巨人の星全182話
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実力を見せつける堀内。振り遅れファールになった飛雄馬の打球を、正確に堀内に打ち返した者がいる。花形であった。あまりに派手な花形の登場に、益々、甲子園球児へのライバル心を燃やす堀内が投球に入った時、花形が叫んだ。内角低目を狙え!動揺し、ボークを取られる堀内。続いて花形は内角のベルト辺りと予想。花形の挑発に、気合いの入る堀内。速水は、花形の無策振りを笑う。
(C)梶原一騎・川崎のぼる/講談社・TMS
玩具代わりにボールを握らされた頃よりの夢、巨人入団を果たした星 飛雄馬。川上監督は、押し寄せる記者団に対し、飛雄馬の取材を薦めるが、気付いた星と伴は、タクシーで逃げ出した。生まれ育ち、貧しくとも夢見て育った町。そんな長屋に到着すると、みんなが出迎え、口々におめでとうと言う。川上監督が、直々に星 一徹を訪ね、住民は、それで合格を知ったのだ。
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飛雄馬の巨人軍入団が新聞を賑わせ、青雲元野球部の元部員達が、自分達が飛雄馬の引き立て役でしかなかったと気分を害している頃、高校野球選抜チームのハワイ遠征に、青雲の伴 宙太が選ばれる。天野先生は、これを機会に野球部復活を提案。だが、PTA会長・伴 大造は、宙太の巨人入りを聞き激怒。宙太と野球の縁を切らせたいと、話し合いの余地が無い。その後、星家を訪れた天野部長は、部員に申し訳無いと落ち込む。その時、昼のスポーツニュースに花形親子が登場。
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伴 宙太の参加する、高校野球選抜チームのハワイ遠征は、大成功。第一戦では13対4の大差で勝ちを治めた。新聞でも報道され、宙太の手紙と共に飛雄馬のやる気を刺激する。飛雄馬が巨人の選手として二軍の練習に初参加するその日、父・一徹は、珍しくタクシーを用意し、合宿所まで送ると言う。タクシーの運転手からサインを求められた飛雄馬を、一徹は、まだ、そんな身分ではないと一喝。タクシーを途中で止め、巨人軍合宿について話す。
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二軍合宿所、2日目の朝を迎えた飛雄馬は、同室の大内山 左右太郎と初対面の挨拶をする。大内山から、合宿所が、起床や就寝時間の設定、外出の自由など他球団に比べて緩やかな規律である事を聞く。だが、大内山は、飛雄馬に忠告した。自由だからとノンビリするような意志の弱い者は、王者・巨人軍の練習に参加する資格はない。自己管理能力を問われている。自由である事の恐ろしさを知る飛雄馬。
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ONを完封にも関わらず一軍昇格のない飛雄馬。夢にまで見た一軍は、投手陣が火の車だというのに、飛雄馬には声すらかからない。投球練習でも、コントロールやスピードだけ、打者を威圧する何かが足りないと、グラウンド5周の罰。その間にも、スライディング練習で速水は誉められている。一歩リードを確信した速水は、悩む飛雄馬を更なる孤立に追い込んで行く。
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セ・リーグ・ペナントレースは大詰め。巨人の優勝が懸かった大洋戦は、六回からリリーフした大洋の新人・倉木の健闘が光り、九回まで大洋リード。倉木は、北海高校時代、北海道代表として甲子園の土を踏み、プロ入り後は二年間の二軍生活の上での、今回の登板であった。飛雄馬は、いつの間にか倉木と自分を重ね、敵であるはずの倉木を応援していた。だが、飛雄馬の応援虚しく九回裏、長嶋の三塁打、そして王のサヨナラ本塁打で巨人のリーグ優勝が決まった。
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倒れても倒れても立ち上がり、千本ノックを受ける飛雄馬の姿に、先輩・大内山は、退団を決意する。入団して二年、自分は、この世界に向いていないと夜中に出て行こうとする大内山。止めようとする飛雄馬に大内山は、自分の昔話をする。入団当初一軍で3連勝し、スタルヒンの再来と騒がれた大内山は、同室の斉藤が、自分のせいで戦力外通告を受けたのを知り、その後、全く勝てなくなってしまう。
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今日も飛雄馬は、多摩川グラウンドでシゴかれている。また、ライバル意識が強い速水の策略で、飛雄馬は、常にボロボロだ。だが、そんな飛雄馬を出迎える者があった。ハワイ遠征より戻った伴 宙太だ。久し振りの友情を確かめ合う二人。ハワイ遠征は12勝1敗の大勝利。花形には、大リーグからの誘いもあったと言う。だが、花形は、大リーグに星 飛雄馬はいないと断わった。花形、左門の話を聞き、ボロボロの体に最高の薬だと闘志を燃やす飛雄馬。
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飛雄馬の部屋へ、突然、速水が荷物を持って来た。大内山の後釜として、速水が飛雄馬の同室になったのだ。甲子園の英雄には、ご不満でしょうがと言う速水に、冗談は止めろと言う飛雄馬。だが速水は、キッパリと嫌味だと言い切る。速水は、改めて宣戦布告をして来たのだ。おりしも宿舎では、紅白試合のメンバーが発表された。飛雄馬は白、速水は赤。闘志を剥き出す速水を見て、飛雄馬は庭で歎息する。
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