<財閥家の末息子>を超えるか―イ・ジュニョン入隊前最後の挑戦作「新入社員カン会長」制作発表会動画・まとめ

05月29日09時55分ドラマ
画像:JTBC|새 토일드라마《신입사원 강회장》HPより

“脳を空っぽにして楽しめる、いや、魂まで入れ替わる財閥ドラマ”が誕生する――。

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JTBC新土日ドラマ「新入社員カン会長」(신입사원 강회장)の制作発表会が5月28日、ソウル・九老区のザ・リンクホテルソウルで開催され、主演のイ・ジュニョン、イ・ジュミョン、チョン・ヘジン、チン・グ、そして演出を手掛けるコ・ヘジン監督が出席した。会見動画・画像が公開されたのでレポートしよう。



30日22時40分より韓国で放送スタートとなる「新入社員カン会長」は、“経営の神”と呼ばれる巨大財閥チェソングループ会長カン・ヨンホが事故に遭い、若きサッカー選手の体で“2度目の人生”を生きることになるリマインド・ライフドラマ。人気ドラマ「財閥家の末息子」の原作者サンギョンによる同名ウェブ小説が原作であり、さらに“マクチャンドラマの女王”キム・スノク作家がクリエイターとして参加していることでも大きな注目を集めている。

新入社員画像:JTBC|새 토일드라마《신입사원 강회장》HPより

「財閥家の末息子」の後継作になるのか

制作発表会で最も多く語られたキーワードは、やはり「財閥家の末息子」だった。

コ・ヘジン監督は本作について、
「最も高い場所にいた人物が末端社員になり、自分の人生を振り返る物語です。ファンタジー設定はありますが、根底にあるのは家族、人間、人生についての話です」
と説明。

さらにキム・スノク作家の参加については、
「原作とはかなり異なります。基本設定だけを持ってきた作品で、ウェブ小説やウェブトゥーンとは結が違います。キム・スノク作家は“船長”のような存在で、大きな方向性を示してくださいました。特有のスピーディーな展開も作品にしっかり溶け込んでいます」
と語った。

一部では、“財閥”“人生2周目”“魂チェンジ”といった設定が「財閥家の末息子」に似ているとの声も上がっている。しかし監督はむしろ、それを強みに変えようとしている。

「プレッシャーというより力になりました。「財閥家の末息子」はJTBCを代表する“孝行作品”ですから、その後光を楽しみたいと思いました。ただし、できるだけ人物や俳優が重ならないように意識しました。同じ世界観のどこかに存在している物語、いわば“マーベル・ユニバース”のような感覚で演出したかったんです」
というコメントからも、本作が単なる“二番煎じ”ではなく、新たな財閥ドラマの世界観構築を狙っていることがうかがえる。

イ・ジュニョン、入隊前最後の勝負作
新入社員画像:JTBC|새 토일드라마《신입사원 강회장》HPより
そして、この日の主役は間違いなくイ・ジュニョンだった。

今年入隊を控える彼にとって、「新入社員カン会長」は事実上の“入隊前最後の主演作”となる。

昨年はNetflix「おつかれさま」でのイ・ヨンボム役、「弱いヒーロー Class2」でのクム・ソンジェ役と、立て続けに強烈なキャラクターを成功させてきたイ・ジュニョン。本作では3作連続ヒットを狙う。

彼は出演理由について、
「僕の強みは挑戦精神です。撮影当時は29歳でしたが、入隊前に全部燃やし尽くそうという気持ちでした」
と率直に語った。

特に大きなプレッシャーだったのは、“韓国を代表する名優”ソン・ヒョンジュと同じキャラクターを共有することだった。

劇中、イ・ジュニョンが演じるのは、サッカー選手ファン・ジュニョン。しかしその体には、チェソングループ会長カン・ヨンホ(ソン・ヒョンジュ)の魂が宿る。

つまり、若い肉体の中に“ベテラン財閥会長”を同時に存在させなければならない難役なのだ。

イ・ジュニョンは、
「正直かなり負担でした。全国民が知っている大先輩ですから。でも、やらずに後悔したくなかった」
と明かした。

役作りのため、台本読み合わせ前にはソン・ヒョンジュと6時間にわたり食事を共にしたという。

「先輩の出演作品やCMも本当にたくさん研究しました。でも無理に真似しようとはせず、自然に出てくる感じを大事にしました。休憩時間にも先輩の話し方を真似したり、現場でいたずらをしたりして、感覚を身体に入れようとしました」

