ロボットカーニバル全8話
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オープニング、エンディングは、大友克洋が絵コンテを担当。『金の鳥』『迷宮物語』やゲーム『ポポロクロイス物語』で知られる福島敦子がキャラクターデザインとして原画を担当するという形で制作された。タイトルロゴが、家々を破壊しながら走っていくというアイデアの秀逸さ、ダイナミックさが、ちょっとブラックな味付けと、大友作品らしい魅力に溢れたフィルムとなっている。福島敦子のリアルタッチでありつつ、遊び心も持った作画も実に素晴らしい。
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『フランケンの歯車』は、ケン・イシイやGLAYのミュージッククリップ等の仕事で、各方面からの注目を集めている森本晃司の初監督作品。世界征服を企むマッドサイエンティストの老人が、野望のためにロボットを作り上げる。老人の夢は叶うのだろうか?内容に関しては、ロボットが立ち上がる様子をじっくり描くという実にシンプルなものであるが、ディテールへのこだわり、凝った映像処理等の画的な魅力によって、見応えのあるフィルムに仕上がっている。レトロなムードも楽しい。
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『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』等の往年のタツノコ作品を彷彿させる、肉弾アクション主体の、正統派のヒーローアニメである。作業用ロボットだったツ・ムジは、捕らわれた少女を奪い返すため自らを戦闘ロボットへと改造し、悪の本拠地に挑む。アメコミ風の敵のボス、カムラ・トルーのデザインは大森英敏の師匠にあたる湖川友謙が担当。他のメカデザイン等も、一部、当時のビーボォーのメンバーが手伝っている。
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「プレゼンス」は、リアルかつ繊密な作画でアニメファンに知られる、梅津泰臣の初監督作品である。「映画的」である事を意識した作品であり、全編にそこはかとない寂寥感が漂う。画的なこだわりもかなりのもので、一部のカットの描き込みは究極的なレベルに達している。1コマ、2コマ撮りを多用したキャラクターの演技もかなりの見応え。ちなみにタイトルはレッド・ツェッペリンのアルバムから。主人公の「男」を『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン役の森次晃嗣が演じているのも、話題のひとつだ。
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エンターテインメントに徹して作られた漫画映画的な作品。最初に北久保弘之がイメージしていたのは、現代の町に巨大ロボットが現れ、その事によって起きたパニックを、ディテール重視で描いていくという内容の作品だった。だが、他のクリエイターの作品が形になっていく段階で、『ロボット・カーニバル』が「1本の」ビデオ作品としてのバランスが良くないと感じ、物語重視のエンターテインメント性の強い作品に路線変更したのだ。
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舞台は深夜の新宿。魔物達の饗宴を見てしまった酔っぱらいの男は、怪人ニワトリ男に追いかけまわされる事になる。リアルな作画でアニメファンの注目を集めていた、なかむらたかしの初監督作品であり、ある意味で実に彼らしい、動きの魅力やイメージの面白さを追求したフィルムになっている。『ファンタジア』の中の一編「はげ山の一夜」のような、音と映像を組み合わせた作品をイメージしていたのだそうだ。キャラクターや動きに関しては、ディズニーやフライシャー作品の影響が色濃く出ている。
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