ケモノヅメ全13話
古来より食人鬼を倒してきた「鬼封剣」。そのリーダーの息子である桃田俊彦は、弟の一馬に挑まれ、跡継ぎの座を賭けた勝負をする事になった。決闘に乱入したサルを追いかけた俊彦は、運命の女性・上月由香に出会う。
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俊彦は由香とのデートを重ねる。二人の愛情は深まっていくが、由香は何かを隠しているようだ。俊彦が、彼女を父親の十蔵に紹介しようと思った矢先に、十蔵が食人鬼に殺されてしまった。彼を殺したのは一体誰だ?
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俊彦と由香の逃避行が始まった。電車の中で鬼封剣の関係者と出逢ったが、俊彦の静止術のお陰で、何とか逃げおおせる。二人はラブホテルで愛しあうが、由香は興奮し過ぎたため食人鬼に変体してしまう。更に……。
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二十五年ほど前。桃田十蔵、柿の木刃、大葉久太郎は鬼封剣道場の三羽烏と呼ばれていた。三人はチンピラに絡まれていた上月春美を助け、行く当てのない彼女は道場で働く事になった。だが、春美の正体は食人鬼だった。
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館長となった一馬は、鬼封剣の近代化を進めていた。幹部候補の梅田はイメクラ嬢の姫子に入れあげていたが、彼女に食人鬼の疑いがかかる。梅田は姫子を連れて逃亡。一方、利江は隠し部屋を発見し、十蔵の日記を読んでしまう。
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俊彦と由香の逃避行は続いていた。由香は誕生プレゼント代わりに、俊彦に静止術を教えてもらった。その術が効いて俊彦の身体が動かなくなった時、あの巨大な男が二人の前に現れた! 彼はやはり追っ手だったのだ。
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政府に自分達の価値を認めさせたい一馬は、食人鬼の増加に合わせ、鬼封の回数を増やしていた。鬼封剣メンバーは疲弊し始め、一馬に不満を持つ者も現れた。一方、俊彦の許婚だった利江は、彼への想いを募らせていた。
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俊彦達を監禁したのは、鬼封剣と戦おうとしている食人鬼の武闘派組織。そのリーダーは、由香のかつて恋人の頬張岳人だった。俊彦は数日間、飲まず喰わずのまま放置され、更に恐ろしい拷問にかけられるのだった。
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俊彦と由香は再び逃避行を続けていた。喧嘩をしていた二人の前に、ワゴン車で旅する老夫婦が現れる。俊彦は彼らを追っ手ではないかと疑うが、誘われてワゴン車に同乗する。老夫婦との出逢いは二人に何をもたらすのか。
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由香を追いかけていた俊彦の前に現れたのは大葉久太郎だった。鬼封剣に協力してきた彼が、その正体を現して牙をむく。一方、自分の息子を鬼封剣の社長にしろという大葉の指示を、一馬は拒否。そして、大葉は……。
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