太王四神記全24話
月日が流れ、スジニと再会したタムドク。迷惑を掛けまいと去ろうとするスジニに、タムドクは、どんな事があろうが一緒にいて欲しいと抱きしめ、スジニは涙を流す。しかし、烙印を押されたカムドンが、大長老に操られるまま、スジニが守ってきた子供を連れ去ってしまう。またコムル村では、火天会の襲撃により、玄武と百虎の神器を奪われる。 子供の拉致を知らされたタムドクは、火天会との決着をつけるべく阿弗蘭寺(アブルランサ)に向かうのだった。
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タムドクは、後燕(コウエン)の高雲(コウン)の家でスジニを探すが、出かけて行方が判らないという話を聞く。しかしスジニは、タムドクやチョロの姿を物陰に隠れて見ていたのだった。その後政敵から高雲は後燕の太子を守ってくれたタムドクに、高句麗の太王に届けてほしいと、天弓と書いてある古い巻物を渡す。 その後、4年もの準備をした大遠征を開始した太王軍は、遂に百済の漢(ハン)城を占領する。落城の翌日、百済のアシン王は遠い道のりを歩いてタムドクを尋ねて来る。そして時が経ち...。
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息が苦しくなったタムドクの脈を計り、その脈の乱れにヒョンゴは驚く。その頃キハは、苦労して男子を産む。サリャンはスジニに、キハはあなた(スジニ)の姉だ、そして赤ん坊を助けてくれと頼む。 ホゲ軍内で内乱が起こり、ホゲは逃走する。その後ホゲの陣営にタムドクが到着すると、残った兵はひれ伏して許しを請い、太王軍に合流する。スジニを探しに出たチョロだったが、タムドクに聞かれても首を横に振る。契丹(キッタン)に追われるホゲを救う形となったタムドクだが、高句麗追放の罰をホゲに言い放つ。そのタムドクの後ろ姿に、ホゲは剣を投げつけたが、チュムチがタムドクの身代わりとなり、ホゲの刀を受け倒れる。その瞬間、百虎の神器が反応し始める。
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ヨン・ガリョはタムドクを裏切り、宮内の秘密の一室に置かれていた紅玉(朱雀の神器)と青竜の神器を持ち出し、キハに渡す。木にもたれ座っているチョロは、眠っているスジニの額に手を置く。夢を見ていたスジニは目を覚まし、チョロと目が合う。スジニはチョロに、自分はすべき事があると言い残し、キハを追い掛けて行く。 タムドクは契丹(キッタン)の族長達と会談を始める。タムドクは高句麗と兄弟になろうと申し出る。ホゲは自分から動くのを待っているタムドクの策略にかからないように、将軍らに兵士達が惑わされないように気をつけろと言い放つ。タムドクは、コ・ウチュン将軍にホゲ軍との距離を縮めるために、全軍の移動を準備させるようにと命じる。
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ホゲ軍の一部を見回っていたチュムチは警備された馬車を見つけ、その中に閉じこめられていたタルビとパソンを救い出す。契丹(キッタン)の地に立ち入った太王軍は、多くの屍が並ぶ凄惨な光景を目の当たりにして、移動速度を速めようとする。しかし馬から降りたタムドクは、弔ってやらねばと言う。 自分の剣に刺されたスジニが無事かどうか心配するキハは、サリャンに大長老を裏切り自分と運命を共にするかと尋ねる。契丹族に襲われた偵察隊の消息を聞いたタムドクは、犠牲になった遺体を回収すべくフッケ将軍に部隊を編成するよう指示する。
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怒りのあまり我を忘れたスジニは、キハに向けて剣を振り回す。キハは何とかスジニの剣をよける。キハの短剣に切られたスジニはうめいて倒れる。チョロはスジニを攻撃しようとするサリャンを止め、記憶が少しずつ戻ってきたキハは、スジニが自分の妹である事に気付く。 タムドクは契丹(キッタン)への出征を控えた将軍達に、戦争を避ける事が今回の遠征の目的だと言う。スジニはヒョンゴに、自分が黒朱雀だったのか、それ故にヒョンゴが自分を殺す事になるのかを尋ねる。最後の願いとして綺麗に着飾ったスジニは、タムドクに鎧を着せながら、涙ぐみ震える声で最後のあいさつをする。
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先王との約束を思い出したフッケは、スジニを養女にする事を決める。さらにタムドクに、一日でも早く王妃を貰うべきだと、そして自分の娘を見て欲しいと頼む。しかし、ヒョンゴはフッケに、スジニがチュシンの星が輝いた日、朱雀の光が登った百済のヘ氏邸で発見された子供だったと告白する。 処罰を恐れる重臣達に、タムドクは戦争でなく和平を結ぶ事でチュシン再興を目指す自分の想いを理解できないかと問う。ヒョンゴはチョロに青龍の神器を返そうとするが、セオを思い出したチョロはもう必要ないと言い、受け取らない。タムドクは、すぐに退却せねば反乱とみなすとの命を契丹(キッタン)にいるホゲ軍に送る。
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タムドク率いる太王軍は国内城(クンネソン)近くに到着したが、大神官となったキハからの書簡には、まずタムドク1人で身を清める儀式が必要だと記されていた。タムドクはコ将軍に国内城を包囲させるよう指示を出してから、心配そうなスジニやチュムチを残し国内城に入って行く。出迎えたヨン・ガリョは本当に1人で来たタムドクに驚き忠告しようとするが、タムドクは恐れずに神堂へと向かう。 神堂で待ち受けていたキハは、この先どんな事でもしてしまう自分を止めるなら今ここで殺してほしいと話すが、タムドクはもう殺す価値もないと言い、立ち去る。兵の目を盗み侵入したスジニとチュムチはタムドクと合流し、火天(ファチョン)会の秘密邸宅に攻め入る。その中でタムドクとスジニは、祭壇の下の赤い気運を発見し、慎重に近づいて行く。
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パソンが靺鞨(マッカツ)の鍛冶屋村出身だった事を火天(ファチョン)会に知られてしまったタムドクは、ホゲが北方を目指す理由は、白虎の神器を探す為だと知る。パソンは兄が見つかったという話をされ、付き添ったタルビと共にホゲ軍へと連行されてしまう。 タムドクは迫り来るアシン太子率いる百済軍に、関彌(カンミ)城だけでも太王軍1万人を超えるという偽の情報を流させる。対立するチンサ王はアシンに援軍を送らず、百済軍は引き返して行く。この難を乗り切ったタムドクだったが北方には向かわず、国内城(クンネソン)へ戻ると言い出す。出発前にタムドクはチョロに会いに行くが、チョロの部下カグンは行方が判らないと説明する。しかしチョロは真の王かを確かめる為に、隠れて同行することにした。
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チュムチとスジニは伝令に偽装し玉泉(オクチョン)城に入り込み、城門を開く。高句麗太王軍は玉泉城も占領する。太王軍が百済の城4つを占領したとの情報を聞いたホゲは、太王の御意に従うべきとのヒョンゴンの助言に激怒し、ヒョンゴンを剣で殺めてしまう。一方、天地神堂では、キハの手から放たれた赤い気運が大神官を包み、大神官は倒れる。 フッケは、タムドクに自分たちが関彌(カンミ)城に攻め入るべきだと言うが、タムドクはホゲ軍からの連絡がなければ高句麗に帰ると言う。一方、国内城(クンネソン)では、大長老がヨン・ガリョに白虎の神器が北方にある事を、ホゲに伝えるよう進言する。大神官はキハを次の大神官に指名し、息を引き取る。
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