さらに、
「初撮影の日に先輩から電話が来て、「これからは君がカン・ヨンホなんだから、自分の好きなようにやれ。難しく考えるな」と言っていただきました」
と振り返り、ソン・ヒョンジュから全面的な信頼を受けていたことも明かした。

イ・ジュミョンとの“父娘ケミ”
新入社員画像:JTBC|새 토일드라마《신입사원 강회장》HPより
ヒロインを務めるイ・ジュミョンは、チェソングループの“隠し娘”カン・バングル役を演じる。

本作ではロマンスよりも“家族”の感情線が重要になるが、特に注目されるのがイ・ジュニョンとのケミストリーだ。

イ・ジュミョンは、
「最初は2人とも内向的なので、面白い関係を作れるのか心配でした。でも、言い合いをしながらどんどん仲良くなりました」
と語り、
「私は考え込みやすいタイプなんですが、イ・ジュニョンさんにたくさん頼りました。愛情のこもったアドバイスをたくさんもらって感謝しています」
と明かした。

するとイ・ジュニョンは、
「イ・ジュミョンさんは本当に情熱的で純粋、責任感も強い俳優です。僕も影響を受けてさらに頑張ろうと思えました」
と語りつつ、
「僕は普段から“おじさんっぽい”と言われるんですが、彼女にわざと小言を言ってからかったりもしました」
と笑いを誘った。

現場では、イ・ジュニョンが“父親モード”になっていたようで、制作陣も2人の自然な掛け合いに大きな期待を寄せている。

“演技怪物”チョン・ヘジン×チン・グの火花
新入社員画像:JTBC|새 토일드라마《신입사원 강회장》HPより
本作のもう一つの見どころは、チョン・ヘジンとチン・グによる“演技対決”だ。

2人はチェソングループ後継者争いを繰り広げる双子の兄妹を演じる。

チョン・ヘジンは、
「チン・グさんとは今回初共演でしたが、カメラの外では少年みたいな部分があるんです。撮影前から「何でもやってください、全部受け止めます」と言ってくれて、本当に呼吸が良かったです」
と語った。

するとチン・グは、
「“何でもしてください”と言ったのは、先輩の演技に乗っかろうという計算でした(笑)」
と会場を笑わせながら、
「初撮影から息がぴったりでした」
と自信を見せた。

その迫力を間近で見ていたイ・ジュミョンは、
「本当に怖かったです(笑)。演技が上手すぎて圧倒されました」
と冗談交じりにコメント。

実際、制作発表会でも4人の掛け合いは非常にテンポが良く、現場の空気そのものが作品のエネルギーを物語っていた。

“キム・スノク流”は継承されるのか

本作にはキム・スノク作家がクリエイターとして参加していることから、“どこまでキム・スノク色が出るのか”にも関心が集まっている。

コ監督は、
「“キム・スノク作品ってこんな感じにもなるんだ”と思ってもらえることが第一目標」
と語りつつも、

「自分自身も長い間準備してきたので、自分の色も見せたい。だから、あえてキム・スノク作家の過去作も途中までしか見ませんでした」
と明かした。

つまり本作は、“キム・スノク風ドラマ”ではなく、“キム・スノク的スピード感を持ちながら、新たな色を加えた財閥ドラマ”を目指していると言えそうだ。

2026年最大の“財閥ドラマ”になるか

魂チェンジ、財閥後継争い、人生リセット、家族愛、そして怒涛の展開――。

「新入社員カン会長」は、韓国ドラマファンが好む要素をほぼすべて詰め込んだ野心作だ。

さらに、入隊前最後の作品にすべてを懸けるイ・ジュニョン、怪物級の演技力を誇るチョン・ヘジンとチン・グ、そして“ポスト「財閥家の末息子」”を狙う制作陣の自信まで加わり、期待感は日に日に高まっている。

“2026年版・新たな財閥ドラマの代表作”となるのか。

YouTube|JTBC「신입사원 강회장」제작발표회制作発表会動画一覧

「新入社員カン会長」は、5月30日22時40分より韓国JTBCで放送開始となる。日本ではLeminoにて同日深夜(31日0:12~)国内独占配信される。※第3話までは無料配信。

韓国ドラマ「新入社員カン会長」日本版ティザー映像

JTBC「신입사원 강회장」HP

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