「あきない世傳 金と銀3」第2話:掟破りで転落…幸(小芝風花)が下す新たな決断
小芝風花主演で描くNHKBSの人気ドラマシリーズ「あきない世傳 金と銀」シーズン3の第2話が12日放送された。この回では幸(小芝風花)と妹・結(長澤樹)との商い対決が激化する中、五鈴屋は苦境に立たされる。予告動画は番組HPで、NHKオンデマンドで過去回を配信する。あらすじと見どころを紹介する(ネタバレあり)。
「あきない世傳 金と銀」は、髙田郁による同名時代小説を原作とし、学者の娘・幸(さち)が大坂天満の呉服商に奉公し、商才を発揮して成長していく姿を描く。物が売れにくい時代にも、汗と知恵で商いを成功させる庶民たちの奮闘を、江戸の多彩な風俗とともに表現している人気時代劇。
■キャスト⇒【キャスト一覧】
<五鈴屋・江戸店>
幸・五鈴屋七代目店主:小芝風花
小頭役・お竹:いしのようこ
賢輔・手代(図案担当):佐久間悠
佐助・江戸店支配人:葵揚
<協力者>
梅松・型彫師:高橋和也
力造・型付師・染物師:池田努
お才・力蔵の妻(幸の友人):菜葉菜
<枡呉屋>
結・枡呉屋店主(幸の妹):長澤樹
枡吾屋忠兵衛・本両替商(結の夫):髙嶋政伸
<その他>
惣次/井筒屋三代目店主保晴:加藤シゲアキ
中村富五郎・歌舞伎役者(人気女方):片岡千之助
菊瀬栄次郎・老け役の名役者:風間杜夫
ほか
■見どころ
第2話は、結(長澤樹)との商い対決が本格化する一方、五鈴屋が大きな転機を迎える回だ。
干支小紋は順調にヒットするが、結の枡呉屋も同じ手法で対抗し、姉妹の競り合いは激しさを増す。そんな中、掟破りの取引によって五鈴屋は仲間外れとなり、呉服商いを失うという大打撃を受ける。
それでも幸(小芝風花)は太物に活路を見出し、新たな商いへと踏み出す。苦境の中で次の一手を模索する姿が、この回の最大の見どころだ。
終盤は舞台を大坂に移し、シーズン2までの懐かしい面々と再会も感動的に描かれる。お勢(萬田久子)、鉄助(八嶋智人)、お梅(内藤理沙)など。中でもお梅と梅松(高橋和也)の関係がどう発展するのか要チェックだ。
今回、幸は太物商を選ぶ。太物とは絹織物(呉服)に対し、綿、麻、ウールなどの太い糸で織られた着物や反物の総称。この回、菊瀬栄次郎(風間杜夫)から稽古着の注文が入る。これはシーズン2の第6話で幸が考案した、絹と木綿を掛け合わせた新しい稽古着のこと。絹が扱えないので、反物での納品となる。また、幸をひいきにしている栄次郎だが、この回では忠兵衛(髙嶋政伸)との危ない接触もあるので注視しよう。
■第2話「仲間はずれ」(ネタバレ)
五鈴屋は干支小紋の売り出しに向け、反物の見本を貼り付けた刷り物を作成する。佐助(葵揚)の発案をもとに、賢輔(佐久間悠)が絵を描き、お竹(いしのようこ)ら店の総力を結集した宣伝だった。この効果で評判は瞬く間に広がり、4月1日の売り出しは大成功。幸(小芝風花)の狙い通り、干支小紋は男性客の支持も集める。
しかし同日、日本橋では結(長澤樹)が店主を務める枡呉屋が開店。店構えから商いの手法まで五鈴屋を模した形で勝負に出る。遠慮ではなく再現のために時間をかけていたと知り、幸は自らの甘さを痛感する。その後も両店は拮抗し、姉妹が店主という話題も人気を後押しした。
そんな中、大坂本店から「天満で江戸本店設立の許可が下り、幸は正式に店主になれる」と報告が来る。ところが、事態は急変する。矢野(遠山俊也)という侍との大口取引が、実は呉服仲間の顧客の横取りにあたると判明。掟を破ったとして五鈴屋は仲間外れとなり、江戸での呉服商いを禁じられてしまう。
12月、お家さん(高島礼子)の祥月命日。お家さんとの「百年続く五鈴屋」の約束を思い出し、途方に暮れる幸。そこに井筒屋店主の惣次(加藤シゲアキ)が現れ、かつて同じ境遇から発展した三井越後屋の話をする。今では江戸随一の大店の例を挙げ、新たな商いを模索するよう助言する。さらに今回の件が、忠兵衛(髙嶋政伸)と結による策略の可能性を示唆する。
宝暦6年、五鈴屋は絹を扱う呉服商いを断念し、木綿などの太物に活路を求める苦しい決断を下す。売り上げが大きく落ち込む中でも、幸は、干支小紋を望む客には枡呉屋を紹介する。そうして枡呉屋は順調に勢いを伸ばし、両者の差は広がっていく。
それでも幸は前を向く。役者の菊瀬栄次郎(風間杜夫)や中村富五郎(片岡千之助)の励ましに背中を押され、大坂へ向かうことを決意。天満に戻った幸は、八代目を襲名した周助(泉澤祐希)に祝いを告げ、治兵衛(舘ひろし)や親旦那・孫六(吉見一豊)らと再会する。
治兵衛から産地から直接木綿を仕入れる案を聞いた幸は、江戸で木綿に小紋を染める試みに励む力造(池田努)を思い出し、新たな道筋が見え始める。
さらに友である紅屋の菊栄(朝倉あき)と再会する。菊栄も幸のように、新しい簪で江戸進出を決意し、幸と再会を誓う。
苦境の中でも新たな仲間と可能性を得た幸は、再び江戸での戦いへと踏み出す。
■第3話「藍染の花火」
江戸での呉服商いの道が断たれた五鈴屋は太物専門店となった。幸は、木綿の新しい商品開発に挑んでいく。賢輔、梅松は新柄の考案に打ち込み、木綿への小紋染め技法に力造も取り組む。そんな時、菊栄とお梅が鉄助と江戸にやってきた。皆で花火見物に出かけた時、賢輔がある図案を思いつく。その数日後、五鈴屋の運命を左右する男がやってくる。
◇NHK「あきない世傳 金と銀3」HP
NHKBS:4月5日(日)スタート 毎週日曜 18:45~19:28 <全8回>
BSP4K:4月5日(日)スタート 毎週日曜 18:45~19:28 ほか <全8回>