★「歴史ドラマ」を楽しむ-韓国三大悪女-『女人天下』チョン・ナンジョン編③

【特集/韓ドラここが知りたい/三大悪女】

★「歴史ドラマ」を楽しむ-韓国三大悪女-『女人天下』チョン・ナンジョン編③

※ネタバレがいっぱいですが、読んでからでもドラマを楽しめるよう配慮しています。
それでも、気になる方はドラマを見てから、お読みください。(20話くらいまで)

3代王・太宗の徹底した王建体制でどうにか落ち着いた王朝。次の4代・世宗も名君の誉れ高い王で、ハングルの創制を始め歴史書などの書物の編纂や、測雨器や時計など各種の科学器具の開発などで多くの功績を残した。2代続いた名君に朝鮮王朝は安泰かのように思えたが、世宗の死後またもクーデターが起きる。クーデターを起こした本人は7代王・世祖となった。しかし、これがなかなかの名君ぶりを発揮している。9代王・成宗も国を良く治め、ここに挙げた4人の名君のだれか一人でももう少し長く国を治めていれば、王朝の未来も違っていたといわしめた。

しかし、優れた親の元に必ず良い子が育つとは限らないもので、長男の燕山君(ヨンサングン)があまりにも悪すぎた。王位に就いた当初はおとなしくしていたものの、すぐに政(まつりごと)に飽きたのか、贅沢放蕩三昧の生活を送るようになる。全国から美女を集めてキーセンを養成し、国立大学を遊技場にしたりした。つまり、東大や京大をナイトクラブやキャバレーにしてしまうようなもんだ。とにもかくにも、キーセンがもっとも栄えた(?)のがこのヨンサングンの時代だ。ここであらためて、「韓国三大悪女とは?」のページの27人の王の名前を見て欲しい。ほとんどが「祖」、または「宗」という字がついている中、ヨンサングン(燕山君)と、15代王のクァンヘグン(光海君)の二人だけが「君」だ。「君」は王であることを認められず、王子として残ったという意味の「王」としては大変不名誉な呼称である。

王が政に興味をなくすと、官僚同士の対立も激しくなり、王朝建国や外戚といわれる王族との婚姻関係を結んだ官僚の多い“勲旧派”と、地方で力をつけてきた“士林派”の対立が激しくなってきた。ヨンサングンといえばますますの放蕩振りで、遂には王朝の財政も傾き、そんな自分をいさめる者は勲旧派であろうが士林派であろうが容赦なく虐殺していく。たまりかねた勲旧派が遂にヨンサングンを殺害する。実際の史実では、廃位させられ流刑されその後病死とある。

こうして担がれたのがヨンサングンの弟の11代王・中宗だ。ドラマ「チャングム」を見た方はなじみが深いだろう。チャングムの宮廷入りを助け、遂にはチャングムを愛し、側室にしようとしたあの王だ。
「女人天下」では、線の弱い王として描かれている。勲旧派に押し切られ、苦労をともにした糟糠の妻を追い出し、勲旧派の娘や妹といった身内を側室に迎える羽目に…。2番目の王妃は待望の王子を生むが死亡する。そして、2番目の王妃が生んだ子どもの養母となるべく3番目の妃を迎えようとしていた。

【出世期:キーセン房時代】
ナンジョンは、妾の子ということで本妻とその子共たちの執拗ないじめに、とうとう家を飛び出しキーセンになることを決意する。もちろん、キーセンになりたいわけではなく、キーセンになることで両班との出会いを求め、成り上がりを狙うつもりなのだ。

そもそも、キーセン(妓生)とは、朝鮮王朝時代に宮中での宴会で歌舞を披露するために置かれた芸妓。身分的には賤民という低い地位ながら、両班や外国からの使者を相手にするため、歌舞・学問・詩歌など高い教養が必要だった。何の後ろ盾もないナンジョンが、己の美と知性を利用して天下になりあがろうとするには、キーセンになるのが一番手っ取り早く、確実な方法だったわけだ。うまくすれば、位の高い両班の側室だってなれるのだから…。

家出をしたナンジョンは革靴屋に逃げ込む。そこで、メヒャンという娘から「キーセンになったら?」と勧められ、ナンジョンはキーセンを踏み台にのし上がることで人生の活路を見出そうとするのだ。もちろんヨンランママも養父も大反対!しかし、紆余曲折はあったものの結局メヒャンと、朝鮮一のキーセンになることを誓う。二人のたてた誓いの内容は、メヒャンがいつか素敵な男の人の目に留まって一生を添い遂げる…という可愛いものに対して、ナンジョンは富と権力を手にするためなら女の武器を徹底的に利用し、何人の男とどうにかなってもかまわない!と、なりふり構わずのなり上がりを夢見るというもの。

ところで、“キーセン、メヒャン”という言葉を聞いて誰かを思い出さないだろうか?そう、あの朝鮮一の名妓ファン・ジニを描いたドラマ「黄真伊」の“都の教坊”のヘンス(代表)オク・メヒャンだ。メヒャンはナンジョンに本気で朝鮮一のキーセンを目指すなら、“ソンド教坊”にいくべきだとアドバイスする。教坊とはキーセンを養成した官営の機関のことで、ソンド教坊はファン・ジニのいる教坊。
「黄真伊」では、キム・ボヨンという女優が見事なまでに強い女を演じたが、「女人天下」のメヒャンはもう少しかわいらしくパク・チュミが演じている。彼女は、宮廷医官のドラマ「ホジュン」で14代王・宣祖の第1王妃の恭嬪(コンビン)妃を演じた女優。かつて、日本の雑誌「VOCE」が、韓国の美人女優の代表として彼女の特集を組んだこともあるほどだ。ナンジョンを演じた恐ろしいほどの目力を持つカン・スヨンは好き嫌いのある美しさだが、このパク・チュミンは万人に愛される正統派の日本人好みする美人だ。

この頃ナンジョンの貞操が危なくなるやばい事態が起きる。そこを助けるのが、初恋のギルサン。ギルサンとの純愛もドラマのもうひとつの見どころではあるが、まあ、この後の悪女振りがあまりにも激しいので、純愛の方はどうしても影が薄くなるのは否めない。とにかく、ギルサンは生涯かけてナンジョンを想い続け、見守ることになるのだが、初恋ごときのために初心を忘れるナンジョンではない。それどころか、メヒャン目当てで日参するユン・ウォンヒョンという両班の相手を自らが名乗り出るのだ。そして、このウォンヒョンこそは、3番目の王妃となったムンジョンの兄だったのだ。実際は、兄ではなく弟だが、まあ、兄にしたほうがより不甲斐なさが強調されるだろう。

先見の明のあるナンジョンは、自分の人生を変えるのはムンジョン王妃だと信じ、その兄であるウォンヒョンに秋波(色目)を送る。のぼせ上がったウォンヒョンの「側室に!」との申し出に、ナンジョンは散々じらした後、王妃に会わせるという約束との交換条件でその申し出を受ける。この頃、宮中では、ムンジョン王妃が側室相手に孤軍奮闘のバトルを繰り広げていた。 

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Photo by (c)Tomo.Yun (yunphoto.net)
キャスト: チョン・ナンジョン(カン・スヨン) / 文定(ムンジョン)/ 王后(チョン・インファ) / キルサン(パク・サンミン) / ヌングム(キム・ジョンウン)
原作:パク・チョンファ 、演出:キム・ジェヒョン(金在衡)

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