サハラ全2話
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遊牧民はこれまで長い間ジンに親しみ、かつ苦しめられてきた。ジンとは風を吹かせ、砂嵐を起こし、人間と動物の両方の姿に変身できる、人を誘惑する精霊だ。この番組は、野生では世界最小のイヌ科の動物であるフェネックギツネとその天敵のスナネコ、致命的な一撃を加えようと狙うクサリヘビとまばゆいばかりに身を輝かせるハンミョウなど、野生生物の生態を追いかける。すべての生物は、砂漠の形を変え、害をなすジンの力を恐れ敬っているに違いない。
(C)NGCI
サハラでは資源は乏しく、生存競争は厳しい。この乾き切った土地では、すべての生物が必死になって空腹を癒やせるものを探し回っている。しかし、この地球上で最も生物に厳しい土地でさえ安らげる瞬間がある。砂漠の西端にあるアトラス山脈では、毛皮に覆われたマカクを狙って、ヒョウが深く積もった雪の上を忍び寄る。山の下では、まれにみる激しい嵐が、シマハイエナやサバクオオトカゲ、そしてガゼルの忍耐力を極限まで試している。
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