「風、薫る」父・北村一輝が死に、見上愛は18歳年上の商人との縁談を受け入れる…第1週ネタバレと第2週予告

10時31分ドラマ
©NHK

元家老の家に生まれたりん(見上愛)の人生は父・信右衛門(北村一輝)の死と大山捨松(多部未華子との出会いで変わってゆく。その頃、直美(上坂樹里)は渡米に希望を見いだしていた。NHK朝ドラ「風、薫る」の第2週「灯(ともしび)の道」(4月6日~4月10日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「風、薫る」とは
「風、薫る」は、明治18(1885)年に日本初の看護婦養成所が誕生した時代を背景に、看護の黎明期を生きた若き女性たちの姿を描く物語。主人公・一ノ瀬りんを演じるのは見上愛、大家直美を上坂樹里が演じる。その第1週が3月30日から放送された。

第1話のラストから不穏な空気が漂い始め、第4話で父(北村一輝)が死ぬ

3月30日に始まった「風、薫る」の第1話は、栃木県那須地域の村で暮す一ノ瀬りん(見上愛)と東京で暮す大家直美(上坂樹里)の姿が描かれ始めた。貧しく厳しい生活を送る直美に対して、両親の愛情が深いりんの暮らしは“ほっこり”したものなのかと思われたが、幼なじみの虎太郎(小林虎之介)から村でコレラが出たと聞かされる。村人が次々に病に倒れてしまう第1週の空気を感じさせる第1話のラストとなった。虎太郎の母、りんの父(北村一輝)も病に倒れる。そして、4月2日放送の第4話で信右衛門は帰らぬ人となった。ヒロインの父親が早くに亡くなる朝ドラは多いが、最速といってもいい速さでの退場となった。

りん(見上愛)と虎太郎(小林虎之介)は互いを思いながらも…

りんの父・信右衛門(北村一輝)は元家老であり、虎太郎の父・竹内之宣(つぶやきシロー)とは江戸時代には身分の差が大きい。身分差がなくなったと言われても、染みついた考えはなかなか変わらない。りんも虎太郎も互いを思っているが、そこには“身分”が立ちはだかっている。

避病院?

ドラマ内で、コレラにかかった患者のうち家で隔離する場所がない時に入る“避病院”が登場する。ドラマ内では隔離して、なんの治療もしないという偏見を村の人が持っているように書かれている。信右衛門(北村一輝)が入るといってもりん(見上愛)が入院させるのを拒んだことでも当時の人に偏見をもたれていたことがわかる。もちろん、コレラの治療方法も確立していなかったことや医療関係者が少なかったことから積極的な治療がなされたわけではないが、“死にに行く場所”ではなかった。

スピード感をもって話が展開

6日から放送される第2週では家族を助けるためにりん(見上愛)は運送業を営む奥田亀吉(三浦貴大)に嫁いでゆく。奥田亀吉は、りんが住む村の隣町で明治時代になって運送業をはじめ、一代で財を成したが、老舗の店主たちからは冷ややかな目で見られているような人物だ。第2週で、りんはすでに子どもを持つ。朝ドラのスタートとしては予想以上に速い展開でドラマは進んでゆく。

【第1週(2025/3/30-4/3)ネタバレあらすじ】

明治15年、栃木県那須地域の村で一ノ瀬りん(見上愛)は母の美津(水野美紀)、妹の安(早坂美海)、そして、元家老の父・信右衛門(北村一輝)とつましいながらも幸せな日々を送っていた。信右衛門が家老だったこともあり、近所の人もまだまだ一目置いている。昔、藩で一緒に働いていた一ノ瀬家の元陪臣である中村(小林隆)は信右衛門にお国の仕事に戻るように説得をしていた。

一方、東京では、身寄りがない大家直美(上坂樹里)がマッチ工場で働きながら、なんとか日々の暮らしを立てていたが、失敗が多く少ない給金に苦しんでいた。給料が安いことに驚くが、上司からは失敗が多いと指摘され、思わず得意の英語で文句を言ってしまっていた。

りんは村にコレラ患者がでたことを虎太郎(小林虎之介)から教えてもらったが、まだまだ、実感はない。父・信右衛門に書の手ほどきを受けるりんと安だが、祭りが楽しみで身が入らない。りんが納屋で探し物をしていると、偶然、父が隠している刀を見つけてしまう。武士は捨てたといっていた父だが、武士の命でもある刀が大事に隠されていることをりんは不思議に思う。

りんは祭りで虎太郎や家族と楽しい時を過ごすが、村には異変が起こり始めていた。コレラ患者の家には“コレラ”の張り紙が貼られ、よほど金に困っている人でないと患者の世話をしてくれない。大金をはらえない家は患者を病院に入れるが、そこはただ隔離するだけのところだった。虎太郎の母が病に倒れ、虎太郎は村で疎外されてしまう。

りんは虎太郎を励まそうとするが、うまくいかない。虎太郎をなぐさめられず落ち込むりんに、信右衛門は自らの過去を語り出す。それは藩主が新政府側につくことを決断した際、藩の皆が生き延びることを考えて新政府についたのだが、徳川を裏切った自分が許せず腹を切った。しかし、信右衛門はなにもできなかったという。“なにが正しいか”は難しいとりんに話した。

