは何か」を真正面から突きつける名シーンに仕上がっている。

さらに、心優しい青年が“人斬り”へと壊れていく過程が丁寧に描かれ、以蔵という人物の悲劇性を際立たせる。一方で壬生浪士組は内部対立が激化し、近藤・土方らの規律派と芹沢鴨を中心とする暴力的な一派の対立構造が提示される。土方が副長として覚醒していく過程も描かれ、京都篇全体の方向性を決定づける導入となっている。

京都篇Ⓒ橋本エイジ・梅村真也/コアミックス ⒸTHE SEVEN

■第1話のあらすじ(ネタバレあり)

“人斬り以蔵”誕生――友情が断ち切られた瞬間
文久2年(1862年)4月、土佐。岡田以蔵は江戸での修行の日々を幼なじみたちに語り、その中で何度も土方歳三との出会いと友情を口にしていた。しかし武市半平太(市川知宏)から吉田東洋暗殺の命が下ると状況は一変する。人を斬ることを拒んでいた以蔵だったが、弟のように慕っていた幼なじみが見せしめとして殺されたことで、ついに自らの手で天誅を下す。この瞬間、以蔵は“人斬り以蔵”としての道を歩み始める。

壊れていく心――優しさゆえの崩壊
その後、以蔵は半平太の命のままに暗殺を繰り返すが、もともと心優しい性格ゆえに精神は次第に崩壊していく。やがて相手が“藁人形”のように見え、斬っても何も感じない状態に陥る。1年後、京に現れた以蔵は、感情を失った“斬るためだけの存在”へと変貌していた。

壬生浪士組の分裂――近藤派と芹沢派
一方、京では壬生浪士組が拡大する中、近藤勇(鈴木伸之)・土方歳三(山田裕貴)・山南敬助(中村蒼)らの“近藤一派”と、芹沢鴨(綾野剛)・新見錦(奥野瑛太)・平山五郎(高橋光臣)らの“芹沢一派”に分裂していた。芹沢派は酒宴と暴力で隊を支配し、組織は崩壊寸前の状態にあった。

土方歳三の覚醒――規律のために情を捨てる
芹沢派へ移りたいという隊士が続出する中、土方は「自分に一本入れられたら許す」と条件を出し、圧倒的な強さで7人を退ける。そのうえで彼らを組から追放するという判断は、規律を守るためには情を切り捨てる冷徹さを示しており、“鬼の副長”の片鱗を強く印象づける。

身分ではなく生き様――近藤と土方の思想
新入りの佐々木愛次郎(田中偉登)は、飾り職人という身分に引け目を感じていた。そんな彼に対し、土方は自らも百姓の出であることを語り、近藤は「武士とは身分ではなく心だ」と説く。愛次郎はその言葉に奮い立ち、必ず役に立つと誓う。このやり取りは、後の新選組を支える価値観――身分ではなく覚悟と生き様を重んじる思想を象徴している。

再会――副長として友を斬る覚悟
京で“人斬り以蔵”の噂を耳にした土方は、かつての友を探し出す決意を固める。近藤に「見つけてどうする」と問われると、土方は「斬る」と言い放つ。友情よりも副長としての責務を優先する覚悟だった。そしてついに二人は再会する。以蔵は「斬っても何も感じない」と語り、自らの崩壊を吐露する。土方は「こんな形で会いたくなかった」と剣を抜く。



白昼の死闘――“最強”同士の激突
京の白昼で始まった一騎打ちは互角のまま続く。土方は以蔵の強さを認め、羽織を脱ぎ捨て“副長”ではなく一人の剣士として向き合う。命を懸けた一撃を放つも決着はつかず、互いに深く傷つく。その痛みを通して土方は「お前が斬ってきたのは藁ではない」と伝え、以蔵の中にわずかな感情を呼び戻す。

最後の手合わせ――取り戻した“剣の喜び”
そこへ近藤が現れ、二人に木刀を投げる。江戸の頃のように、ただ強さを競い合う純粋な手合わせが始まる。勝負は再び引き分け。以蔵は「またやろう」と笑い、二人は涙と笑いの入り混じった表情で再会を約束する。

叶わなかった約束――以蔵の最期
しかしその後、以蔵は京で捕らえられ土佐へ送られる。武市半平太らと共に投獄され、獄中でも木刀を振り続けた。「いつか土方ともう一度戦うために」という想いを胸に、慶応元年(1865年)閏5月11日、最期の瞬間まで剣を振り続けたという。

語り部・永倉新八が語る“武士の夢”と現実
明治45年。老いた永倉新八は、市川真琴にこの物語を語る。命を懸けて剣を交えた者同士に身分や思想は関係なく、ただ強さをぶつけ合うことこそが武士の夢だと語るが、その後の彼らの人生は決して夢のようなものではなかったとも告げる。

新たな火種――内部抗争の始まり
京での経験は土方を大きく変え、組織を守るための規律の必要性を痛感させる。山南敬助は「局中御法度」の制定を提案し、土方もこれを強化することで統制を図ろうとする。一方で芹沢派は間者・山崎烝を使ってその内容を把握し、逆に近藤派を追い詰める策を巡らせる。そんな中、愛次郎が夜の寺へ呼び出される――壬生浪士組の内部抗争は、静かに次の段階へと進み始めていた。


“最強”を求めた二人の友情が、時代の中で引き裂かれていく――第1話はその残酷な始まりを描いた、シリーズ屈指の名エピソードとなった。「京都決戦篇」は全6話構成で、毎週金曜17時よりU-NEXTで独占配信される。

【新撰組・幕府・攘夷派の人物&キャスト総まとめ】はこちら

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