日本侠客伝 浪花篇

「日本侠客伝」シリーズ第2弾。今回は、大正初期の大阪港を舞台に弟の死を知って横浜からやってきた主人公が、仲仕を借金で縛りつけている悪辣な博徒一家を、刑務所帰りのやくざの協力を得て、その一家を叩き潰すといった任侠世界が繰り広げられる。監督には、前作に引き続き、名匠・マキノ雅弘が、殺陣の魅惑と男の世界のむせぶような情感を見事に描く。キャストには、鶴田浩二・高倉健の顔合わせを筆頭に、大友柳太朗、里見浩太郎、長門裕之、藤山寛美、村田英雄、さらには八千草薫、入江若葉、五月みどり、南田洋子といった豪華メンバーが集う。監督 マキノ雅弘(1965年 98分)
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