そしてある日、直美は東京に縁談のためにきていた美津の財布をすった男を捕まえた。「盗むんならもっと金持ちからにしろ」といい財布を奪い返す。男が反撃しようとしたが、美津はたしなんでいた長刀の技術を発揮して男を退散させた。

東京の教会では、牧師の吉江が(原田泰造)が直美を呼び出していた。直美に教会で伝導師として働かないかという誘いだった。しかし、直美はこれまで不遇だった自分の人生を嫌い、周りの“いい人”も嫌いだといい、自分がもっとも嫌いなのだと断った。

父・信右衛門が病に伏してしまう。りんは看病してくれる人を雇おうと家中のお金を集めるが、家には予想以上に金がなかった。避病院に入れて欲しいと信右衛門は頼むが、避病院に対する偏見のあるりんは家で看病することにする。信右衛門はりんに移さないため、納屋に入り込み、内側からかんぬきをかける。りんは信右衛門から言われた水や手ぬぐいを戸の外におくことしかできない。

一方、見合い話を進めた美津と安は東京から栃木に戻ってこようとするが、村が封鎖されてしまい、家に帰ることができない。村境の橋で、美津は一ノ瀬家の元陪臣である中村(小林隆)から信右衛門がコレラにかかったことを聞かされる。看病のことを心配するが、封鎖されているためなにもできない。

りんは信右衛門を励まそうと納屋の外から歌を歌ったり、鶴の折り紙をいれたりする。信右衛門の病状はひどくなり、りんは戸を壊して納屋に入ろうとする。すると信右衛門の声が聞こえた。強く生きろ、りんは優しい風を吹かすことが出来ると言い残して、信右衛門は息を引き取った。りんは「また、間違えてしまった」と泣き崩れる。

未曾有の不景気の中、安の縁談相手の家が倒産してしまい、縁談がなくなった。美津も昼は畑へ出て夜は内職に励み、りんたち一家は厳しい生活を送っていた。そんなある日、りんに見合い話が舞い込む。相手は18歳年上の商人だ。それも、江戸の時代には飛脚をやっていた男性で自分で運送業を興し、前妻との間にりんと同じ年の長男もいるという。美津は縁談を進める気はなかったが、りんは身の振り方を考える。

一方、直美は鹿鳴館の華・大山捨松(多部未華子)と大山巌(髙嶋政宏)の結婚披露の記事を読み、アメリカに興味を持ち始めていた。教会に来ているメアリーにもっと英語を教えてくれと頼み込んでいた。

りんは捨松と巌がのった馬車にぶつかり怪我をしてしまう。優しく傷を捨松に手当てしてもらう。捨松と巌が18歳差あるときく。巌は西洋式に捨松に優しく傘をさしかけたり、馬車にも先に乗せるようにしていた。

りんは美津に縁談を受けると話した。



【第2週(2025/4/6-4/10)あらすじ】


■第6話(月)

栃木ではりん(見上愛)が美津(水野美紀)に嫁ぐ決意を伝えていた。一方、東京では直美(上坂樹里)が英語の勉強をしながら、給金の安いマッチ工場で働く日々。ある日、直美は盗難事件に巻き込まれてしまう。

■第7話(火)

りん(見上愛)は、美津(水野美紀)、安(早坂美海)、中村(小林隆)らに見守られ、運送業を営む奥田亀吉(三浦貴大)のもとへと嫁ぐ。りんは夫の亀吉と義母の貞(根岸季衣)と関係を築くため、懸命に奥田家に尽くすが・・。一方、直美(上坂樹里)は新しいマッチ工場で働きながら英語の勉強を続けていた。

■第8話(水)

りん(見上愛)は娘の環(宮島るか)を懸命に育てていたが、ある夜、酔った夫の亀吉(三浦貴大)と口論になる…。一方、アメリカに憧れている直美(上坂樹里)は、教会の炊き出しに向かう途中で、偶然、大山捨松(多部未華子)に出会う。捨松はなぜか不満そうで…

■第9話(木)

りん(見上愛)と環(宮島るか)は信勝(斉藤陽一郎)を頼って東京へと向かう。一方、教会で直美(上坂樹里)を見守ってきた宣教師のメアリー(アニャ・フロリス)が日本を離れることになった。直美は一緒に連れて行ってほしいと頼むが断られ…

■第10話(金)

安(早坂美海)の縁談がなくなり、美津(水野美紀)も畑へ出て、りん(見上愛)たち一家は厳しい生活を送っていた。そんなある日、りんに見合い話が舞い込む。自分の身の振り方に悩むりんは、ひょんなことから鹿鳴館の華・大山捨松(多部未華子)と出会うことに・・一方、直美(上坂樹里)も捨松と大山巌(髙嶋政宏)の結婚披露の記事を読み、アメリカに興味を持ち始めていた…

■スタッフ他


作: 吉澤智子
主題歌:Mrs. GREEN APPLE 「風と町」
出演:見上愛,上坂樹里,三浦貴大,小林虎之介,早坂美海,小林隆,根岸季衣,水野美紀, 他
語り:研ナオコ
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「風、薫る」番組公式サイト
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