明日のエネルギーを求めて パートⅡ全5話

将来のエネルギーを考えるとき、石油資源の枯渇、地球温暖化など、様々な問題があります。こうした問題を乗り越え、日本はこれからどのようなエネルギーを選択していけば良いのか。諸外国の取り組みを例に世界のエネルギー事情に詳しい中村政雄氏(電力中央研究所研究顧問)がわかりやすく解説する5回シリーズの番組です。第1回目はまず日本に大きな衝撃を与えた1973年の石油ショックの時代からから現在までの日本のエネルギーの変遷を見てゆきます。そして地球温暖化に伴う二酸化炭素削減問題などエネルギーにかかわる新たな問題も解説し、日本をはじめ世界各国が、地理的、外交的事情からどのようなエネルギー構成を実現させたのかをデータで確認しながら、シリーズのテーマである「ベストミックス」の考え方を解説します。
  • 中村正雄(コメンテーター) 電力中央研究所 研究顧問、正木敬子(司会) フリーアナウンサー、瀬田光彦(ナレーター) フリーアナウンサー
  • 再生時間 : 29分
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世界各国のエネルギー事情を例に日本の明日のエネルギーを考える番組の第2回。今回はイギリスの取り組みを見てゆきます。イギリスは北海の豊富な地下資源に恵まれ、エネルギー自給率が120パーセントを超える資源輸出国です。しかし、数年先には北海油田の生産量は減少してゆくと考えられ、将来に備えて研究と開発を進めています。まず番組では北海油田の開発風景や世界初の商業用原子力発電所の開所式の模様など資料映像を元に20世紀初頭から現在にいたるまでのイギリスのエネルギーの変遷を解説します。将来の資源の枯渇にそなえ、イギリス政府が打ち出したのは「2010年までに電力エネルギーに占める自然エネルギーの比率を10%まで高める」という方針でした。風力発電・波力発電、そして燃料電池の研究現場を訪ね、開発の現状と将来への見通しをリポートします。
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 29分
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世界各国のエネルギー事情を例に明日のエネルギーを考える番組の第3回目。今回取り上げるのはアメリカです。アメリカは世界最大のエネルギー消費国ですがその70%近くを自給し、エネルギーバランスがとれた国です。しかし酸性雨などの環境問題が起き、解決に向けた取り組みが始まっています。番組ではゼロ・エミッションを実現する新しい火力発電所の建設と、原子力を見直す動きを取り上げます。スリーマイル島での原子力発電所事故以来、如何に安全性を向上させて来たのか、規制改革で生まれ変わったアメリカの原子力事情を解説します。                                                                             そのほか、開発が進む燃料電池自動車の様子、市民と一体となって革新的なエネルギー社会の実現を目指すカリフォルニア州サクラメント電力公社スマッド(SMUD)の取り組みを紹介します。
  • 上記キャストと同じ
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世界各国のエネルギー事情を例に明日のエネルギーを考える番組の第4回目。今回取り上げるのはフランスです。石油など地下資源の乏しいフランスは石油ショック以降、石油への依存を下げるため、原子力エネルギーを積極的に取り入れてきました。そのため現在では発電エネルギーに占める原子力の割合は80%。そして、一次エネルギー全体では石油など化石燃料と原子力エネルギーがバランスの取れた構成になっており、エネルギー自給率も50%を達成しています。まず番組では国立原子力科学技術学院(INSTN)、コジェマ・ラ・アーグ再処理工場などを訪ね、良好なエネルギーバランスを達成した背景に原子力産業を支える独自の人材育成と情報公開制度があることを解説します。そして使用済み核燃料や波力などの再生可能エネルギーを活用してエネルギーの自給率を将来も維持しようとするフランスの取り組みを紹介します。
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世界各国のエネルギー事情を例に明日のエネルギーを考える番組のシリーズ最終回。第5回「どこへ向うのか?日本」では、既に紹介してきた諸外国の取り組みをVTRで振り返りながら、日本がオイルショック以降進めてきた、新エネルギーの開発や原子力の推進、省エネルギー技術の現状を紹介しながら、日本の明日のエネルギーについて考えて行きます。日本は原子力についてはアメリカ、フランスに次いで世界で3番目の設備容量を保有、太陽光発電では世界一の規模を誇るに至っています。エネルギー構成のバランスは石油ショックの時代に比べると良くなりベストミックスに近づきましたが、原子力を含めたエネルギー資源の自給率は未だ20%と低く更なる努力が求められています。様々な新エネルギーの紹介と克服すべき問題点などを解説します。
  • 上記キャストと同じ
  • 再生時間 : 29分
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