桜井ユキ、「しあわせは食べて寝て待て〜早春の養生編〜」で“さとこ”への帰還を語る
NHK特集ドラマ「しあわせは食べて寝て待て〜早春の養生編〜」(8月18日放送)より、主人公・麦巻さとこ役の桜井ユキのオフィシャルコメントが到着した。
本作は、2025年に放送されたドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」(全9話)の第6話と第7話の間にあった、語られなかったエピソードを描く特別編。麦巻さとこ(桜井ユキ)、羽白司(宮沢氷魚)、大家の美山鈴(加賀まりこ)が織りなす、凸凹だけれどどこか心が安らぐ日常が再び描かれる。
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今回の特別編には、ドラマ10版に続いて土居志央梨、福士誠治、田畑智子も出演。約1年ぶりに団地やスタジオセットに足を踏み入れたキャストから、作品への思いを語るオフィシャルコメントが到着した。
■麦巻さとこ(桜井ユキ)役紹介
一生付き合う病気(膠原病)を抱え、会社を退職。週4日のパートで暮らしながら、家賃5万円の団地で新たな生活を始める女性。隣人の司が作る薬膳料理や、大家・鈴との交流を通じて、少しずつ心を取り戻していく。
■桜井ユキ コメント(全文)
――特別編の話を聞いた時、どう思いましたか?
単純にすごくうれしかったです。前作の撮影を終えた時に、どこかでまた皆さんと集まれるんじゃないかなという気がしていました。それは願望も含めてですけど。撮影時間が本当に楽しかったので、いつ撮影になるんだろうなと心待ちにしていました。
――クランクイン初日はどうでしたか?
1年ぶりということもあり、再びさとこを演じることへの若干の不安がありました。バス停で歩いているシーンは、自分の中でまだ不安要素がちょっと残っていて、歩き方だったり、そのテンポがなかなかうまく取り戻せないところがありました。正直、あの時はセリフがなくてよかったなと思っていたんです。
でもその後、司(宮沢氷魚さん)と会うシーンを撮影させていただいた時に、パチンと来たというか、さとこってこの温度感だったなというのを取り戻せて、「あ、さとこに戻れた」と感じました。そこはすごく氷魚くんに助けられました。その後、鈴さん(加賀まりこさん)にまた再会した時に、さらにそこでさとこが完成したというか、やっと戻ってきたなと思えました。最初からさとこに戻れたというよりは、キャストの方たちに会うたびにどんどん“取り戻していった”という感覚が一番しっくりきます。
――印象に残っているシーンは?
早朝に司と、とある場所に向かうシーンです。深夜2時ぐらいに集合しまして、本当に景色が美しくて。あの景色を見た時に、「あ、司さんはこれをさとこに見せたいと思ってくれたんだ」と心から感じました。司は身近な幸せを、さとこにそっと優しく届けてくれる存在。こんなところにもさとこの知らない美しい景色や幸せがあって、それを一緒に共有しようと言って、司が連れて行ってくれたあの景色が本当に忘れられません。
その後に、なんてことない塩むすびを一緒に食べるシーンもありました。セリフはそんなに多くなく、静かなシーンではあるんですが、温かで些細な幸せを感じさせてくれるあそこの一連はまさに私が「これぞ『しあわせは食べて寝て待て』だな」と思うシーンで、とても心に残っています。また、現場にはフードコーディネーターの飯島奈美さんが駆けつけてくれて、早朝に温かいおむすびを握ってくれました。私も氷魚くんもとても驚きましたし、「握り立てを食べてほしい」とおむすびを届けてくれたそのお気持ちがすごくうれしかったです。
――宮沢さん・加賀さんとの共演はいかがですか?
加賀さんが演じられる鈴さんは、実は原作を読んで想像していた印象からちょっと違ったんです。「あ、こういう鈴さんで来るんだ」という衝撃からの、そこからの鈴さん、本当に大好きになりました。気を遣われすぎてしまうと逆に萎縮してしまったりすることって日常でも多々あると思いますし、もちろん鈴さんは空気を読んで、優しさも込めて接してくださってるんですが、時にあえて気づかないふりをしてさとこに遠慮せず来てくださるあの感じ、その加賀さんの塩梅がもう絶妙で。「あ、こういう人がそばにいたら本当に救われることってあるんだろうな」と思いました。
氷魚くんが演じる司は、原作から飛び出してきたような魅力もありつつ、そこに氷魚くん自身の持つ柔らかさだったり、繊細さみたいなものがプラスされて、司がいるだけでその場が柔らかくなるというあの安心感、本当に素敵だなと思います。お芝居をしていても沈黙が嫌じゃない、むしろ沈黙さえも心地がいいと思えるテンポの取り方や雰囲気を醸し出せるのがすばらしくて、それが司のキャラクターの魅力でもあり、やっぱり氷魚くんが演じるからこその魅力だと強く思っています。
――薬膳や養生について、撮影を通して取り入れた習慣はありますか?
ニラをよく食べてます。前作に登場したニラに黒ごまをかけて炒めるメニュー、ニラを炒めてそこに黒ごまがかかっているだけのお弁当のおかずだったんですが、それがびっくりするぐらいおいしくて。いろいろ調べると、やっぱりニラはすごく体にいい効能があるみたいで。それ以来「ニラにゴマかけとけばなんとかなるかもしれない」と思って、忙しい時とか、撮影が続いて食事にちょっと気を遣いたいという時に、私はごま油でニラを炒めて黒ごまかけて済ませています。そういうのでも自分の体に気を遣ってるんだって思える、その時間もすごく大事だなと思うようになりました。
以前は、薬膳というものに対して、もっとハードルの高い、手の出しづらいイメージが私にもありました。でもこのドラマの撮影を通して飯島さんの作った薬膳料理というものをいただいて、「あ、これも薬膳なのか」「このシンプルな調理すらも薬膳と呼んでいいのか」という新しい発見が本当にたくさんあって、意識が変わりましたね。
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
スペシャルドラマだからといって特別な出来事が起きるわけではありません(笑)。ただ、もう一度あの団地の人たちに会いたい、あの温かな空気を感じたい。そんな気持ちで観ていただけたらうれしいです。この夏も、皆さまが健やかで穏やかな日々を過ごされますように。スタッフ・キャスト一同、心を込めて撮影しました。ぜひ楽しんでいただけたら、しあわせです。
特集ドラマ「しあわせは食べて寝て待て~早春の養生編~」は、8月18日(火)22時から11時12分までNHK総合で放送。NHK ONEでも同時・見逃し配信が予定されている。
特集ドラマ 「しあわせは食べて寝て待て~早春の養生編~」
【放送予定】 総合2026年8月18日(火)夜10時~11時12分※NHK ONEで同時・見逃し配信予定
【原作】 水凪トリ「しあわせは食べて寝て待て」
【脚本】 澤井香織
【音楽】 中島ノブユキ
【出演】 桜井ユキ、宮沢氷魚、福士誠治、田畑智子、中山雄斗、奥山葵、西山潤、土居志央梨、加賀まりこ 他
【演出】 中野亮平
【制作統括】 小松昌代(NHKエンタープライズ)、石澤かおる(NHK)
◇公式HP
◇公式Xアカウント @nhk_dramas
◇ハッシュタグは #しあわせは食べて寝て待て
◇NHK「しあわせは食べて寝て待て」サイト
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