時代屋の女房2
1983年に映画化された、第87回直木賞受賞、村松友視原作の『時代屋の女房』。東京・大井町にある安物ばかりの骨董屋「時代屋」の主人と、そこにフラリとやってきた女との透明でしみじみとした情愛を描いたこの作品は“ネオ・人情喜劇”として若い観客の評判を呼んだ。そしてその続編「続・時代屋の女房」の映画化が、『時代屋の女房2』である。キャスティングを前作から一新、真弓役に名取裕子が挑戦し、安さんに古谷一行、谷村にはつかこうへい門下の加藤健一と魅力的なキャストが揃う。監督・脚本は、本作で監督デビューを果たした長尾啓司が担当し、新しくて明るい人情喜劇を誕生させた。
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