「華麗なる遺産」放送開始記念イベント2010/3/5(記者会見レポート)

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2010年3月5日(金)午後3時から、東京・お台場フジテレビ球体「はちたま」で開催された、「華麗なる遺産」放送開始記念イベント記者会見をレポート。(  )は、文章だけでは伝わりにくい現場の雰囲気など。

初のツーショット来日ということもあり、20席用意されたカメラ席も足りない程。50席ほどのマスコミ席は満杯。関係者の立ち見も合わせると100名程。

司会はフジ川端アナ。
登場したハン・ヒョジュはまるでお人形?手元の資料を見ると身長170センチ。ハイウェストのミニスカートがスタイルのよさを際立たせる。

まずは挨拶。
ハン・ヒョジュ(以下、ハン):コンニチハ、ハンヒョジュデス。コンナニアッテウレシイデス(カナは日本語)。(司会から日本語がうまいと言われ)スコシズツベンキョウシテイマス。
イ・スンギ(以下、イ):コンニチハ、イ・スンギデス。ヨロシクオネガイシマス。。ベンキョウチュウデス。マダマダデス。

Q:台本を初めて読んだ感想は?
ハン:シノプスを受け取ったときより、台本を読んだときのほうが面白い。読めば読むほど面白かった。
Q:台詞が多いですが。
ハン:物語がとてもよくできていたので、1度さっと読むと(台詞が)頭の中に入ってきました。
Q:撮影中の雰囲気は?
ハン:これまで何度かドラマには出演しましたが、今回ほど制作者、作家、俳優たちの皆さんと息がぴったりなのは初めて。本当に気持ち良く、演じるときもリラックスして、雰囲気を楽しみながら演じられました。この点は皆さんに自慢したい点でもあります。
イ:台本をもらっての感想は初主演作品であったこと。事務所の社長や関係者が良い作品だと薦めながら台本を渡してくれました。
読んでみると、これまで皆さんが僕に抱いているイメージとは反対のわがままなキャラクターで、面白さを充分に見せられると思いました。もちろん心配もありましたが、楽しく撮影に臨めました。

Q:韓国で視聴率が16%から尻上がりに伸びてましたが。
イ:俳優なら自分たちの作品に対して期待しないといったら嘘になりますが、監督も私もさほど大きな期待はしていませんでした。ただ、初主役作として学ぶ立場で挑みました。しかし、フタを開けてみると、視聴率が急上昇で、多くの皆さんが観てくれたことに感謝です。ヒョジュさんとの呼吸もぴったりで、撮影スタッフの皆さんとのムードもよい上、視聴率の上昇もあり現場の雰囲気はさらに良くなりました。

Q:ドラマの収録中一番印象に残ったのは?
ハン:タクサンアリマスケド(顔を見合わせて、笑)…スンギさんは演技に対する情熱がものすごく、それが裏目に出ることもあって…私の台詞まで覚えていて、私が演じるときに口パクをするんで、あわててNGを出したことも。(爆笑)

Q:目の前にプロンプターがあるようですね。
イ:ソウデス。スミマセン。(笑)僕は、ヒョジュさんとの素敵なキスシーンが印象に残っています。キスシーンなのでカッコよく、そして素敵に見えるように頑張ろうと思ったんですが、後でヒョジュさんから、「もうちょっとこうして欲しかった」と言われ…まだまだ努力不足で…これからもっとがんばります。

Q:今後、日本を含む81カ国で放送される程の大ヒットで、街には、ウンソンファッションは今も多いようですが、実感は?
ハン:私が泣いたり笑ったりする演技で、多くの方がその感情を共有してくれたことが一番嬉しく、幸せに感じました。この作品を終えて変わったことは…道を歩いていて多くの方が気づいてくださり、レストランではおまけもついたり(笑)。何よりも、これからの作品選びの幅が広がったことです。
街には、ウンソンヘアーや、スキニージーンズにルーズなTシャツルックが流行ったりして、不思議でもあり、とても嬉しくもありました。また、こんな機会があるのかしらと思い、とても嬉しいです。

イ:初主演してドラマの威力を改めて思い知りました。ドラマの中でファンは、スカーフをよく巻いていますが、街にはスカーフを巻いたり、ファンの言葉をまねたりする姿が多く見られました。とても不思議な気分です。僕は歌手として活動してきましたが、歌手とは違う形で流行が現れたことに驚きを実感しました。これからもさらに素敵な作品を通して皆さんの前に立ちたいと思っています。

Q:流行の先端にいることへの感想は?
イ:流行を作っているというより、演じたキャラクターが皆さんに大きな影響を与えていることを実感しました。台詞の中でよく使った、ハルモニ…オバアサンという言葉が広まり、「ハルモニ」をいろんなトーンで言い分け30分番組ができたことには驚きです。今では、ハルモニといえば「華麗なる遺産」!

(ここからは記者からの質問コーナー)
Q1:共演前後の感想。ヒョジュさんにはファンのような男性はどうか?スンギさんにはウンソンのような女性はどうか?
ハン:スンギさんとの出会いは19歳の「ノンストップ」という作品でした。そのときは大学生というイメージ。私もそのときは学生。その後随分たって、この作品で再会しましたが、これまでのスンギさんと(ファンとの)ギャップがありました。ファンはドラマ前半ではタフな人物で、あの善良そうな顔をしたスンギさんが演じられるのかと心配しました。でも、ドラマが始まると、そこにはファンの顔があって驚きました。スンギさん変わった?と思うほど人物になりきっていましたね。本当に良い友達が得られたようで嬉しく、スンギさんは以前のイメージ+αが加わったようで、今回ご一緒できたことを本当に喜んでいます。

イ:ヒョジュさんとは僕が韓国の歳で20歳のとき出会いました。短い期間でしたが、同じ大学ということもあり、再会したときは旧知の仲のようでした。ヒョジュさんはドラマの中のウンソンと同じで、明るく素敵な女性。僕もドラマを通じて本当に良い友人ができたと思っています。ドラマが終わって随分たちますが、今でも連絡を取り続ける女優さんはヒョジュさんだけです。(二人顔を見合わせて笑顔)

Q2:ドラマの中で一番のお気に入りとその理由を。
イ:いろいろありますが…ファンという人物はとてもわがままで自分勝手なんですが、彼がそうなったのか分かる場面があります。ファンの性格は父親に対する記憶が起因していて、父を交通事故で亡くしたんですが、同じような出来事が起き、そこで大声で叫ぶシーンがあるんです。彼がわがままな性格になった理由が分かる大切なシーンでした。

ハン:たくさんありますが、全般的にウンソンは負けず嫌いで、いろんな困難を乗り越えていく人物として描かれています。ですから、どこかひとつを選ぶことは難しいのですが、4話でのおばあさんとのやり取りとか、ソルロンタンの店で、自分の主張をきちんと伝え、対立していたファンを自分の側に巻き込む彼女の描かれ方がとても気に入っていました。
また、好きな場面は、最後のエンディングです。ドラマは終わりましたが、物語が何かここからまた幸せな道が拓けるような余韻を残す終わり方でした。ですから、最後まで楽しんでこのドラマを観てください。

Q3:日本のファンに一言。
ハン:どこ?(質問者の所在が分からず、キョロキョロ!そのしぐさが激かわいい)(爆笑)。個人的にも楽しみ幸せな気持ちで作品に臨めた作品でした。私の人生においても素晴らしい作品として思い出に残る作品です。皆さんも作品を見終わった後で、生きることへの希望や幸せを感じていただけたらうれしいです。
イ:正式に日本を訪れて初日の広報活動で、多くの方が私に気づいて感心を持って下さり、お忙しい中こうして取材に駆けつけてくださった皆さんにも感謝いたします。多くの方にドラマを観ていただきたいと思います。そして僕自身チャンスがあれば日本での活動もしていきたいと思っています。それが、歌手なのかドラマなのか分かりませんが、日本での活動を広げたいと思っているのが僕の夢です。これまで、そしてこれからも応援してくださる皆さんに心から感謝をいたします。

会見は以上で終了。この後、休憩を挟んでフォトセッション。こういった会見では、熱愛した主人公たちが、当然のことだが、意外と他人行儀だったりして少々興ざめすることもあったが、この二人は本当に良い友人関係のようだ。会見中、二人で顔を見合わせて笑うほほえましいシーンもたくさん見られ、プライベートでも良い友人として付き合っているのが見てとれた。

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出演:イ・スンギ、ハン・ヒョジュ、ペ・スビン、ユ・スンミ